阪神調剤ホールディング株式会社 様

阪神調剤ホールディング株式会社 様 基幹系を含むITシステムをクラウドへ移行 BCPの強化、運用管理負荷の軽減を実現

阪神調剤ホールディング株式会社 様

関西圏を中心に全国に約200店の調剤薬局を展開する阪神調剤ホールディング株式会社(以下、阪神調剤ホールディング)。同社はBCP(事業継続計画)強化と運用負荷の軽減を目指し、ソフトバンクテレコムの「ホワイトクラウド VMware vCloud® Datacenter Service(以下、vCloud)」を採用することで、基幹系を含むITシステムのクラウド化を実現しました。 これにより、これまでシステムを設置していた本社が被災しても事業を継続できるうえ、サーバを自社で管理せずに済むことから、より戦略的なIT活用に注力できる体制も整いました。

業種:サービス

規模:1,001人~5,000人

導入サービス:VMware vCloud® Datacenter Service

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課題と効果

  1. 課題.1

    これまでITシステムは本社のサーバルームに設置していました。災害などで社屋が被災した場合システムが使えなくなり、業務を継続できない恐れがありました。

  2. 効果

    「vCloud」は信頼性の高いソフトバンクテレコムのデータセンターで運営されているクラウドサービスです。災害時でも重要なシステムやデータを安全に保護し、業務を継続できます。

  1. 課題.2

    調剤薬局を中心に事業は成長・拡大を続けています。しかし、情報システム部門の人員は限られており、運用管理負荷が限界に近づきつつありました。

  2. 効果

    「vCloud」により、運用管理負荷を大幅に軽減できました。システムの拡張性も高まり、戦略的なIT活用に向けてより多くの人手と時間を割くことが可能になりました。

  1. 課題.3

    BCP強化のために不可欠な取り組みとはいえ、固定費はできるだけ抑えたいと考えていました。

  2. 効果

    音声通話のコスト削減に大きな効果を発揮する「おとくライン」を同時に導入。月額30%程度の通話コストを削減し、そこから「vCloud」にかかる月額費用の半分程度を捻出しています。

背景

オンプレミス環境に設置したシステムのBCPが課題に

調剤薬局事業のほか、病院と連携した介護・福祉事業などを通じ、人々の健康と暮らしをサポートする阪神調剤ホールディング。中核となる調剤薬局事業は、約40年の実績と経験を有しています。「私たちは調剤薬局事業をサービス業と考えています。丁寧な服薬指導など、充実した接遇サービスが強みです」と同社の沼口 隆之介氏は述べます。
医療サービスの一翼を担う同社の事業にとって、情報セキュリティやシステムの信頼性、そして何より事業継続性は重要な要件となります。そのため、本社や店舗で利用する端末はシンクライアント化して端末からの情報漏えいを抑止するなど、さまざまな取り組みを行っています。
しかし、これらのシステムおよびサーバを設置しているのは本社のオンプレミス環境。「以前、台風の影響で光ケーブルが切れてしまったときは復旧に半日ほどかかり、業務に大きな支障が出ました」と沼口氏は言います。また、ハードウェアを自社で保有しているため、日々の運用管理負荷も高まっていました。

選択のポイント

移行の容易性とプライベートクラウドのような環境を評価

課題を解決するため、同社は専門の事業者が提供する外部サービスを利用して、システムをクラウド化することを決断。最終的にソフトバンクテレコムの「vCloud」を選定しました。
まず決め手になったのは「vCloud」の仮想化基盤がVMwareである点です。「既存システムもVMwareで仮想化しており、これなら容易に移行できると判断しました」(沼口氏)。
さらに安全性と信頼性の高さも評価しました。「『vCloud』は、ソフトバンクテレコムが運営する信頼性の高いデータセンターで運営されているうえ、インターネットではなく閉域ネットワークの『SmartVPN』による接続が可能。また、サーバ環境も当社だけの独立したテナントを構築でき、あたかもプライベートクラウドのように利用できるのです」と沼口氏は強調します。
加えて音声通話のコスト削減に大きな効果を発揮する「おとくライン」を同時に提案したソフトバンクテレコムの提案力も採用を後押ししました。「これにより月額30%程度の通話コストが削減でき、『vCloud』にかかる月額費用の半分近くを捻出することができました」と沼口氏は満足感を示します。

