AI市場拡大のカギはパートナーシップに。共生こそが、進化への近道

Ecosystem Partner Awards 2017 表彰式レポート

AI市場拡大のカギはパートナーシップに。共生こそが、進化への近道

(2018年6月11日掲載)

2018年5月22日、都内ホテルにてIBM Watsonを活用したソリューションパッケージをいち早く提供し、日本のAI市場の活性化に大きく貢献した企業を表彰する「Ecosystem Partner Awards 2017」が行われた。
その日会場に集まったのは、ソフトバンクが運営する「IBM Watson Ecosystem Partner Program」に参画する企業のメンバーだ。このパートナープログラムは、AI市場の拡大を目指しエンドユーザへ新たな価値と利便性を提供するべく、パートナー企業のビジネス拡大・創出を目的として作られた制度となっている。現在のAI市場はパートナー企業の存在無しにはここまでの発展はなかったと言える。特にその定義が不明確なAIをビジネスにどのように使えるか、そのユースケースを「見える化」し、活用方法を顕在化した功績は大きい。

2017年は、市場にAIソリューションが並び多くの企業が検討・導入できるようになったAI元年。ソフトバンクでは、このAI元年に最も市場拡大に貢献したパートナー企業を「Ecosystem Partner Awards 2017」として、表彰した。

AI元年に最も市場拡大に貢献したパートナー企業を「Ecosystem Partner Awards 2017」として表彰

表彰式は、ソフトバンクの法人事業戦略本部本部長を務める藤長 国浩からの挨拶で幕を開けた。藤長は、パートナー企業各社への感謝の言葉とともに「市場は立ち上がったが、ようやくお客さまがAIに触れられる基礎ができた段階。これから活用される場面が増え、もっと浸透していくように今後より一層協業体制を強化し市場に取り組んでいきたい。」と述べた。続けて、日本アイ・ビー・エム株式会社の執行役員、ワトソン&クラウドプラットフォーム事業部長の吉崎 敏文 氏からも、パートナー企業によるWatsonを活用したソリューションが軸となり、AI市場が加速的に拡大していることへの感謝とともに、今後も日本のAI市場をパートナーの皆さまと共に牽引していきたい、とのメッセージが贈られた。

今回は、以下の6社が表彰された。

株式会社 ジェナ 取締役 AIソリューション事業部 プロダクトマネージャー 五十嵐 智博 氏

2017年度Watsonのビジネス展開に最も貢献したパートナー
「Best Partner of the year」

株式会社 ジェナ
AIチャットボット「hitTO」を開発、企業のAI導入を後押しする数多くの事例を創出する株式会社ジェナ。アプリやソリューション開発分野で幅広い事業を展開されている強みを生かし、AIがさまざまな形で他サービスやシステムと連携できるという可能性を広げ、AI市場の拡大に貢献。

受賞コメント
取締役 AIソリューション事業部 プロダクトマネージャー 五十嵐 智博 氏
「ビジネスにおけるAIは確実に検討フェーズから導入フェーズに移行しています。今年は、AI活用を浸透させ根付かせる年になると思いますので、引き続き力を合わせて市場を盛り上げていきたいと考えています。」

チャットボット「hitTO」

チャットボット「hitTO」

https://www.softbank.jp/biz/ai/watson/planning/solution/hitto/
hitTO(ヒット)は、さまざまなお問い合わせ対応をチャット形式で自動対応するAIチャットボット。会社内で使われる営業支援などのFAQから他システムと連携しエンドユーザへチャット回答を行うサポートサービスなど、さまざまな場面での活用事例がある。

木村情報技術 株式会社 取締役 橋爪 康知 氏

2017年度最も優れたビジネスソリューションを提供いただいたパートナー
「Best Solution Partner of the year」

木村情報技術 株式会社
国内初のエコシステムパートナー認定企業であり、国内で初めてWatsonを活用したAIチャットボット「AI-Q」をリリース。同社が得意とする医療業界をはじめ、多くの業界でAIチャットボットの導入や普及に貢献。

受賞コメント
取締役 橋爪 康知 氏

「最初のパートナーであること、一番実績のあるパートナーであることを両立するために、今後は実績をより残していくために努力してまいります。」

チャットボット「AI-Q」

チャットボット「AI-Q」

https://www.softbank.jp/biz/ai/watson/planning/solution/ai-q/
「AI-Q(アイキュー)」は、さまざまなお問い合わせにチャット形式で自動対応するAIチャットボットのソリューションパッケージです。例えば、社内におけるOA操作方法や申請書の記入方法など、各種お問い合わせに、24時間365日、いつでも答えます。

日本サード・パーティ 株式会社 代表取締役社長 森 豊 氏

2017年度最もシンボリックなSI案件を獲得いただいたパートナー
「Best Technology Ppartner of the year」

日本サード・パーティ 株式会社
ビジネス、テクノロジーの両分野で認定されたパートナーであり、高い技術力をベースにアプリケーションの開発から導入支援までをワンストップで提供。お客さまのニーズを満たすシンボリックなSI案件を構築し、AI市場拡大へ大きく貢献。

