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求む、次世代の経営者— “ソフトバンクグループ会社説明会2006”

2月24日、2006年度の新卒採用に向けたソフトバンクグループ会社説明会が東京の両国国技館で開催されました。ソフトバンクBBや日本テレコムなどブロードバンド・インフラ事業の中核となる企業のほか、ヤフー、ソフトバンク・ファイナンス、ソフトバンク・メディア・アンド・マーケティングなど主要グループ各社が採用募集企業として参加。登壇した孫社長は「21世紀のライフスタイル・カンパニーとして、ブロードバンドの普及をさらに進め、情報とエンターテイメントをすべての人が公平に楽しめる世の中を作っていきたい」と語りました。

「私が24歳で起業してから、ちょうど今年でソフトバンクは24年目を迎えました。創業当初に私の心の中にあったのは、“何か大きいことをやりたい”という『志』と、20年先のトレンドを見抜く『ビジョン』、そしてそれらを実現させるための『戦略』です。どの分野で事業を立ち上げていくか、膨大なアイディアを考え、リストを作りました。その中から私が最終的に選んだのは、情報産業というビジネス領域。情報産業こそが、次世代の日本社会を支える主要ビジネスとなる、ソフトバンクをその中で、世界一のインフラプロバイダーにしてみせる、と決意したのです。

19世紀に起こった産業革命は、蒸気機関や電気の発明、科学の飛躍的な進歩などにより、それまでの人々の生活を一変させました。これは、社会を人間の身体に例えると、運動するために必要な筋肉に当たる部分を拡張させたと言えます。それに対して情報革命は、人間の頭脳に当たる部分を飛躍的に発展させるものです。インターネット、ブロードバンドの発達により、あらゆる分野において無限の新しい可能性が生まれるのです。その要となるものが、通信インフラ事業です。

情報産業における事業展開のスピードの速さは並大抵のものではありません。創業当時に決意したビジョンを実現するために、ソフトバンクは常に新しいことにチャレンジする企業風土を持ち続けています。ソフトバンクグループのDNAは、“倒的No.1”。インターネットビジネスで“第3世代”の勝者となるために、最大限の企業努力を行っています。

今回策定された新C.I.は、坂本龍馬が率いた海援隊の隊旗から着想を得た新しい企業ロゴに象徴されるように、日本に近代への革新を起こした彼らの高い志を、現代の我々に引き継いで情報革命を起こしていく、という決意の表れです。皆さんも、ひとつの会社の経営者として事業戦略やアイディアを考えるつもりで、高い志と目標をもって色々な物事にチャレンジして欲しい。若い柔軟な感性で、どんどん新しいことを考えて欲しいと思います。ソフトバンクという会社は、それができる環境と社風を持っています。来年の4月、皆さんの入社を心からお待ちしています。」

(掲載日:2005年3月1日)