プレスリリース(旧ソフトバンクテレコム) 2005年

日本テレコム 1.5GHz帯実験用無線局免許を取得
~準マイクロ波帯を含んだマイクロ波帯電波伝搬モデルの開発に向けて~

2005年9月21日
日本テレコム株式会社

日本テレコム株式会社(本社:東京都港区、社長:倉重 英樹)は、2005年9月20日、総務省関東総合通信局から1.5GHz帯(1476.7MHz)の周波数を使用した実験用無線局の免許を取得しましたのでお知らせ致します。

日本テレコムでは、2003年度より総務省の「戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)」による受託研究を実施しています。本受託研究では、主としてマイクロ波帯における移動電波伝搬特性を解明、モデル化を行い、その周波数帯を使用する移動通信システムの研究開発を効率的に進めることを目的としております。また、この周波数帯は移動通信用途としては未開拓であるため、本受託研究において開発した電波伝搬モデルをITU-R(International Telecommunication Union Radio communication sector)等の国際標準機関へ提案し、国際貢献(国際標準化)することも目的のひとつとして挙げています。

開発した電波伝搬モデルを更に使い易くするためには、現在移動通信用途に用いられているマイクロ波帯の下部周波数帯である準マイクロ波帯(1GHz~3GHz)での電波伝搬モデルとの整合をとることが不可欠です。

そこで、今回免許を取得した1.5GHz帯の周波数における電波伝搬実験結果と、昨年免許を取得した5GHz帯での結果および既に実験局免許を取得している3GHz帯、8GHz帯の結果とを合わせて、1GHz~8GHzでの統一的な電波伝搬モデルを開発する予定です。

本実験結果を用いることにより、準マイクロ波帯からマイクロ波帯までの周波数帯(1GHz~8GHz)を使用する様々な移動通信システムでのアンテナ設計やセル設計等を効率的に行うことが可能となります。

以上

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