活動報告 2014年5月

中央アフリカ共和国緊急支援~国連WFP 中央アフリカ共和国事務所 プログラム・オフィサー 山下 美由紀からのメッセージ~

国際協力:国連WFP協会

私は、紛争のために深刻な人道危機が起きている中央アフリカ共和国の首都バンギで、避難民への緊急食糧支援、乳幼児やその母親たちの栄養強化、学校給食などのプログラムを担当しています。特に現在は、これから本格的になる雨期を前に、作物の種と食糧の配給をFAO(国際連合食糧農業機関)と共に重点的に行っています。生き延びるため、人々は作物を作るための種を食べなくてはならないほどの状況に追い込まれています。この時期に作付けができないと今年の収穫がゼロになってしまいます。これを防ぐために国連WFPは食糧の配布を急いでいます。

しかし、資金難で今後の活動がどうなるか分かりません。
こちらの治安は悪く、バンギ市内では銃声が聞こえることや、局所的に殺し合いが行われることもあります。国全体で治安が悪化し、食糧の輸送も難しくなっています。

中央アフリカ共和国は世界から忘れられた存在となってしまっていますが、どうか、このような小さな国でも忘れないでほしいです。日本からのご支援は大変大きいものです。まず、中央アフリカ共和国の状況を知ってください。そしてこのような状況はずっと続いていて、人道支援は常に必要だということをどうか忘れないでください。皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

「走る! KnK子どもセンター」の子どもたちがこの春卒業

子ども支援:国境なき子どもたち

陸前高田市内で活動する「走る! KnK子どもセンター」は3月も元気に活動しています。
子どもセンター運行開始当初から利用していた子どもたちが、この春卒業しました。

3月初めには公立高校の受験がありました。スタッフ・在校生の応援メッセージや受験生の決意を書いた桜の花びらが満開になった子どもセンターで、受験生の合格をスタッフも祈りました。合格発表当日、子どもたちがセンターに嬉しいニュースを伝えにきてくれました。結果は、、、今年も無事、全員合格です!

また、陸前高田市の小学校卒業生は、新しい中学校の制服を着て卒業式に臨みます。式当日、卒業する子どもたちがセンターにやってきました。まだ少しぶかぶかな制服でしたが、「大きくなったなぁ」と実感させられる凛々しい姿を見せてくれました。
3月末には「卒業を祝う会」を行いました。カレー作りやクイズ大会、スライドショー、子どもたち一人一人に向けた卒業証書授与など大変盛り上がり、笑顔で送り出すことができました。

春休みに入り、子どもセンターも通常の夕方の時間ではなく、昼間に運行しています。まだ風が少し肌寒い日もありますが、暖かい日差しの下、バスを飛び出して鬼ごっこや近くの森を探検しています。小中学生共に、新1年生の子どもたちが既にバスを利用し始めています。旅立ちと新たな出会いがある春。変わらない居場所として、今年度も子どもたちを見守り続けたいと思います。

本当の笑顔を取り戻せるように~静岡市「静岡市民クラウンの会」の活動報告~

保健/医療/福祉:中央共同募金会

災害ボランティア・NPO活動サポート募金(ボラサポ)では、被災地などで活動するボランティア・NPOを支援しています。今回は、静岡市「静岡市民クラウン※1の会」の活動報告です。

静岡市民クラウンの会は、非常に高い専門的スキルを持った者たちの集団で、日ごろ大道芸イベントでお客さまが笑顔になっていただけるようおもてなしする市民クラウンとして、また病院を訪問し子どもたちと笑顔を共有する活動も行っています。

震災後の地域の方々がそれぞれに悲痛な思いを抱え、仮設住宅など慣れない環境において、感情を閉ざしがちにされている中で、まずは現地に継続的に伺い、笑顔が共有できる関係になることを勧めてきました。

これまでの経験やスキルを生かしクラウンとして直に触れ合い、笑顔を引き出し、共に笑える存在としてお手伝いをしています。
仮設住宅の活動においては、毎回子どもたちだけでなく大人の方たちも、私たちの活動を待ってくれていて、必要とされていることを強く実感しています。

