荒木トラック運送株式会社 様

荒木トラック運送株式会社様

業種:運輸・物流

規模:100人以下

導入サービス:モバイル

お問い合わせ

ドラム缶や建築資材といった一般貨物運送、ミュージシャンのコンサートツアー用音響機材の運搬などを手掛ける荒木トラック運送株式会社さまは、ドライバーの運転日報を紙から Google Apps を使った電子フォームに変更。Android 端末から送信することでPCへの入力作業が不要となりました。

課題と導入の効果

  1. 課題.1

    紙に手書きした運転日報をパソコンに打ち込む業務が負担だった。

  2. 効果

    Android 端末から、 Google Apps の入力フォームによる運転日報を送信することでPCへの打ち込み業務を削減できた。

  1. 課題.2

    ツアーに随行する音響機器運送では、外泊地で点呼時のアルコールチェックをする必要があった。

  2. 効果

    アルコールチェッカー「アルキラー」を導入することで、外泊地での遠隔点呼によるアルコールチェックが低コストで可能になった。

  • 荒木トラック運送株式会社代表取締役 石月知明氏
  • 荒木トラック運送株式会社ドライバー 小林理緒氏

導入の背景

運送業界の構造変化でコスト削減に迫られる

荒木トラック運送株式会社さまは昭和29年に千葉県で創業された老舗の運送会社です。日本経済が土木工事などで好景気に沸いた高度成長期に、砂利運搬用ダンプカーを配備し千葉県内の公共事業を受託することで業績を大きく躍進させました。
その後も安定した経営を続けていましたが、1990年代に入ってバブル経済が崩壊します。同社社長の石月知明氏は当時、証券会社に勤めるサラリーマンでした。

「バブル崩壊で世の中の価値観がガラッと変わり、私自身も証券マンの生き方に疑問を持ちました。これからは額に汗してお金を稼ぐ仕事に就きたいと運送業界に飛び込み、当社のドライバーに転職したのです」(石月氏)

バブル経済崩壊後、日本経済は長く低迷状態が続き、社会インフラ整備のための公共投資は年々細っていくと、同社の経営状況は厳しさを増していきます。ドライバーとして毎日ハンドルを握っていた石月氏は15年ほど前、トラックを降り、同社の経営立て直しに専念する決断を下しました。

「公共事業を当てにしたダンプによる砂利運搬で食べていける時代ではなくなり、新規分野への参入を目指し業界団体などへ出向いて営業したのですが、楽でもうかる仕事など誰も回してくれません。そこで狙いをつけたのは、大手運送会社が採算性低下で撤退したドラム缶輸送でした。大手の給与水準では割に合わない仕事でも、当社が徹底した低コスト経営を実践できれば利益を出せるはず。幸い千葉県内では老舗運送会社としての信用があったので、大手鉄鋼メーカーさまからの受注に成功しました」

ドラム缶輸送専用の特殊トラックを2台購入し、荷物の積み降ろしに求められる専門スキルを磨くことで競争力を獲得。その後、業績は順調に回復して、建築用の材木輸送にも進出しています。

「ドラム缶輸送と同様に、材木輸送は荷物の積み降ろしに車載クレーンを使う特殊技術が必要な分野です。こうしたノウハウを持ち、なおかつ経営効率を上げて低い運賃の仕事でも利益を出せことが当社の強みです」と石月氏は語ります。

同社の事業をコスト面で支えているのは、ソフトバンクのスマートフォンです。従来はドライバーが個人所有していた携帯電話に毎月一定の補助金を支給して業務連絡に使用していましたが、2008年にソフトバンクの携帯電話を会社で契約して全社員に配布しました。基本料金のみで社員間の通話料が無料となる「ホワイトプラン」により、ドライバーと会社間の業務連絡に通話料金は発生しません。

導入の内容

Android 端末+ Google Apps を選択し事務コスト削減を達成

紙で提出していた運転日報

その後、2012年1月にソフトバンクの代理店である株式会社 ベストパートナーさまから、 Android 端末の提案をされます。そこでGoogle Apps を使ったビジネスソリューションの提案も受けました。

「ドライバーには1日の業務を終えたら手書きの運転日報を提出してもらい、それを翌日PCに打ち込むのが私の午前中の日課でした。たまに所用で打ち込み処理が2~3日たまってしまうと大変です。ドライバー自身がスマートフォンから打ち込んだデータをPCで受け取れるシステムを導入すれば、毎日の打ち込み作業が削減できるという提案でした」と石月氏は振り返ります。

