プレスリリース 2016年

米Packet社、「ARMv8-A」サーバーによる
ベアメタルクラウドサービスを日本で提供開始~高密度で低消費電力のコアにより従来比10分の1のコストを実現~

2016年12月16日
Packet Host Inc.
ソフトバンク株式会社

Packet Host Inc.(本社:米国ニューヨーク州、CEO:Zachary Smith、以下「Packet」)は、「ARM®v8-A」サーバーを用いたベアメタルクラウドサービス「Type2Aサーバー」を日本で初めて2016年12月16日から提供を開始します。Packetは、このたびのサービスの提供開始に伴い、東京データセンターならびに東京オフィスを開設し、日本を拠点としてアジア各国へ事業を展開していきます。同社に出資するソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:宮内 謙、以下「ソフトバンク」)は、今回の日本市場への事業展開を全面的に支援していきます。

Packetのベアメタルクラウドサービスの特長は、法人のお客さまのニーズに合わせて、好きな時に好きなだけ専用の物理サーバーを利用できる点、専用サイトからの申し込みから10分以内にお客さまの専用サーバーが構築され、これまで構築まで1週間程度かかることが多かった通常のクラウドサービスよりも迅速にサービスを利用できる点にあります。お客さまには極めて迅速にかつオンデマンドで利用いただけるため、「短時間で高性能なサーバー環境でインターネットコンテンツの稼働テストをしたい」、「ある期間限定のキャンペーン実施の際のプラットフォーム構築を速やかに実現したい」などのスピードと品質が要求されるビジネスに対して効率良く活用いただけます。

また、今回日本市場で提供を開始するベアメタルクラウドサービスには、英国ARM Holdings plcのライセンス製品のARM®v8-Aアーキテクチャが搭載されたサーバーを導入しています。本サーバーは、64-bitのARMサーバーであり、2つの48コアCavium社製のThunderX プロセッサを使っています。このサーバー群でシステム構成することで省電力と省スペースが実現し、85円/時間、つまりコアあたり1円/時間以下という業界最安値のサービス提供価格となりました。これは、従来のサーバー製品群を活用した場合に比べても約10分の1となります。また利用にあたっては、初期費用は一切必要ありません。

Packetは、高いCPU性能と安定性を兼ね備えた高品質な「Type2Aサーバー」を提供するとともに、即時利用可能で拡張性に優れたベアメタルクラウドプラットフォームをIPv6ネイティブなネットワークとともに初めてアジア地域へ拡張し提供を開始します。すでに米国においては先行して提供を開始していますが、提供開始から2週間で400社を超えるほどのお客さまの利用実績があり、高い評価をいただいています。特にわずか5~10分でベアメタルサービスを導入できるスピード感や大容量のデータトラフィックを処理することができる性能面などの点については満足度が高く、繰り返し利用される実績もあります。

ソフトバンクは変化を続けるさまざまな事業環境の中で生まれる、法人のお客さまの多様なニーズに最適なサービスや価値を提供できるよう、Packetのような革新的サービスを提供する事業者との連携を強化していきます。

Packet CEOのZachary Smithは、次のように述べています。
「日本での最初のサービスとして、桁違いに高効率かつ低価格なARMのベアメタルサーバーを提供できることをとても光栄に感じます。日本のお客さまにARMv8-Aサーバーのメリットを存分に体験いただき、お客さまのビジネスの成長を支援できることを心から楽しみにしています」

ソフトバンク専務取締役のエリック・ガンは、次のように述べています。
「PacketのARMv8-Aサーバーは、コストや節電の面でも日本市場に適しています。Packetが日本のデベロッパー、企業やサービスプロバイダの皆さまにベアメタルクラウドを提供するにあたり、弊社がサポートできることを楽しみにしています」

ARMv8-Aサーバーは、Docker、Kubernetes、MesosなどクラウドネイティブやIoTでの利用を想定しており、さらに利便性を高めるため、PacketはRedHat、Ubuntu、CoreOSおよびFreeBSDの各オペレーティングシステムの64-bit ARMサポートを計画しています。
詳細は、www.packet.co.jpをご参照ください。

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