株式会社梓設計 様

空調の熱負荷計算に「Automation Anywhere Enterprise」を活用し、建築設計プロセスの省力化を実現

お客さま
株式会社梓設計

課題
業務効率化

業界
建設

組織の規模
501人~1,000人

導入サービス
Automation Anywhere Enterprise

空港や大規模スポーツ施設などさまざまな意匠・構造・設備を総合的に手がける設計事務所、株式会社梓設計(以下梓設計)。「BIM※を活用した自動設計の取り組み」を推進する梓設計では、同時に利用が検討されていたRPAの活用先としてBIMを選定し、多くのシステムを連携させていきたいと考えていました。その中で、BIMと連携していなかった空調の熱負荷計算システムを連携させるためのツールとして「Automation Anywhere Enterprise」を採用。建築平面図などからデータを手入力していた業務が大幅に削減されました。
今後もBIMと連携できるシステムを増やすために、活用範囲の拡大を目指しています。

  • Building Information Modeling ( コンピュータ上に作成した3 次元の形状情報に加え、室等の名称・面積、材料・部材の仕様・性能、仕上げ等、建築物の属性情報を併せ持つ建築情報モデルを構築すること)

「想像していたよりもかなり簡単に開発することが可能で、使い勝手の良さを感じました。初心者にも分かりやすい作りになっていると思います」 

株式会社梓設計 
アーキテクト部門 Dワークス AXチーム 副主幹 石川 隆一 氏


BIMを中心に広がるRPA活用先の模索

梓設計では2006年より、BIMと呼ばれる建築のさまざまな形状・属性情報を持つ3DのCADデータの導入を進めてきました。設計の品質とスピード向上を加速させるだけでなく、AIやIoTなどとの親和性が高く、現在ではBIMをプラットフォームとして多くのプロジェクトが手掛けられています。

一方で、建築への最新のデジタル技術を活用する一環でRPAに着目した梓設計では、さまざまな業務でRPAの利用検討をしていきました。しかし、活用先の選定が難航していました。

「例えばクラウド上で提供されるSaaSでは、自分たちの意図しないところでどんどん更新されていってしまうので、RPA向きじゃないなと。いろんなことに試しているうちに、自分たちの足元の業務であるBIMの周りに使えるんじゃないかとなったんです」(石川氏)

RPAを活用してBIMと連携できそうなシステムを模索する中で、空調設備の選定時に必要となる熱負荷計算システムへの活用を決めた同社では、導入前の状況をこう語ります。

「熱負荷計算に必要なデータとなる各部屋の床・外壁・窓の面積などをCADからひとつずつ拾ったり、紙の建築平面図から三角スケールと呼ばれる定規で直接測る作業に非常に手間がかかっていました。そこからさらに熱負荷計算システムへの入力と負荷計算書の作成も手作業で行っていました」(天辰氏)

熱負荷は部屋の収容人数や照明の数、壁・窓から受ける熱量、断熱性能など計算に必要となる変数は約100項目あり、建物全ての部屋ごとに計算が必要になります。

またこの作業は1回計算して終わりということはないと天辰氏は語ります。

「設計者はさまざまな要素を加味しながらデザインを変えていきます。それに伴って熱負荷の値も変わってくるので、デザインが変更になるたびに熱負荷計算システムへ手入力し熱負荷を再計算するのは非効率です。BIMでデザインが変更されるたびに熱負荷計算システムの値が更新され、熱負荷を自動で再計算する仕組みを実現するためには、RPAを使って熱負荷計算システムとBIMの連携が必要でした」(大野氏)

BIM×RPAが生み出す”業務の省力化”と”変更に柔軟に対応できるリアルタイム性”を最大限活用し、またこの取り組みを通じて、更なる建築設計プロセスへのRPA展開という設計事務所としての拡張性の模索ができないかと考えていたと言います。

※掲載内容は2021年8月現在のものです。

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