プレスリリース(旧ソフトバンクBB) 2004年

日本最大の野外音楽イベントFUJI ROCK FESTIVAL '04の
入退場管理に無線ICタグシステムを提供
~ リアルタイムな入退場管理と不正入場防止を同時に実現 ~

2004年7月26日

ソフトバンクBB株式会社(本社:東京都中央区、代表:孫 正義、以下ソフトバンクBB)は、本年7月30日から8月1日まで新潟県苗場スキー場で開催される日本最大の野外音楽イベント「FUJI ROCK FESTIVAL '04」(開催概要下記ご参照)の入退場ゲートに、同社がユビキタス社会の実現に向けた取り組みの一環として進めている無線ICタグシステムを提供します。

「FUJI ROCK FESTIVAL」は、今年で8回目を迎える、自然と音楽の共生を目指す日本最大級の野外ロックフェスティバルで、開催期間中には延べ約10万人の来場者が訪れます。同イベントでは、例年、スタッフの目視によって、リストバンド型入場チケットの確認作業を進めてまいりましたが、イベントの実施規模と多数の来場者数から、偽造リストバンドや不正行為への対策が課題となっていました。今回、ソフトバンクBBの無線ICタグシステムを導入することで、スタッフの目視に頼らない入退場管理や、リアルタイムな入退場者数のカウント、不正入場の防止を図ることが可能になります。

ソフトバンクBBが提供する無線ICタグシステムの詳細は以下のとおりです。

無線ICタグ(RFID)を利用したリアルタイムな入退場者管理を実現

ソフトバンクBBは、イベント会場の入退場ゲートにRFID(非接触IC回路内蔵チップ)を用いた無線ICタグシステムを提供します。同イベントの来場者は、無線ICタグを取り付けたリストバンドを身につけ、入退場ゲートの読み取り端末にリストバンドを接近させることで、入退場が可能になります。

昨年まで、同イベントではリアルタイムで正確な入場者をカウントすることが不可能でしたが、ソフトバンクBBの無線ICタグシステムを導入することで、主催者は、リアルタイムな入退場者数を端末上で確認することが可能となります。

ソフトバンクBBでは、卓上型ICタグ読み取り装置とゲート型ターミナルおよび、PDA端末型のICタグ読取装置を提供し、より機動性に富んだ入退場管理を実現します。

独自のリストバンド用留め具によるチケットの複製、不正入場を防止

リストバンドに取り付ける無線ICタグには、それぞれ固有のIDナンバーが割り当てられており、無線ICタグと入退場管理サーバ上のIDナンバーを照合することで入退場の認証を行ないます。また、ソフトバンクBBが特許出願中のRFIDを内蔵するリストバンド用の留め具は、一度装着するとバンドを外す際に破壊される仕組みになっており、複製やデータの改ざんが困難な設計となっています。本システムを導入することで、不正防止を図ることが可能になり、不正入場による損害を抑えることができます。

ソフトバンクBBは、最新技術を活用した、生活により役立つサービスを提供していくことで、人々の生活を豊かにするライフスタイル・カンパニーを目指してまいります。

  • RFID … Radio Frequency IDentificationの略で、非接触IC回路内蔵チップのこと。RFIDタグにデータを記憶し、電波や電磁波で読み取り機と交信する。アンテナ側からの電波によりRFIDタグ自身が起電するため、電池を持たず半永久的に利用できる。

FUJI ROCK FESTIVAL '04 開催概要

開催日時 2004年7月30日(金)~8月1日(日)
開催場所 苗場スキー場(新潟県南魚沼郡湯沢町)
来場者数 延べ約10万人(昨年実績)
出演者数 アーティスト約170組
主催者名
  • 株式会社スマッシュ
  • 株式会社ホットスタッフ・プロモーション

会社概要

社名 ソフトバンクBB株式会社
本社所在地 東京都中央区日本橋箱崎町24番1号
代表者 代表取締役社長兼CEO 孫 正義
設立日 2000年5月16日
合併日 2003年1月7日
事業内容 「Yahoo! BB」を中核としたブロードバンドにおけるインフラや各種サービスの提供、及び技術開発から営業、販売、サポートまでを一貫して行なう。IT関連の流通事業とサービスを提供し、ブロードバンドやイーコマースの関連事業会社を統括、管理する。
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