お知らせ(旧ソフトバンクテレコム) 2006年

ITガバナンスの総合マネジメントシステムISO20000規格認証を取得

2006年6月5日
日本テレコム株式会社

日本テレコム株式会社(本社:東京都港区、社長:倉重 英樹)は、ITサービスマネジメントシステムのグローバルスタンダードであるISO20000規格について、認証を取得しましたのでお知らせいたします。

日本テレコムでは、従来からCSR(企業の社会的責任)の一環としてお客様情報等を含めて、厳格な組織経営の基に、情報管理と高度なプロセス管理を実施してまいりました。従来の情報管理や品質管理に加え、通信事業者としてITガバナンス全体を包括的に網羅する制度保障が不可欠になってきているとの認識の下、ISO20000規格取得に向けて取り組みにより、この度の認証取得となりました。

既に2004年12月1日には、我が国で始めて、このISO20000規格の前身であるBS15000規格認証を受けており、2005年4月28日には、世界で始めて、BS7799とBS15000の統合認証(IMSA)を受けております。

今後とも日本テレコムは、高度な情報セキュリティマネジメントシステムおよびITサービスマネジメントシステムを維持・確立することによりお客様の信頼に応えると共に、通信事業者としての社会的責任を果たしつつ事業展開をして参ります。

認証概要

事業所

  • カスタマーサービス部東京お客様センター
  • ネットワーク運用本部サーバー運用部

認証規格

ISO20000-1

審査内容

BS15000-1からISO20000-1への移行審査

認証日

2006年4月25日

審査登録機関

BSIジャパン株式会社

認定機関及び認証登録番号

  • 特定非営利団体活動法人itSMFジャパン:ITMS 504595
  • 英国認定機関(UKAS):FS 88187(ISO9001追加認証)

用語説明

ISO20000
国際標準化機構(ISO)が定めた規格であり、英国規格であるBS15000を前身としている。最近では、「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準案」(金融庁2005年7月)、新会社法制定(2006年5月1日施行)、そして米国SOX法に倣った証券取引法改正案(金融取引法)により、米国のCOBITと並んでITガバナンスの中心として注目されている。
BS15000
BSI内部の専門委員会によって開発された、ITサービスマネジメントシステム規格であり、ITILに準拠している。専門委員会には、itSMF、英国政府機関、英国放送協会、英国コンピュータ学会に所属する専門家が参加しました。2000年に初版が刊行され、現在は、2002年版となっている。
BS7799
BSI(英国規格協会)が制定した規格であり、組織の情報セキュリティマネジメントや手順の適正を評価および認証する仕組みが構成されている。情報セキュリティマネジメントのグローバルスタンダードとして高い注目を浴びている。Part1(組織の教育や入退室管理などの具体的なガイドライン)とPart2(審査・登録機関など認証制度全体)の2部構成となっている。2002年の改訂が最新バージョン。
ISO9001
ISO機関が制定した規格であり、British Standardを参考としている。事業におけるプロセス管理を通じて、製品及びサービスの品質を保障する。
BSIジャパン株式会社
1998年9月に設立されたBSI出資の日本法人。BS7799、ISO27001、ISO14001、ISO9001の審査登録機関を行っている。BSIは、世界で最も古い歴史を持つ英国の規格協会。ISO17799の他にもISO9001やISO14001等ISO規格の多数の原案となった規格を作成したことで世界的に有名。
itSMFジャパン
2003年5月に設立されたitSMFの日本法人で、会員制ユーザーフォーラムです。itSMFは、英国において1991年に設立された団体で、英国商務省において作成した情報システム運用管理基準であるITIL(IT Infrastructure Library)の普及促進を目的としている。
UKAS
BS7799の審査登録機関の適正を認定する為に英国政府が認めた唯一の国家機関。