CSRトピックス 2010年

保護者の理解促進を通して、子どもの携帯電話の安全利用を目指す フィルタリングの普及と家庭での話し合いの促進

ソフトバンクモバイル株式会社は、未成年のお客様に安心して安全に携帯電話をご利用いただけるよう、有害サイトへのアクセスを制限するフィルタリングの普及に取り組んでいます。加えて、子どもや保護者の方々を対象とした情報モラル学習プログラムをNPOと共同で作成し、学校やPTAなどへ無償で提供しています。これらの取り組みについて、同社 総務本部 CSR推進部 担当部長の福井 亨にインタビューしました。

フィルタリングのさらなる普及に向けて

インタビュアー:
ソフトバンクモバイルが提供するフィルタリングサービスは複数の種類があるそうですが、それぞれの特徴について教えてください。
福井:

ソフトバンクモバイルのフィルタリングサービスには、「Yahoo!きっず」「ウェブ利用制限」「ウェブ利用制限(弱)」の3種類があり、子どもの学齢や知識・判断力などに応じて選んでいただけます。「Yahoo!きっず」は、小学生を主な対象としており、子どもに安全なサイトのみへアクセスが可能です。主に中学生にお勧めしている「ウェブ利用制限」は、アダルトサイトや出会い系サイトのほか、審査機関であるEMA*1の認定を受けていないブログや掲示板などのコミュニケーションサイトをはじめ、犯罪やトラブルの原因となりうる特定カテゴリーのサイトへのアクセスを制限できます。「ウェブ利用制限(弱)」は、子どもの利用に配慮されているコミュニケーションサイトはアクセス制限の対象から除くなど、インターネットを適切に利用する知識・判断力を身につけた高校生向きです。

またiPhone™をご利用いただいている未成年のお客様の場合は、一般のWEBサイトへアクセスできる「Safari」の機能を制限した上で、フィルタリング機能を持った5つのモードからなる「Yahoo!あんしんねっと」アプリ、または小学生向けの「Yahoo!きっず」アプリをインストールすることで、子どもに安全なインターネットサイトのみが閲覧できるように設定できます。

インタビュアー:
フィルタリングについて保護者の方々の理解を促進するために、どのような取り組みを行っていますか。
福井:

携帯電話の利用に伴う危険性や犯罪に巻き込まれる可能性、フィルタリングの必要性、さらには子どもに携帯電話を持たせる際に保護者として見守るべき事項や、家庭内での携帯電話利用のルールづくりについて、子どもの安全を見守る立場にある保護者の方に、分かりやすくご説明することが重要だと考えています。そこで、ソフトバンクモバイルの店頭のご契約カウンターでは、「ケータイあんしんBOOK」と題するリーフレットなどを使って、来店された保護者の方に説明しています。

さらに、2010年4月から、未成年のお客様の新規契約の際に必要な「法定代理人同意書」と「フィルタリングサービス加入確認書」を1枚の書類に統合し、フィルタリングサービスに加入されない場合はその理由を所定の選択肢から選んで記載していただく運用を開始しました。この運用により、フィルタリングについてのお客様に対する店頭での説明が今まで以上に確実なものになり、一層のフィルタリングサービスの普及に役立つものと考えています。

子どもと保護者の情報モラル学習を支援

インタビュアー:
ソフトバンクモバイルは、店頭におけるフィルタリングサービスの加入強化とともに、子どもや保護者の方を対象とした情報モラル学習の支援にも取り組んでいますね。
福井:

フィルタリングを設定することで、インターネットの利用に不慣れでトラブルに巻き込まれやすい子どもを危険から守り、子どもが被害者になることを防ぐことができます。その一方で、フィルタリングだけでは防げない問題も多い実情にも目を向けなければなりません。ネット上でのいじめなど、ごく普通の子どもが加害者になってしまうケースや、携帯電話への依存による睡眠不足や集中力の欠如など多くの子どもにかかわる生活習慣の問題もあります。どのご家庭の子どもにも陥る可能性のある身近な問題だけに、このようなケースの方が社会全体において大きな問題になっているといえるかもしれません。

ソフトバンクモバイルは、日常生活での携帯電話の使い方について子どもたち自身が主体的に話し合って学べるよう、NPOと共同で指導案冊子と映像教材DVDからなる「考えよう、ケータイ ~情報モラル学習プログラム~」を作成し、学校の授業で先生方に活用していただけるよう働きかけを行ってきました。さらに今年3月からは、保護者の方々を対象としたプログラム「みんなで考えよう、ケータイ」の提供も始めました。保護者会やPTAなど保護者の方々が集まる場で活用していただくことで、携帯電話の利用に関するルールやコミュニケーションのあり方についてご家庭で話し合っていただくための契機になればと考えています。こうした活動が、保護者の方々の情報リテラシーの向上につながり、携帯電話の正しい使い方の普及と、家庭内での親子の話し合いを促進する一助になればと願っています。

(掲載日:2010年6月16日)

[注]
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