医療法人社団 幹人会 様

医療法人社団 幹人会 様

医療法人社団 幹人会 様

西多摩地域を中心に医療・介護サービスを提供する医療法人社団 幹人会(以下、幹人会)は、先の東日本大震災を契機にBCP(事業継続計画)の強化に取り組んでいます。その一環として、ソフトバンクテレコムの「ホワイトクラウド VMware vCloud® Datacenter Service(以下、vCloud)」を活用し、介護保険システムのクラウド化に着手。これにより災害時のシステム停止リスクが大幅に低減したうえ、スタッフがスマートデバイスから要介護者の情報を正確に参照できるようになるなど、情報共有体制の強化にも成功しています。

業種:サービス

規模:100人以下

導入サービス:VMware vCloud® Datacenter Service・モバイル

お問い合わせフォーム

課題と効果

  1. 課題.1

    従来の介護支援システムはオンプレミス型で運用していたため、災害時の停電などでシステムが停止する恐れがありました。

  2. 効果

    「vCloud」を使って介護支援システムをクラウド化。堅ろうなデータセンターで運用することで、システム停止リスクを低減しています。

  1. 課題.2

    これまで介護保険の請求業務は事業所のPCから入力していました。訪問看護のスタッフは事業所に戻り、あらためて作業を行わなければならないため非効率でした。

  2. 効果

    スマートデバイスを使って「vCloud」上のシステムへアクセスすれば、訪問先や施設内のどこからでも当日の予定確認やケア記録の入力などが行えます。事務作業にかかる手間が省け、要介護者のケアに専念できます。

  1. 課題.3

    要介護者の皮膚疾患や思わぬケガをしている場合など、注意が必要な情報を災害時などでもスタッフ間でより正確に引き継ぐ方法を模索していました。

  2. 効果

    スマートデバイスのカメラでケガの状態などを撮影してクラウドに保存すると、医師や看護師、介護士など関係する職員が分かりやすい形で情報を共有できます。クラウドとスマートデバイスによって、要介護者中心に情報を共有できる新たな環境が整いました。

背景

災害時にも要介護者の生活を守るためBCPを強化

災害時にも要介護者の生活を守るためBCPを強化

福生クリニック、介護老人保健施設「菜の花」など、4つの医療・介護・福祉施設を運営する幹人会。医療・介護サービスの提供を通じ、地域の人々の暮らしと健康を支えています。
中でも、高齢者や介護が必要な方を支援する「地域ケア」では、4つの施設に約150名の専門スタッフを配置。通所リハビリ(デイケア)や訪問看護サービスを展開しています。
近年、幹人会ではBCPを積極的に推進しています。
「東日本大震災のような災害が発生すると、たとえ短期間の業務停止でも要介護の方の生活と生命が危険にさらされます。私たちには、地域の医療・介護拠点としてサービスを継続する責任があるのです」と幹人会の玉木 一弘氏は述べます。
そのためには、さまざまな取り組みが必要となりますが、要介護者の介護保険情報を安全・確実に保護する仕組みも必須。「要介護の方がどういう状態で、どのようなケアが必要なのかといった情報を共有していないと、いざというとき適切な対応ができないからです」と幹人会の夏海 啓氏は説明します。
さらに、従来はサービスを支える介護保険の請求システムをオンプレミス型で運用していたため、停電などで停止するリスクがありました。

選択のポイント

高い信頼性と医療専任チームのサポート力を評価

高い信頼性と医療専任チームのサポート力を評価

そこで、幹人会が取り組んだのが介護保険システムのクラウド化です。「堅ろうで設備の整った通信事業者のデータセンターでシステムを運用する方が安全と判断しました。また、いつでもどこからでも情報にアクセスでき、情報共有も進むと考えました」と玉木氏はシステムのクラウド化に至った理由を述べます。
クラウドサービスには、ソフトバンクテレコムの「vCloud」を採用しました。選定の決め手になったのが、セキュリティと信頼性の高さ。「介護保険システムは、秘匿性の高い情報を扱うため、データの保全性は重要な要件でした」と夏海氏。また、ソフトバンクテレコムの医療業界専任の営業チームの存在も採用を後押ししました。同チームは単に「vCloud」を提供するだけでなく、数々の選択肢の中から、幹人会の要件に合致した介護保険業務管理ソフトとして「ファーストケア」を選定し構築まで行うなど、プロジェクト全体をサポート。「私たちの立場になり最適な提案を行ってくれたので、とても安心感がありました」と玉木氏は評価します。