導入費用については、サーバ設定費用が台数に関係なく5万円、毎月のランニングコストが8000円(ASP費用)で、他社と比較して安価なのが魅力的だったといいます。

ベストパートナーさまには、 Android 端末と GoogleApps を使ったビジネスソリューションを提案・構築できる専門スタッフがいます。早速、石月氏と打ち合わせを重ね、従来データ入力に使用していたExcelのフォーマットをGoogleApps の「フォーム」という機能に移植する作業を実施。運転日報を Android 端末から入力・送信できるソリューションを構築して5月から実運用を開始しました。

「このソリューションのおかげで毎日午前中を使って運転日報をPCに打ち込む作業から解放され、月平均で10時間ほど時間創出できています。その時間を新規案件発掘のための営業活動に振り向けられるようになりました」(石月氏)

現在は Android 端末20台と Google Apps を20アカウント導入して、運転日報の電子化ソリューションを運用されています。実際に利用されているドライバーの小林理緒さまは、使い勝手を次のように語ります。「スマートフォンで運転日報を作成できるので、休憩時間などを利用して入力できて便利になりました。行き先が決まっている業務では、走行距離をリストから選択できるなど、打ち込む手間を省く機能もあります。タッチパネルの入力もほとんどのドライバーは問題なく使えています」

運転日報の電子化と並行して、2012年4月からはスマートフォン専用アルコール検査ソリューション「アルキラー」の運用も始まっています。2011年5月より運送事業者には、点呼時にドライバーのアルコールチェック(酒気帯びの有無検査)の実施が義務付けられていますので、ツアーに同行する音響機材運送では、宿泊先でアルコールチェックを行える環境が必須となります。スマートフォンを導入したことで、低価格で運用できる「アルキラー」の利用も可能になりました。

現在のスマートフォンからの入力画面/PCにデータが転送された画面

今後の展開

Google Apps を使いこなし給与計算の省力化も目指す

Google Apps の導入から2カ月ほどたった現在、スマートフォンから送信されたデータを加工して給与計算に使えるデータまで加工できる仕組みをベストパートナーさまと共同で開発中とのこと。今後も Google Apps を使った業務効率化に取り組んでいく予定だそうです。

「いま興味を持っているのは、運行時間中の走行速度などを記録できるデジタルタコグラフの導入です。ドライバーの安全管理や業務分析などに有効なのは分かっているのですが、いかんせんコストが高い。スマートフォンを使って低価格で提供される製品があれば検討したいですね。また、配送先にトラックが入れるのか、Uターンするスペースがあるのかなどを確認するのに、スマートフォンのストリートビューを使いませんかと荷主さんに提案することもあります。ほかにもバーコードやQRコードをスマートフォンで読み込んで、積荷の確認を分かりやすく行えるようなソリューションもあったら便利だと思いますね」(石月氏)

導入企業情報

荒木トラック運送株式会社

会社名:荒木トラック運送株式会社
本社:千葉県千葉市緑区誉田町1-1009-1
社員数:17名
概要:ドラム缶や建築資材といった一般貨物輸送のほか、有名ミュージシャンがツアーで使用する音楽機材の運搬を手掛ける昭和29年創業の老舗運送会社です。

株式会社ベストパートナー

通信コスト削減サービス、インターネット統合サービス、ネットワーク構築 サービスの運営を提供する法人向けコンサルティング企業。ソフトバンク モバイル株式会社の提供する Google Apps for Business の取次店 としてさまざまなビジネスソリューションの導入実績を持っています。

  • 記載内容は2012年8月現在のものです。

お問い合わせ

新規導入のご相談、サービス仕様のお問い合わせ

電話でのお問い合わせ

0800-222-3088
平日 9:00 - 18:00(年末年始を除く)

関連導入事例

    事例 荒木トラック運送株式会社様 Google Apps for Work™ ソフトバンク

    ドラム缶や建築資材といった一般貨物運送、ミュージシャンのコンサートツアー用音響機材の運搬などを手掛ける荒木トラック運送株式会社様は、ドライバーの運転日報を紙から Google Apps を使った電子フォームに変更。Android 端末から送信することでPCへの入力作業が不要となりました。