年頭のごあいさつ

ソフトバンク株式会社代表取締役社長 孫 正義

あけましておめでとうございます。

まず今年のソフトバンクグループを取り巻く環境について私の考えを述べてみます。

ブロードバンド市場をめぐる競争はさらに熾烈なものになっていくでしょう。また、IT技術の進化により本格的ユビキタス社会が到来するなど、その社会構造が大きく変わろうとする転換点になると言えるでしょう。

その中で我々は、ブロードバンドインフラのさらなる充実に加え、革新的なコンテンツビジネスの展開などにより、ナンバーワンの地位を盤石なものにするとともに、広く社会へ貢献していきたいと考えております。

昨年の日本経済を振り返りますと、株価の下落に底打ち感が出るなど、一部に明るさが見られたものの、依然長引くデフレ経済や年金改革問題、イラク情勢など、先行き不透明感に包まれた一年でした。

このような状況の中、ソフトバンクグループにとっての2003年は「着実な成長」を実現した年でした。

昨年1月、グループ会社4社を合併し、新会社「ソフトバンクBB株式会社」を設立、ブロードバンド事業「Yahoo! BB」を強力に展開する体制を整えました。そして「Yahoo! BB」加入者は360万人を超え、まさに「ナンバーワン・ブロードバンド事業者」としての地位を確固たるものにいたしました。

ブロードバンド市場自体も急速な拡大を見せ、総利用者は1000万人を超え、「ブロードバンド」が流行語として取り上げられるなど、広く消費者のあいだに浸透した1年であったと言えるでしょう。

我々は、ソフトバンクの経営理念である「デジタル情報革命を通じて社会や人類に貢献していく」という使命のもと、このブロードバンド化という大きな流れをさらに加速すべく、事業に邁進していきたいと考えております。

以上

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