導入の概要と効果

スマートデバイスを活用し緊密な情報共有体制を構築

スマートデバイスを活用し緊密な情報共有体制を構築

介護保険システムのクラウド化と同時に、幹人会では、スマートフォンとタブレット端末を導入。スタッフに配布して、いつでも、どこでも「vCloud」上のシステムにアクセスできるようにしました。通信は3G接続モデルやWi-Fi接続モデルを組み合わせ、予算とニーズを踏まえた最適なアクセス環境を整備しているほか、VPN接続によってセキュリティを確保しています。
「どんな状況でも、すぐに要介護の方の情報を確認できる環境が整いました。もし災害で事業所がダメージを受けても、最寄りのスタッフに連絡を取り、最新の情報を参照しながら必要なサービスを継続することができます」と夏海氏は語ります。
また、新システムは日常業務でも大きな威力を発揮しています。
「訪問看護の場合、以前は事業所に戻ってデータ入力などを行っていましたが、今は訪問先から簡単にスマートフォンやタブレット端末で入力作業が可能です。介護保険の請求など、事務作業の手間が軽減しています」(玉木氏)。
ほかにもスマートデバイスのカメラ機能を使い関連文書などを撮影、エビデンスとしてシステムに保管。「また、要介護の方がケガなどをしている際に患部を撮影してクラウド上のシステムに登録し、要介護の方の状態を正確に引き継ぐといった利用法も推進しています」と夏海氏。これにより業務負荷の軽減だけでなく、よりきめ細やかな情報共有も可能になりました。
もちろん、クラウド化によってサーバの保守管理にかかっていた負荷も大幅に軽減しています。

導入したサービス

「ホワイトクラウド VMware vCloud® Datacenter Service」は 世界で7社目、かつ日本で初めて「VMware vCloud® Datacenter Services」に認定された企業向けクラウドサービス。ヴイエムウェア社のクラウド技術をベースに、高セキュリティな環境で柔軟性・拡張性・可用性を備えたインフラを提供します。お客様は専用の管理サイトから、柔軟にリソースの増減が可能です。リソースを使った分だけ時間単位で課金する従量制課金にも対応しています。

導入したサービス

今後の展開

介護保険料の現場決済の仕組みなど、機能強化を目指す

介護保険料の現場決済の仕組みなど、機能強化を目指す

今後はこの仕組みをさらに有効活用し、職員間のコミュニケーションの活性化を促進していきます。また、介護保険料の自己負担分の決済を現場で行えるための機能強化も検討しています。「いつでも、どこからでもアクセスでき、情報を一元管理できる『vCloud』のメリットを活かせば、安全・確実な収納管理を実現できるでしょう」と夏海氏は期待を込めます。
このように、「vCloud」は幹人会のサービスを支えるインフラとして重要な役割を担っています。「私たちの事例を通じて、BCPの重要性をアピールし、医療・介護業界全体のサービスの向上に貢献していきたいですね」と玉木氏は最後に力強く語りました。

導入企業情報

医療法人社団 幹人会

会社名:医療法人社団 幹人会
本社:東京都福生市加美平3-35-13
設立:1993年8月
事業内容:地域医療を支える福生クリニック、菜の花クリニックのほか、介護老人保健施設などを運営し、通所リハビリテーションや訪問看護・介護サービスなどを提供する。医療・介護・福祉サービスを総合的に提供し、地域で暮らし続けることを支援する「地域ケア」に重点を置いた活動を展開している。
URL:http://www.kanjinkai.net/

  • 記載内容は2014年1月現在のものです。
  • サービス名称は一般的に各社の商標または登録商標です。

お問い合わせ

新規導入のご相談、サービス仕様のお問い合わせ

お問い合わせフォーム

サービスパンフレットのダウンロード

資料ダウンロードフォーム

関連導入事例

    事例 医療法人社団 幹人会様 VMware vCloud Datacenter Service

    医療法人社団 幹人会様では、先の東日本大震災を契機にBCP(事業継続計画)の強化に取り組み、その一環として、ソフトバンクの「ホワイトクラウド VMware vCloud Datacenter Service」を活用。介護保険システムをクラウド化、災害時のシステム停止リスクを大幅に低減し、情報共有体制の強化にも成功しています。