夏休みの自由研究はこれに決まり! 渋いテーマで迫る「明治日本の産業革命遺産」のススメ

早いもので、もう1年の折り返し。7月といえば、お子さんの自由研究に頭を悩ませる夏休みがすぐそこに…。今年はどうしたものかと思案中の世のお父さん、お母さんにオススメしたいのが、昨年世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」。
モノ作りニッポンの原点を見つける旅に、この夏、家族で訪れてみてはいかがでしょうか?

自由研究のテーマは「日本の産業革命」

ちょうど一年前の2015年7月5日、日本でまた一つ、新たな世界遺産がユネスコに登録されました。それが、8県23カ所にまたがる建造物や遺跡から成る「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」。長いタイトル通り、ズッシリとした歴史の重みが詰まっていますよ!

では、ここでちょっぴり歴史のお勉強を。
鎖国を行っていた江戸幕府の支配が終わり、「明治維新」と呼ばれる新しい国作りが始まった日本。

あらゆる分野で西洋文化が取り入れられ、急速に近代化が進む中、日本の産業革命が産声を上げました。西洋の列強国に肩を並べようと、石炭の採掘や製鉄・鉄鋼、造船など重工業が劇的に躍進を遂げたことで、後に世界屈指となる造船業の発展にもつながるなど、今の日本の礎を築きました。

こうした一連の軌跡をたどる旅は、見た目にはちょっぴり地味で堅苦しく感じるものの、その歴史や背景を知ることでより興味深いものになるハズ! まさに、自由研究にもってこいのネタですよね!

その中でも、「明治日本の産業革命遺産」を構成する全23遺産のうち、八つの遺産を抱える長崎県を紹介します。

目玉は長崎にあり! 最多の登録数を誇るワケ

「出島」といえば皆さんも聞き覚えがあると思いますが、鎖国時代、唯一外国と交流が持てた場所。西洋と日本をつなぐ玄関として、情報や知識だけではなく、文化や交易の拠点となっていたことが、日本の産業革命の礎となったんだとか。長崎の遺産密度が高いのも納得です。

そんな長崎から、お子さんも夢中になれる遺産がこちら!

廃墟が好奇心を掻き立てる「軍艦島(端島炭坑)」

炭鉱の町として栄え、最盛期の昭和35年には約5,300人が暮らしていたという、通称「軍艦島」。鉄筋コンクリートの建物がたたずむ、モノクロ写真のような色の無い世界。日常とはかけ離れた異空間が広がります。

こんなところに住んでみたい!? 木造洋風建築「旧グラバー住宅」

日本の近代技術の導入に大きく貢献したスコットランド商人 トーマス・ブレーク・グラバーの邸宅跡。当時の優雅さだけではなく、和と洋が混ざり合った独特のスタイルを持つ、日本最古の木造洋風建築。長崎の港を見下ろす高台にあり、眼下に広がる絶景が見渡せます。

ソフトバンクのLTE、23遺産全てでつながります♪

今春、「明治日本の産業革命遺産」の23遺産全てでSoftBank 4G LTEが快適につながるようになりました!
遺跡は国や自治体に保護されている地域も多く、基地局をつなげるために必要な伝送路の配備が難しかったり、電波対策に長い月日を要したりと、いくつもの困難が…。山口県萩市「大板山たたら製鉄遺跡」もその一つでしたが、ソフトバンク独自の伝送路を配備するなどさまざまな工夫を凝らし、今年3月にエリア化を完了しました!
「明治日本の産業革命遺産」を訪れる際は、4G LTEによるデータ通信を利用して、近代日本の革新的な歴史をSNSなどでみんなに広めちゃいましょう♪

つながるスポット:
世界遺産(文化遺産)

(掲載日:2016年7月5日)

「軍艦島(端島炭坑)」「旧グラバー住宅」画像:© (一社)長崎県観光連盟 長崎県企画振興部文化観光物産局観光振興課 All Rights Reserved.