被災者の方々が本当の笑顔を取り戻せることを願い、がんばって活動を継続していきたいと思っております。ご寄付いただいた皆さまに、深く敬意を表すとともに、私どもの活動に対しご支援いただいたことをメンバー一同深く感謝いたします。

本当にありがとうございました。

[注]
  • ※1クラウン=道化師

六次産業化し地域の復興と再活性化を目指す「復興の桑プロジェクト」

まちづくり:日本ハビタット協会

仙台市若林区の津波の被害が特に大きかった畑に桑を植え、それを桑茶として六次産業化し地域の復興と再活性化を目指す「復興の桑プロジェクト」を実施しています。

2013年10月には農家の方々が中心となり農事組合法人「Champs du murier」が設立され、各地で桑茶の販売が始まっています。2014年度の政府による国営圃場整地事業の対象地域に指定されたため、3月に桑の苗木を他の農地に移植をすることを余儀なくされました。

農家の方々と相談し、移植先を若林区笹屋敷および今泉地区、宮城野区岩切地区に決め、2月から移植の準備を開始し、まず土壌作りを行いました。3月上旬に剪定を行い下旬から移植を開始しました。今まで植えた苗木で活着しなかったものや一回の収穫で駄目になってしまったものは全て除去し、根のしっかり張った1,500株だけを新たな畑へ移植しました。新たな苗木も順次植えられました。政府の政策により紆余曲折があったものの農家の方々の真摯な取り組みにより2014年度も収穫量を確保できる見通しが立ちました。7月には新しい桑茶の販売を開始します。

20万人が首都バンギで避難生活する中央アフリカ共和国

子ども支援:日本ユニセフ協会

写真は中央アフリカ共和国の首都バンギ近郊の主にイスラム教系住民の避難エリアPK12。避難している女性や子どもたちの栄養状態を診察しているテントで、お母さんが男の子にプランピー・ナッツというすぐに食べられる栄養補助食を食べさせています。プランピー・ナッツは、栄養不良と診断された子どもたちに配られています。

紛争が続いている中央アフリカ共和国では、生活状況が悪化し、世界の最貧国の一つとなっています。子どもたちは教育の機会、基本的な社会・保健サービスや安全を奪われています。現在62万人を超える国内避難民のうち、20万人が首都バンギで避難生活を送っているとされています。

数十年にわたり、この国で人道・開発支援活動を続けているユニセフは、今回の紛争の勃発を受け、緊急人道支援活動を開始。世界各地から、日本人を含む緊急支援専門家などのスタッフを大幅に増員(2014年4月現在144名)。国内4カ所の事務所とモバイル(移動)チームを拠点に、子どもたちの命をつなぐ「水」や「栄養」、「衛生」、「医療(保健)」などに加え、紛争前から深刻な状況が続いている「HIV(エイズ)」、そして、紛争に巻き込まれた子どもたちの「心のケア」や「社会復帰」、「教育」の再開など多様な分野で支援活動を展開しています。

ユニセフの活動は皆さまのご支援に支えられております。引き続き、世界の子どもたちへのご支援賜りますようどうぞよろしくお願いいたします。

5月は赤十字運動月間です~人間を救うのは、人間だ~

日本赤十字社


平成26年度赤十字運動月間ポスター

赤十字の創始者「アンリー・デュナン」の誕生日である5月8日は、世界189の国や地域で赤十字活動への理解と参加を呼びかける「世界赤十字デー」です。また、5月1日は日本赤十字社の創立記念日です。
このことから、日本赤十字社は5月を「赤十字運動月間」とし、広く国民の皆さまに赤十字を知っていただき、赤十字活動資金への協力を呼び掛けています。

赤十字が災害時に行う医療救護活動や救援物資の配付、救急法などの講習や国際活動は、皆さまから寄せられたご寄付と、多くのボランティアに支えられて行っています。「ソフトバンクかんたん募金」でご協力いただいた通話料も赤十字に寄付され、赤十字の活動に役立てられます。

これからも命を救う活動を続けていくために、皆さまのご協力をお願いいたします。

  • 内容は掲載当時の情報です。記載されている会社名、サービス名、肩書などは現在と異なる場合があります。