導入の概要と効果

戦略的なシステム企画に人手や時間を割けるようになった

同社は会計や人事といった基幹系システムや、約250台のシンクライアントシステムなどを段階的に「vCloud」へ移行しています。「『vCloud』上に仮想マシンを立ち上げ、アプリケーションとデータをインストールするといった作業は自社で行っていますが、直感的なGUIベースの管理画面は操作しやすく、作業は非常にスムーズに進んでいます」(沼口氏)。
これにより最大の目的であったBCP強化を実現し、仮に同社が被災してもシステムやデータは安全に保持され、業務を継続することができます。
同時に日々の運用管理や障害対応、サーバ更新の手間などからも解放されました。「当社は現在着々と事業を拡大しており、それを支えるための新たなIT整備が求められています。運用管理負荷が軽減したことで、システム企画などへ、より多くの人手と時間をかけられるようになりました」と沼口氏は言います。クラウドに移行したことでシステムの拡張性も向上しており、ユーザ数の増加などはもちろん、こうした新システムの追加などにも柔軟に対応できます。
当初はクラウドに移行することで、システムのレスポンス低下への懸念もありましたが、体感ではレスポンスの差は全くないと言います。「心配は杞憂でした。現場ではシンクライアントシステムがクラウドに移行したことを知らずに使っている社員もいるのではないでしょうか」と沼口氏は語ります。

導入したサービス

「ホワイトクラウド VMware vCloud® Datacenter Service」は 、日本で初めて「VMware vCloud® Datacenter Services」に認定された企業向けクラウドサービス。ヴイエムウェア社のクラウド技術をベースに、高セキュリティな環境で柔軟性・拡張性・可用性を備えたインフラ基盤を提供します。また、「SmartVPN」をはじめ、ソフトバンクテレコムの閉域ネットワークサービス、3G回線など多様なネットワークとの接続に対応。お客様のニーズに応じた最適なクラウド環境を構築できます。

導入の概要と効果

今後の展開

レセプトシステムのクラウド化を視野に適用領域を拡大

今後も同社は「vCloud」を利用したシステムのクラウド化を加速していきます。「特に大きなテーマとなるのが調剤報酬を管理するレセプトシステムのクラウド化です。このシステムは調剤薬局における業務の中核を担うシステム。厚生労働省とのデータ連携も必要になりますが、これまでの手応えから移行は可能だと感じています」と沼口氏は言います。
またクラウドへの移行と並行して、店舗ネットワークを含むグループ全体のネットワーク最適化も視野に入れています。
「今回のプロジェクトを通じて、ソフトバンクテレコムのサポート力には大いに助けられました。常に打ち合わせに技術者が同行し、技術的な疑問に即答してくれたことで安心して導入を決められたうえ、移行計画もスムーズに進められました。今後も当社の成長に役立つ最適な提案を期待しています」と沼口氏は最後に述べました。

導入企業情報

阪神調剤ホールディング株式会社

会社名:阪神調剤ホールディング株式会社
本社:兵庫県芦屋市大桝町1-18
設立:2012年12月21日
資本金:3億円
売上高:1,611億2,100万円(2014年3月期)
事業内容:約40年の実績を持つ調剤薬局事業を中核に、医薬品などの共同購入事業、病院と連携した介護・福祉事業などを展開する。特に調剤薬局事業は患者第一主義を貫き、街の「かかりつけ薬局」としてきめ細かなサービスを提供する。また地下の格納シェルターに食料や薬を備蓄した災害対策拠点薬局、利便性を高めたドライブイン薬局など、新しいタイプの調剤薬局を展開し、地域との連携や接遇サービスの向上に積極的に取り組む。
URL:http://www.hanshin.holdings/

  • 記載内容は2014年12月現在のものです。

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