赤帽大阪府軽自動車運送協同組合 様

赤帽大阪府軽自動車運送協同組合 様 ハンディタイプのIP無線機を活用した配車システムの導入でお客さまをお待たせしない配車サービスを構築

akabou

大阪府を拠点とする赤帽大阪府軽自動車運送協同組合(以下、赤帽大阪)は、軽トラックを使った貨物運送事業を行っています。約700名のドライバーである組合員のうち200名強は本部で受電した配送依頼を無線で受注し荷主の元へ向かいます。MCA無線からソフトバンクのIP無線機に切り替えたことで、受電から到着までの時間を短縮。GPS機能を使った位置情報サービスによる効率的な配車や伝票作成の自動化などで本部の業務効率も改善しました。

業種:運輸・物流

規模:501人~1,000人

導入サービス:IP無線機

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課題と効果

  1. 課題.1

    MCA無線は車載タイプだったため、ドライバーが車から離れているとすぐに連絡を取れませんでした。

  2. 効果

    ハンディタイプのIP無線機に切り替えたことで、ドライバーがどこにいてもすぐに連絡を取れ、配車情報も確認できるようになりました。

  1. 課題.2

    通信可能エリアに限界のあるMCA無線では山間部など電波の届かない地域があり、効率的な配車指示ができませんでした。

  2. 効果

    IP無線機はソフトバンクのモバイル通信網を利用するため通信エリアが広く、音声品質も向上しました。

  1. 課題.3

    従来の配車システムは情報の送受信に時間がかかるケースもありました。

  2. 効果

    IP無線機に移行後は、配車情報の送信などが処理が高速になり、オペレータの手配処理がスムーズになりました。

  • 赤帽大阪府軽自動車運送協同組合理事長 今西和博氏
  • 赤帽大阪府軽自動車運送協同組合専務理事 森護氏
  • 赤帽大阪府軽自動車運送協同組合営業課課長 中西雅之氏

背景

車載機タイプのMCA無線はドライバーに作業負担がかかっていた

赤帽大阪は預かった荷物を目的地まで一人のドライバーが担当するチャーター便が特長です。一般の宅配業者と異なり荷物の積み替えや、配送センター間の定期便を利用することはありません。緊急輸送や深夜対応が求められたり、紛失や誤配送が致命的となる法人のお客さまへのニーズに合わせて、チャーター便ならではのサービスを展開しています。「赤帽大阪のユニークなサービスである緊急輸送で重要となるのは、依頼を受けてから集荷先に到着するまでの時間短縮です」と今西 和博氏は語ります。
「従来のMCA無線を使った配車システムでは電話、FAX、メールによるお客さまからの依頼を本部のオペレータが受け付けた後、ドライバーへ目的地、荷物の内容、担当者などを伝えます。しかしMCA無線は車載器タイプだったため車から離れているとすぐに連絡が取れず、ドライバーの携帯電話に掛け直すことがありました。また配車情報は車載機のモニタを見ないと確認できませんでした」と中西 雅之氏は指摘します。

選択のポイント

ソフトバンクのIP無線機を導入して配車システムを刷新

ソフトバンクの800MHzプラチナバンド運用開始を期に、システムインテグレータのウェッジ株式会社(以下、ウェッジ)から、ソフトバンクのIP無線機を活用した新しい配車システムの提案がありました。
赤帽大阪に所属するドライバーの約3分の1に相当する200人強が本部で受注する緊急輸送を中心業務としており、ここに無線機を使った配車システムが利用されています。ウェッジの提案は、IP無線機のGPS機能を活用して集荷場所に近いドライバーへ効率的に配車できる機能や、配車システムと基幹システムの連携が盛り込まれており、本部には固定型、ドライバーにはハンディ型の組み合わせが提案されました。
「ドライバーにハンディ型の端末を配布できれば、車から離れていてもすぐに連絡が取れるようになります。また、配車情報もハンディ端末に送信されるので、車に戻らなくても確認できるようになりました。これは集荷までの時間短縮につながる最大の導入メリットだと判断し、ソフトバンクのIP無線機を使って配車システムを刷新することを決めました」と今西氏は振り返ります。

導入の概要と効果

ソフトバンクのIP無線機を導入して集荷地への到着時間を短縮

新しい配車システムは2014年7月に正式稼働しました。「以前のMCA無線では山間部で電波が届かないなど通信可能エリアに課題がありましたが、IP無線機に切り替えたことでエリアの問題は解決しました。通話の音声品質にも問題はありません。ハンディ型の端末になったことで、どこにいてもIP無線機だけで本部と通信可能なので、ドライバーの個人携帯電話に連絡することはなくなりました」と森 護氏は評価しています。
本部の配車オペレーションも機能改善しています。「IP無線機のGPS機能を使って、モニタ上にドライバーの位置情報を正確に表示できるようになり、お客さまの希望する集荷場所に一番近いドライバーを効率的に選べるうえ、集荷まで何分かかるかを即座にお客さまにお答えできるようになりました」と中西氏は顧客サービスの向上を語ります。このため、集荷にかかる時間は5~10分ほど短縮できたと中西氏は語ります。
さらに本部の事務処理作業も軽減されました。PC画面から登録した受注案件の情報を簡単にドライバーへメールで送信できるほか、本部の基幹システムとの連携についても改善されています。

導入したサービス

IP無線機はソフトバンクの携帯電話網を活用した業務用無線です。従来のアナログ・デジタル無線を携帯電話網に変更することで、より広い通信エリアでのご利用が可能となります。従来の無線に比べ免許申請は不要となりイニシャルコスト削減が可能です。また資格取得者の雇用や基地局の設備メンテナンス、ハードウェア買い替えといったランニングコストも発生しません。個々のドライバーへの通話、一斉呼出や通話はもちろん、メールもサポートするため従来の無線機よりも詳細な情報伝達が可能です。

導入したサービス イメージ

今後の展開

地元の自治体と協力して災害時の支援活動に貢献

軽トラックによるフットワークの軽さが自慢の赤帽は、震災時の支援活動に威力を発揮しました。阪神・淡路大震災では、がれきが道路をふさいで救援物資を積んだ大型トラックが思うように動けなかったのに対し、赤帽大阪は軽トラックを使用しているので救援物資の輸送に貢献したといいます。「こうした経験を踏まえ、大阪府や府下の各自治体と災害時の対応で特別な協定を結び、普段から防災訓練に参加する活動を進めています。今後はIP無線機のGPS機能による位置情報サービスを活用して、災害発生時の救援物資輸送により効果的な活動ができると期待しています」と今西氏は語ります。地域社会のニーズに柔軟に対応する大阪赤帽の活動を、ソフトバンクのIP無線機が支えていると言えるのではないでしょうか。

導入企業情報

赤帽大阪府軽自動車運送協同組合

組合:赤帽大阪府軽自動車運送協同組合
本部:大阪府大阪市高井田27番32号
設立:1976年10月7日
出資金:1,990万円(2014年3月末現在)
組合員数:659名(2014年3月末現在)
概要:赤帽は貨物軽自動車運送事業者である赤帽組合員が集まって組織化された「事業協同組合」です。全国各都道府県に51の協同組合が存在するうち、大阪府下を拠点した同組合には約700名の組合員が所属し荷物の配送、引越し、緊急配送など多様な業務を展開しています。
URL:http://osaka.akabou.jp/

  • 記載内容は、2015年6月現在のものです。

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