マーケティング
イベント業界のDX化 ~テックとの融合によるサービス提供~

イベント業界のDX 〜進化するオンライン動画配信プラットフォーム

コロナ禍以降、オンラインイベント市場は急速に広まりました。今後はオンラインイベントで新規獲得やロイヤリティ向上といったビジネス拡大へ、どうつなげていくかが課題となっていきます。「イベント業界のDX」をテーマにした本講演では、今後のオンラインイベントの動向やソリューションについて語られました。

※記載内容は2021年9月時点のものです。

登壇者

株式会社博報堂
生活者エクスペリエンスクリエイティブ局 エクスペリエンスディレクター/UXディレクター
庄司 健一郎 氏

MICEプラットフォーム株式会社
代表取締役社長 兼 CEO
永田 誠 氏

多様化、高度化するオンラインイベントのニーズ

本講演では「Softbank World 2021をはじめ数多くのオンラインイベントを企画運営している博報堂の庄司氏と、イベント業界のDXに取り組むMICEプラットフォームの永田氏による対談が行われました。

永田氏「MICEプラットフォームは2019年に設立しまして、バーチャル展示会サービス『MICE』と動画配信プラットフォーム『MICE ONLINE』を提供しています。

2020年は新型コロナの拡大感染によってBtoBイベント業界も大逆風の年でした。展示会、物産展、セミナーなどのリアル開催は全て中止・延期となり、約80%がオンラインイベントへと移行しました」

庄司氏「コロナ禍が始まった当初はそれまで当たり前だったリアルイベントが開催できなくなり、お客さまとのコミュニケーションが取れなくなってしまったという悩みが多く聞かれました。そんな中、昨年のオンラインイベントへのニーズは『すぐにでも使えるものはないか』というご相談が多かったと思います。
一方、回を重ねるごとにニーズは多様化、高度化してきました。バーチャル展示会についてのニーズとしては、まず、リアル開催と比べて遜色ないものにしたいという要望がありました。
またイベント開催は、数ヵ月から半年をかけて準備をしますが、開催時に世の中がどうなっているかもわからないため、リアル開催とバーチャル開催の両軸で準備をしたいという声もありました。さらに、オンラインで開催するならば、データを活用してデジタルならではの効果を期待したい、という声も寄せられています。

こうした中、手軽に開催できるものから、究極的には完全オリジナルの空間でハイクオリティな世界を構築したいというものまで、多様なニーズに応えるバーチャル展示会のプラットフォームが多数登場しています。

その中でも、MICEプラットフォームのバーチャル展示会は手軽に開催できて、豊富な参加者データを取得できるサービスだと感じています」

永田氏「バーチャル展示会『MICE』は2020年11月にサービス提供を開始しました。特長は、最短1週間で開始できる手軽さと、わかりやすいUI/UX、さらに言えば、参加者のイベント内の遷移をデータ化して、それぞれの興味関心を把握できる点です。社内の技術発表会、マッチングイベント、就職合同説明会などで使われている実績があります」

新型コロナ収束後も、オンラインイベントの流れは続いていく

永田氏「続いて、ウェビナーのニーズについてご紹介します。庄司さん、オンラインイベントで没入感のある企画や演出を考える際のポイントは何でしょうか?」

庄司氏「1つ目はオンラインならではの演出です。CGやアニメーションを駆使して世界観を作り上げる、ポップアップで内容をわかりやすく伝えるといったことが可能です。2つ目はインタラクティブ性。リアクションができるなど、一方的な配信にならないシステムが必要です。3つ目はモバイルデバイスでの参加を意識することです。そのためには画面デザインをシンプルにして、見やすくすることが大事だと思います。

最近お客さまからよく聞くのは、安価に手軽に、ただしクオリティは妥協せずにウェビナーを開催したい、そして効果測定をしたいというご要望です」

永田氏「これらのニーズに対してどう対応すべきか。手軽に画作りをしたいというニーズに答えるため、MICE ONLINEでは演出機能と視聴分析機能を持つ動画配信プラットフォームを提供しています。テロップ、リアクション、画面構成、ピクチャーインピクチャー、ポップアップアンケートといった機能を管理画面から実現でき、専用のオペレータなしで安価に多様な演出が可能です。

効果測定のご要望に対しては、MICE ONLINEでは視聴レポートページを強化しました。視聴数や離脱数をグラフで確認でき、チャットなどのコメントが肯定的か否定的かをAIで分析することも可能。さらに、得られた指標を平均的な数値と比較することもできます。

視聴者の一覧ページでは、各視聴者のアクションやアンケートからスコアリング。例えば、営業系セミナーであれば、購入可能性が高い視聴者からアプローチすることで、営業活動の効率化につなげることができます。

ある企業で説明会にご利用いただいた際には、専用オペレータが不要になったことで運営コストが約100万円安くなりました」

庄司氏「MICE ONLINEはさまざまなデータを収集できるのが印象的でした。今後は取得したデータをどう活用するか、工夫していく必要があると思います。

また、一度でもオンラインでイベントを開催したり、参加したりすると、以前のようにはもう戻れないと思います。新型コロナ収束後もオンラインイベントの流れは続くでしょう。リアル開催はプレミアムな位置付けとなり、イベントはハイブリットな形で開催されていくようになると予想しています」

永田氏「人との接触が制限されている以上、企業にとって顧客やステークホルダーとの関係性構築において、オンラインでのイベント開催がますます重要になってくると思います。MICEプラットフォームは今後もさまざまなご支援をしていきたいと考えています」

<編集後記>
新型コロナの拡大感染によってリアルイベントがなくなり、オンラインでの開催が一般的になってきました。この1年で「とりあえず開催する」というフェーズから、「より高品質に、より効果的に開催する」というフェーズへ移行し、プラットフォームの質も向上しました。こうした中、企業は新型コロナ収束後にもとに戻ると考えるのではなく、リアルとオンラインを融合させた新たなイベント戦略を考えていく必要があると言えます。

このセッションはオンデマンド配信でご覧いただけます

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