今年創業10周年を迎えるフォトシンスは、キーレス社会の実現を目指した日本のスマートロック市場を牽引する企業です。主力事業であるオフィス向けのスマートロックを活用したソリューションに加え、最近は、美和ロック株式会社との合弁会社を通じて賃貸住宅向けスマートロックを加速させています。「鍵」というソリューションだからこそ、品質管理を大切にしていると同社CISOの小嶋氏は言います。
「Akerun(アケルン)は累計導入社数 7,000 社を超える企業様にご利用いただいています。スマートロックという今までにないカテゴリだからこそ安心安全に使っていただくために、ハードウェアとソフトウェアの品質、サポート体制、セキュリティの堅ろうさなどを大切にし、お客さま目線のサービス提供を心がけています」(小嶋氏)
2021年11月に東京証券取引所マザーズ市場(現:グロース市場)への新規上場を果たした同社。成長を続ける一方で、課題が見えてきたと言います。
「上場のほか、住宅向けのスマートロックを展開する子会社の設立など、事業成長を目に見えて感じる機会が増えました。それに伴いステークホルダーが増え、今まで以上にしっかりと事業を継続させる必要性を感じました。
その意識からこれまで以上にセキュリティを強化すべく、情報システム室を組成しました。その中で最初に取り組んだのがPPAP対策です。重大なセキュリティ事故に至ったケースはないものの、パスワードの設定忘れや送付ミスなどヒヤリハット件数が増えていました。重大な事故を起こさないようにするためにも、早急な運用の見直しが必要でした」(小嶋氏)
従業員の利便性を維持しつつ、より安全な仕組みで業務を遂行できるソリューションを探す矢先、以前から付き合いのあったソフトバンクより提案を受けたそうです。
「ソフトバンクさんには、Google Workspace や Microsoft 365 などをはじめ請求代行にてお世話になっており、セキュリティやコスト課題に親身にサポートしてもらっています。今回もPPAP対策を相談したところ、『PrimeDrive』 の提案をいただきました。他社にもオンラインストレージサービスは多数ありますが、ISMAP※認証されたサービスである点はもちろん、シンプルで直感的に操作できるUIや価格面に魅力を感じました」(小嶋氏)
使い勝手や価格面で「PrimeDrive」に優位性を感じたという同社。管理者目線でも採用の決め手になったポイントがあったと続けます。
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