LTE-Advancedへの取り組み

LTE-AdvancedはLTEの次の世代の無線通信規格です。
LTEの技術を拡張し、さらなる高速化を実現します。
ソフトバンクはより快適なネットワーク環境を提供するべく、更なる高速通信の実現に向けた取り組みを進めています。

LTE-Advancedを実現する技術

LTE-Advancedを実現するための技術には、大きく分けて、高速化を実現する技術と、混雑を解消する技術があります。

LTE-Advancedを実現する技術

LTE-Advancedの高速化を実現する主な技術

キャリアアグリゲーション

複数の異なる周波数帯の電波を束ねて、1つの通信回線としてデータの送受信を行う技術です。従来のLTEでは連続した20MHz帯域幅までしか利用できませんでしたが、LTE-Advancedではこのキャリアアグリゲーションという技術を使い複数の帯域を合計して、100MHzまでの帯域幅を利用することができます。
帯域幅を広げることにより、より高速なデータ通信が可能になります。

キャリアアグリゲーション

MIMO

送信機と受信機の両方に複数のアンテナを搭載することで、データ通信速度の高速化を可能にする技術です。LTE-Advancedでは送信用(基地局)と受信用(端末)に各4本のアンテナを使う「4×4 MIMO」に加え、各8本のアンテナを使う「8×8 MIMO」が適用可能です。

MIMO

LTE-Advancedの混雑解消を実現する主な技術

HetNet

急増するトラフィックへの対策として、従来の広いエリアをカバーするマクロセルに、ピコセルやフェムトセルといった狭いエリア(極小セル)をカバーする基地局を重ねて設置することで、ネットワーク全体のキャパシティを大きく改善できます。特に都市部など、トラフィックが集中するエリアではこのような対応が不可欠であり、これを実現する技術をHetNet(Heterogeneous Network)といいます。

HetNet

図1のように、マクロセルに対して、狭いエリアをカバーする基地局を設置した場合、問題となるのが電波同士の衝突(干渉)です。干渉を防ぐeICIC※1(Enhanced Inter-cell Interference Coordination)や、トラフィックの集中を防ぐCRE※2(Cell Range Expansion)があります。それらの技術を活用することで、効率的にピコセルやフェムトセルなどの極小セルへの接続を促すことができ、マクロセル基地局の負荷を軽減させることが可能となります。

  • ※1
    eICIC: セル間の干渉を低減する技術
  • ※2
    CRE: マクロセルから極小セルへのトラフィックオフロードを促進する技術

CoMP

セルとセルの境界では、いずれの電波も弱く通信が安定しない場合があります。CoMPはこのセル境界における通信の改善を図る技術です。図2のように、隣接する基地局同士が協調制御をおこなって、たとえば2つの基地局が同時に1台の端末にデータの送受信を行うことで、安定した高速通信を可能にします。

CoMP

ソフトバンクが行っている実証実験

実証実験:「ネットワーク連携三次元空間セル構成」

三次元空間セル構成におけるセル間干渉を効率的に抑圧する干渉制御技術の実証実験を行いました。
中・高層ビルのフロアに極小セルを三次元的に配置する三次元空間セル構成は、特に都市部において急増する屋内トラフィックへの対策として有効です。この構成では、マクロセルや極小セルなどの多くの基地局から電波が届き、電波干渉が発生します。
本実証実験システムでは、マクロセルと極小セルをネットワークで連携させて各基地局を制御する「ネットワーク連携干渉制御」を世界に先駆けて実現し、マクロセル・極小セル間、極小セル同士の干渉の効率的な抑圧を実現しています。

詳細をみる

実証実験:「複数基地局間協調伝送技術」

一般的なIPネットワーク上で規定された「基地局間インターフェース(X2インターフェース)」を利用した「複数基地局間協調伝送技術」の実証実験を行いました。
複数基地局間協調伝送技術では、CoMP等によりセル境界スループットを改善することが可能です。X2インターフェースを用いることで、分散して設置された基地局への対応や、ダークファイバを利用できない基地局への対応が可能となり、汎用的な方式として商用サービスに利用できるようになります。「X2インターフェース」を利用した「基地局間協調伝送技術」は当社が世界に先駆けて研究開発した技術であり、本実験を通して通信品質や通信速度(スループット)を評価しました。

詳細をみる

「LTE-Advanced TDD」の実証実験を公開

ソフトバンク株式会社は、2013年7月に実験免許局の本免許を取得し、3.4-3.6GHz帯を用いた「LTE-Advanced TDD」の実証実験を進めてきました。
東京都中央区の銀座周辺をバスで走行しながら実施した公開デモンストレーションでは、移動中でも高速通信を維持できている様子を参加者の方々にご覧いただきました。
「キャリア・アグリゲーション」や、「MIMO」などの通信速度を向上させる技術を使うことで、最大773Mbpsの通信速度を記録しています。
なお、2014年6月に行われた実証実験では、最大1Gbpsを超える通信速度を記録しました。

詳細をみる

  • 本ページに記載の内容はLTE-Advancedの規格上の技術について解説したものであり、商用サービスで採用する技術とは異なる場合があります。

ホームページに関するご意見・ご感想をお聞かせください。

このページの情報にご満足いただけましたか。

※お問合せ内容をご入力いただいても、個別回答は致しかねますのでご了承ください。

※お問合せ内容をご入力いただいても、個別回答は致しかねますのでご了承ください。

ご意見・ご感想お寄せいただきありがとうございます。

ご入力内容は、今後のホームページの改善に役立たせていただきます。

エラーが発生しました。

ご入力いただいた情報が送信できませんでした。
誠に恐れ入りますが、しばらく経ってからお試しください。