SD-LANでオフィス・店舗のLAN環境の高速化と管理負荷軽減を

2022年9月5日掲載

SD-LANでオフィス・店舗のLAN環境の高速化と管理負荷軽減を

近年、ソフトウェア上でネットワーク機器や設定を制御するSDN(Software Defined Networking)が注目されています。その中の一つであるSD-LAN。オフィスや店舗といった建物内でのLAN環境をソフトウェア上で管理するためのアーキテクチャを指します。

本ブログでは、SD-LANのメリットとCisco社のMerakiを採用したソフトバンクのフルマネージドSD-LANサービスを紹介。

社内ネットワークの運用負荷を軽減したい、ネットワーク機器の老朽化、従業員からWi-Fiのスピードに不満の声があがっている、本社移転、店舗の新規出店といった理由からLAN環境の見直しや新規構築を検討しているネットワーク管理者はご一読ください。

目次

SD-LANとは

SD-LANとはSoftware Defined LANの略で、社内ネットワークであるLAN環境を一元的に管理するためのアーキテクチャです。 通常、社内ネットワークはLANスイッチや無線LANアクセスポイントなど複数の機器で構成されることが多く、特に無線アクセスポイントは見えない電波を取り扱うためネットワーク管理者にとって運用の負荷が課題と言えます。そんな課題を解決するのがSD-LANです。

SD-LANによるネットワーク管理のメリット

SD-LANの具体的なメリットをみてみましょう。
SD-LANではコントローラを介してネットワーク機器を遠隔監視できます。通常、コントローラはWebUIで提供されており、遠隔からネットワーク機器の管理・監視ができるためネットワーク管理者の負荷を軽減できます。

ソフトバンクはMeraki製品によるSD-LANサービスを提供

ソフトバンクのSD-LANサービス「SD-LAN TypeM」はCisco社のMeraki製品をUTM機器含めご利用できます。

ネットワーク機器の提供から運用までのフルマネージドサービスを月額料金で利用可能

機器のレンタルやライセンス提供だけでなく、24時間365日のオンサイト保守と緊急セキュリティ対応を月額料金で利用可能です。イニシャルコストを抑えるだけでなく、日々の運用や緊急時の対応にかかるリソースを削減できます。
また機器はレンタルのため、機器の更新時に廃棄処理をする必要がありません。
なお、レンタルできる機器はUTMアプライアンス、LANスイッチ、無線LANアクセスポイント、カメラとなります。

ネットワーク機器の提供から運用までのフルマネージドサービスを月額料金で利用可能

「Meraki ダッシュボード」で全ての機器を一元的に確認可能

クラウドで提供されるMeraki ダッシュボードにより、UTMのトラヒック状況やスイッチのポート状態、無線アクセスポイントのWi-Fi電波ヒートマップ、カメラ映像などがWeb上で確認可能です。

Wi-Fi6対応で高速な無線LAN通信が可能

Wi-Fi6に対応した無線アクセスポイントによるWi-Fi環境を構築できます。58.9%※の企業が利用しているWi-Fi5に比べWi-Fi6は理論値で約1.4倍高速化していると言われています。

※2022年4月ソフトバンク調べ

SD-WANとSD-LANを一元提供可能

ソフトバンクは拠点間ネットワークをソフトウェアで制御するSD-WANと本ブログで紹介したSD-LANの両方を提供しています。さらに、ネットワーク関連サービスやセキュリティ関連サービス、スマートフォンやルータといったハードウェアからSaaSサービスなどのソフトウェアまでトータルで提供可能です。その結果、導入時の契約業務やネットワークからSaaSまであらゆる障害時の対応を簡素化でき、平時以外のネットワーク管理者の負荷も軽減できます。

ソフトバンクの「SD-LAN TypeM」の詳細・お問い合わせ、およびネットワークサービスに関する詳細は以下をご確認ください。

SD-LAN TypeM

「SD-LAN TypeM」は、企業で使用しているネットワーク機器をクラウド上で管理・運用し、IT管理者が抱えるさまざまな課題を解決いたします。ネットワーク機器の一元管理や機器ごとに可視化することができるため、迅速で柔軟な対応ができるとともに、運用負荷を軽減することができます。

中村 光友
ソフトバンクビジネスブログ編集チーム
中村 光友
2011年よりソフトバンク法人部門の導入事例動画および記事の制作に従事。さまざまな規模・業種の法人顧客に取材を行い、その数は150社以上に及ぶ。
併せて、安全教育用VPコンテンツ制作、スマートフォンやタブレットのマニュアル動画制作、オウンドメディア運営などを担当し、2020年よりB2Bマーケティングのコンテンツ制作をメインで担当。

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