受賞コメント
代表取締役社長 森 豊 氏
「私たちは技術を本当に大切に思っており、今回の受賞を大変喜んでいます。これまで深い技術を身につけること、誰にも負けないスピードでやること、この2つを信条としてまいりました。これからもこの2つを生かし、市場拡大に貢献していきたいと考えています。」

チャットボット「Third AI コンタクトセンターソリューション」

チャットボット「Third AI コンタクトセンターソリューション」

https://www.softbank.jp/biz/ai/watson/planning/solution/third-ai/
Third AI コンタクトセンターソリューションは、LINEを活用した新しい顧客接点の追加とWatsonと連動した自動応答(チャットボット)によりコスト削減と顧客満足の向上を実現します。

JBCC 株式会社 クラウド&ビジネスソリューション事業部 事業部長 武田 雅大 氏

2017年度、Watsonビジネス拡大に顕著な効果をもたらしたパートナー「Excellent solution Partner」

JBCC 株式会社
長年に渡り流通・製造・金融・公共公益・医療分野のお客さまと培ってきた豊富な知識と経験、高度なIT技術によって、統合ソリューションプロバイダーとして業種・業界を問わずビジネスシーンでAIを活用できる「CloudAIライト」を開発・提供。

受賞コメント
クラウド&ビジネスソリューション事業部 事業部長 武田 雅大 氏

「Watsonで何ができるか半年悩みぬいた結果、G Suite と連携する製品の開発が決まり、チャットボット「CloudAIライト」が完成しました。利用しているお客さまが多いG Suie をより便利なツールにすることで、JBCCが目指す、お客さまと歩む企業というところに合ったソリューションサービスとなったのでは、思っています。」

チャットボット「CloudAIライト」

チャットボット「CloudAIライト」

https://www.softbank.jp/biz/ai/watson/planning/solution/cloud-ai-l/
G Suite やOffice365など使い慣れたチャットツールを通じて、スケジュール調整や連絡先の確認、文書検索などがすぐに利用できる、AIチャットボットサービス。

システナ 株式会社 上席執行役員 ITマネジメント事業本部 本部長 藤井 宏幸 氏

システナ 株式会社
モバイル機器の検証サービスや、機器の販売を通してのサポート実績から、お客さまがAI導入の負担を感じることなく活用効果を得られる「CoCoBox」を開発・提供。

受賞コメント
上席執行役員 ITマネジメント事業本部 本部長 藤井 宏幸 氏

「新しいサービスを作ることに注力する中、製品が評価されたことを非常に嬉しく思っています。当社は、“私がガンバレば、ハッピーになる人がきっといる”を理念として掲げており、今後もWatsonを活用したソリューションで市場に新しい価値を提供するとともに、多くのお客さまをハッピーにできるよう貢献していきたいと思っています。」

チャットボット「Cocobox」

チャットボット「Cocobox」

https://www.softbank.jp/biz/ai/watson/planning/solution/cocobox/
「CoCobox」( for G Suite タイプ)は、G Suite 一般ユーザ向けQAを事前に学習させたチャットボットサービス 。社内からの G Suite に関する問い合わせには24時間365日対応、リアルタイムで回答が得られます。

株式会社 ビズオーシャン SPALO事業部 事業開発部 部長 佐藤 健太郎 氏

株式会社 ビズオーシャン
同社の事業である書式・テンプレートの提供サービスを生かし、スマートフォンとAIという組み合わせによって隙間時間の有効活用と今後のAI活用に向けた構造化データの蓄積を同時に実現する新しいソリューション「SPALO」を開発・提供。

受賞コメント
SPALO事業部 事業開発部 部長 佐藤 健太郎 氏

「今後は入力にフォーカスした現在のソリューションを、AIの本質であるデータ活用に生かすことを検討しています。また、パートナーのみなさまとの協業でよりよいものを提供したいと考えています。」

ボットによる文書作成サービス「SPALO」

ボットによる文書作成サービス「SPALO」

https://www.softbank.jp/biz/ai/watson/planning/solution/spalo/
「SPALO」は、チャットツールを活用し、スマートフォンでオリジナルBOTと会話しながら、手軽にビジネス文書を作成できる新しいサービスです。音声だけで文書が作成できるので、業務の改善や効率化を図ることが可能になります。

■後記

ソフトバンクとIBM の戦略的提携から3年。ビジネスシーンでのAI活用は、一部の先進企業がチャレンジする時代から、多くの企業がリアルな課題解決の手段として選べる時代へと変化した。だが、未だ万能なAIは存在しない。変化し、複雑化するお客さまの課題に対し、ソフトバンクでは進化していくAIを、さらにRPAやロボット、セキュリティなどさまざまなソリューションと組み合わせながら、より高度なサービス提供と課題解決を目指していく。

 

Think Japan
https://ibmevent.jp/thinkjapan2018bizsolday/
受賞パートナー企業さまのサービスは、Think Japanの出展ブースにて体験できます。