経営層向け
5Gで産業を変革する。遠隔医療、スマートファクトリーの事例

さまざまな産業で5G通信を用いたDXが進んでいます。本記事では住友電工のスマートファクトリー化の事例を取り上げたセッションと、期待が寄せられているネットワークスライシングとプラベート5Gに関するセッションを紹介。さらに、医療分野における5Gの活用事例もピックアップします。

※記載内容は2021年9月時点のものです。

withコロナ時代の5G×スマートファクトリー

登壇者

住友電気工業株式会社
情報ネットワーク研究開発センター 無線システム研究部 部長
山田 雅也 氏

ソフトバンク株式会社
デジタルオートメーション事業第2統括部 法人5G推進室 パートナー企画課 課長
藤田 敬史

 

withコロナ時代に生産現場でのデジタル化ニーズは高まっています。そこで、住友電気工業の実証実験の取り組みをふまえ、スマートファクトリー実現に必要な5G×AI×クラウド×IoTの活用について紹介。最初にデジタル化の背景について藤田氏がこう語りました。

藤田「スマートファクトリーとはデジタル技術を活用した生産性が高い工場のこと。デジタル化が進む背景としては、労働人口の減少、熟練技能者の高齢化などがあげられます。人手不足の状況で生産性向上が課題となる中、センサーやネットワークの進化によって、作業の自動化、高度化が可能になってきました。

こうした中、テクノロジーを駆使してさまざまな社会課題を解決するために役立つのが5Gです。ソフトバンクとしても5Gでシームレスにつながる社会を実現し、製造、物流、小売などのDXを進めていきたいと考えています」

続いて、ソフトバンクとスマートファクトリーの実証実験に取り組む住友電工の山田氏が語りました。

山田氏「工場のIoT実現に必要なのは『よいデータ、よいツール、よい人材』の3つ。全工程からデータを収集して有効な形で紐付けるデータ蓄積基盤、集めたデータを効率的に分析できるツール、そしてデータ分析可能な人材です。

生産現場には不良品低減、検査自動化、予兆保全、安全性向上、設備稼働率向上の5つの課題があります。これらを解決すべく、現場に人、モノ、設備の動作データを収集するための各種センサーやカメラを設置。映像のリアルタイム処理を行うためにエッジ処理を行うこともあります。5Gで収集したデータをサーバに送り、AIで外観検査自動化などの作業の見える化を行っています。

住友電工大阪製作所内で、5GとAIを活用した映像伝送と解析による、工場の作業の見える化のための実証実験を行いました。

成果としては、5Gを利用することで工場内に配線を巡らせていたネットワーク整備の負担を軽減できるようになりました。また、AI映像解析により作業分類や作業時間集計の人的リソースも削減。作業時間分析や作業映像確認ができるようになり、作業遅れの原因分析が容易になりますし、見える化による作業者の意識向上も期待できます。

当社では今後、エッジAIを活用した実証実験を計画しています。将来的にはAR、VRによる遠隔作業、技能継承の仕組みも作っていきたいです」


ソフトバンク5Gコンソーシアムが目指す産業の変革~医療が身近に~

登壇者

国立研究開発法人
国立成育医療研究センター 研究所長
梅澤 明弘 氏

ソフトバンク株式会社
法人事業統括 法人プロダクト&事業戦略本部 法人サービス施策推進統括部 ONE SHIP企画推進部長
山本 佳樹

 

2021年6月に設立された「ソフトバンク5Gコンソーシアム」にはワーキンググループメンバー45社が参加。「医療ワーキンググループ」に参加し、医療分野における5G活用を進めているのが国立成育医療研究センターです。研究所長の梅澤氏が5Gの医療活用について語りました。

詳しくは5GコンソーシアムのWebサイト(https://5gc.itc.softbank.jp)をご覧ください。(会員の登録が必要です)

<編集後記>
5Gによって高速、大容量の通信が可能になることでスマートファクトリー化、遠隔医療をはじめとしたDXの実現がすぐ間近に近づいています。2022年にプライベート5Gの提供が開始すれば、あらゆる産業でDXが加速していくに違いありません。5Gをより手軽に、低コストで利用できるようになれば、社会は大きく変わっていきそうです。

このセッションはオンデマンド配信でご覧いただけます

withコロナ時代の5G×スマートファクトリー

ソフトバンク5Gコンソーシアムが目指す産業の変革~医療が身近に~

本講演は5Gコンソーシアムサイトでのご視聴となります。(会員登録が必要です)