テナントネットワークを作成する

テナントネットワークの概要と作成方法を説明します。

テナントネットワークとは

テナントネットワークは、テナント内で使用するL2セグメントであり、仮想マシングループをまたいで接続できるネットワークです。仮想マシンを、他の仮想マシングループの仮想マシンのほか、インターネットや本サービス以外のネットワークに接続する場合には、テナントネットワークを作成する必要があります。

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重要

セキュアインターネットアクセス3などの他サービスと接続するテナントネットワークは、お申し込みが必要なため、当社担当営業までお問い合わせください。

以下の例では、仮想マシングループAと、仮想マシングループBで異なるセグメントを持ちますが、Edgeゲートウェイを介した通信や、インターネットへの接続ができます。

テナントネットワークを作成する

テナントネットワークを作成する方法を説明します。

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重要
  • テナントネットワークをインターネットから隔離された状態にするには、Edgeゲートウェイのファイアウォール機能で通信を遮断します。基本メニューをご契約のお客さまは、EdgeゲートウェイとグローバルIPアドレス1個を利用できます。お申し込みが必要なため、当社担当営業までお問い合わせください。
    「Edgeゲートウェイを設定する」
  • オプションメニューとして、インターネット接続を追加できます。
  • 本サービスには、ネットワーク数の制限があります。
    「ホワイトクラウド ASPIREにおけるネットワーク数の制限」
  • テナントネットワーク名には「TenantNWXX」(XXは数字2桁)を使用しないでください。当社でテナントネットワークを作成する際に使用しますので、利用されていた場合、名前変更をお願いすることがございます。
  • IPアドレスには「100.80.0.0/12」を使用できません。
  1. ユーザ管理者の権限を持つユーザで、セルフポータルサイトにログインします。

    「ユーザ管理者とユーザの権限について」

  2. 「ネットワーク」タブをクリックします。

  3. 左ペインで「テナントネットワーク」-「テナントネットワーク一覧」の順にクリックします。

    テナントネットワーク一覧が表示されます。

  4. アイコンをクリックします。

    「ネットワークのタイプの選択」画面が表示されます。

  5. 「新規のテナントネットワーク(ゲートウェイ接続)」が選択されていることを確認し、テナントネットワークに接続するEdgeゲートウェイを選択して、「次へ」ボタンをクリックします。

    「ネットワークの仕様」画面が表示されます。

  6. 各項目を設定し、「次へ」ボタンをクリックします。

    項目 説明
    ゲートウェイアドレス デフォルトゲートウェイのIPアドレスを入力します。
    作成後、ゲートウェイアドレスは変更できません。
    ネットワークマスク 使用するネットワークマスクを入力します。
    作成後、ネットワークマスクは変更できません。
    L2延伸機能を使用 チェックを入れると、L2延伸ネットワークを作成します。
    作成後、L2延伸ネットワークについては変更できません。
    複数のPodをご契約の場合に表示される項目です。
    (Zone01)ゲートウェイDNSを使用
    (Zone11以降)DNSサーバを使用
    (Zone01)チェックを入れると、EdgeゲートウェイでDNSリレーを有効化します。DNSリレーを有効化すると、当社の管理する以下のDNSリゾルバを使用します。
    (Zone11以降)チェックを入れると、Edgeゲートウェイで有効にしたDNSサービスが利用可能になります。DNSサービスを使用すると、当社の管理する以下のDNSリゾルバを使用します。
    ・プライマリDNS:143.90.130.165
    ・セカンダリDNS:143.90.130.39
    プライマリDNS プライマリDNSのIPアドレスを入力します。
    ここに入力したIPアドレスは、作成するテナントネットワークに接続する仮想マシンで、ゲストカスタマイズが実行された際に、ゲストOS上に設定されます。
    (Zone01)「ゲートウェイDNSを使用」にチェックを入れた場合、ゲートウェイアドレスが自動で入力されます。
    (Zone11以降)「DNSサーバを使用」にチェックを入れた場合、DNSサーバで設定したIPアドレスが自動で入力されます。
    セカンダリDNS セカンダリDNSのIPアドレスを入力します。
    ここに入力したIPアドレスは、作成するテナントネットワークに接続する仮想マシンで、ゲストカスタマイズが実行された際に、ゲストOS上に設定されます。
    DNSサフィックス DNSサフィックスを入力します。
    固定IPプール テナントネットワークに接続した仮想マシンのIPアドレスの指定方法で「固定IPプール」を選択した場合に、割り当てるIPアドレスプールを設定します。単一のIPアドレス、またはIPアドレスレンジの形式で入力し、「追加」ボタンをクリックします。
    (例:192.168.2.100)
    (例:192.168.2.1-192.168.2.10)

    「全般」画面が表示されます。

  7. ネットワーク名を入力し、必要に応じて説明を入力して、「次へ」ボタンをクリックします。

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    重要
    • ネットワーク名の25文字目にスペースは使用しないでください。
      仮想マシンへ接続しても認識されません。
    項目 説明
    ネットワーク名 テナントネットワークのネットワーク名を入力します。以下の点に留意してください。
    ・同一サイト内で同じ名前のネットワークは作成できません。複数Podをご契約の場合も同様です。
    ・東日本サイト/西日本サイトの両方をご契約の場合、別サイトには同じ名前のネットワークを作成できます。
    説明 テナントネットワークの説明を256文字以内で入力します。
  8. 設定内容を確認し、「完了」ボタンをクリックします。

    テナントネットワークが作成され、テナントネットワーク一覧に作成したテナントネットワークが表示されます。