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アリババ・グループ創業10周年! 中国・杭州で「アリフェスタ2009」を開催

ソフトバンクグループのアジアにおける重要な戦略的パートーナーである「Alibaba Group(アリババ・グループ)」は、中国最大のオンラインショッピングサイト「Taobao」を傘下に持つIT企業グループです。2009年9月、創業10周年を迎えたアリババ・グループは、9月10日(木)〜13日(日)の4日間、本社所在地である中国・杭州にて、創業10周年を記念した「アリフェスタ2009」を開催しました。

アジアの中小企業が集結した「APEC中小企業サミット」

中国・杭州の「杭州休博園」で開催された「アリフェスタ2009」は、アリババ・グループ主催のもと、お客様やグループ社員が多数参加し、盛大に行われました。「アリフェスタ2009」では、10周年記念式典のほか、中国を中心としたアジアの中小企業を活性化させるためのイベント「APEC(アジア太平洋経済協力)中小企業サミット」や、「ネットビジネス交易会」「ネット企業家会議」なども行われ、どの会場も多くの来場者でにぎわいました。

中でも、もっとも注目を集めたイベントは、「APEC中小企業サミット」です。「APEC中小企業サミット」は、アジアおよび太平洋地域を対象とした地域フォーラムであるAPECの一環として開催されているもので、APECビジネス諮問委員会(ABAC)の協力のもと各地で開催されています。この度、杭州で行われた「APEC中小企業サミット」はアリババ・グループ創業10周年の特別イベントとして開催され、21カ国以上、約3,000人におよぶ中小企業の経営者や関係者が、経営上のさまざまな問題の解決法や事業拡大のための新たな挑戦について議論しました。

今回のサミットのテーマは、“Small is Beautiful”。世界経済における中小企業の役割の重要性がクローズアップされています。ゲストスピーカーとして登壇した、アメリカ合衆国のバスケットボール選手コービー・ブライアント氏、スターバックス会長兼CEOのハワード・シュルツ氏らは、冷え切った経済状況を生き抜き、経済的な成長を遂げるために必要なトレンドを、最大限に活用する秘訣について講演しました。また基調講演には、第42代アメリカ合衆国大統領のウィリアム・J・クリントン氏がライブ中継で登場しました。

「ネットビジネス交易会」では日本製品が大好評

「アリフェスタ2009」の「ネットビジネス交易会」は、アリババ・グループ、浙江省経済交流実行委員会、浙江省商業局、杭州地方政府の共同で開催されました。ハニーズやネットプライスなど計67社の日系企業、中国企業を含め1,200社の企業が自社製品を出展し、開催期間中の来場者は15万人を超えました。会場では展示品の販売も行われ、商品の売上総額は2,660万元(約3億5,910万円)、受注金額は19,763万元(約26億6,800万円)に達しました。

今回アリババ・グループが交易会を催した目的のひとつは、日中間の企業ニーズをマッチングさせる機会の提供です。現在アリババ・グループは「ETC (Export To China)」と称し、日系企業が中国で日本製品を販売できる仕組み作りに力を入れています。デザイン性が高く、安心・安全なイメージが強い日本製品は中国の消費者に大変人気があります。会場でも、出展者の日本企業へ熱心に質問する中国人バイヤーの姿が見られ、中国市場における日本製品への関心の高さが表れていました。

創業当初、18人の同志と小さなアパートで夢を語り合ったというアリババ・グループのリーダー、ジャック・マー氏。創業した企業を、現在約17,000人の社員を抱えるまでに成長させました。「アリフェスタ2009」で講演したジャック・マー氏は、創業当初は右も左も分からず、すべてが失敗の連続であった自身のビジネスを回顧した上で、「我々は利益を追い求めるだけではなく、常に社会のため、人のために事業を推進するべきである。ビジネスには問題が付き物だが、決してあきらめることなく、日々切磋琢磨すれば成功する」と語りました。

ソフトバンクグループは、アリババ・グループとともに、引き続き「アジアNo.1インターネットカンパニー」としての取り組みを推進してまいります。

(掲載日:2009年10月16日)