(2020年3月30日 掲載)
みなさんこんにちは!突然ですが、ビジネスで英語を使う機会は多いですか?
日常的にネイティブスピーカーと英語で話す、英文でメールやチャットをする、という方もいる一方、数ヵ月に一回、しかも突然、ビジネスで英語を使う機会が訪れるという方も多いのではないでしょうか。
例えば、英文の契約書を確認しなくてはいけない、または、日本語の資料を英語に翻訳する、といった機会です。
身近にネイティブスピーカーや英語が得意な人がいない場合、翻訳サイトやアプリを駆使して自力で翻訳することになりますが、翻訳サイトでは専門用語の正確な訳がなかなか見つからず、誤訳してしまうこともありますよね。
AIによる超高精度の自動翻訳「T-4OO(ティーフォーオーオー)」は、そんな翻訳における課題を解決できます。
AI自動翻訳「T-4OO」の特長
「T-4OO」は2,000分野の専門用語を蓄積しているため、幅広い業界に対応できますが、それだけではありません。
実は「T-4OO」というサービス名称は「Translation for Onsha Only」の頭文字をとったものなんです。その名のとおり、「自分の会社だけ」の専門用語を学習させたAIにカスタマイズすることもできるんです!
そんな「T-4OO」の魅力を2回にわたってお伝えしていきたいと思います。
今回お伝えしたい魅力は、翻訳スピードです。「T-4OO」は、A4サイズ1枚程度の論文であればわずか1~2分で翻訳することができます。翻訳をメイン業務としていない人にとっては他業務もありますし、休憩もとらなくてはいけないので、翻訳作業だけに長時間を割くのは効率的とは言えません。
しかし、ネイティブレベルではないものの、英語がある程度できる方はこう思われるかもしれません。「AIの学習も必要だし、訳が間違ってるかもしれないから、自分でやったほうが速いんじゃないか」と。
そこで、今回、筆者自身が「T-4OO」と翻訳速度を競争してみました!

三角明寿香
- 都内某私立大学の英文学科卒
- TOEIC880点
- 普段業務では英語は全く使わない
- 日常会話や旅行レベルでの語学力はあるがビジネス英語は苦手
「T-4OO」 vs 人間
まずは自力で翻訳作業
題材に使ったのは、ソフトバンクが提供しているサービス「LEGO® SERIOUS PLAY® (レゴ®シリアスプレイ®)メソッドと教材を活用したワークショップ」に関連する、20ページにわたる働き方改革の提案資料です。
日本語のオリジナル資料はこちらからダウンロードできます。
「働き方改革」や「時差出勤」といった現代の日本特有の単語に悪戦苦闘しながら、他業務や休憩もとらずに翻訳作業に集中した結果・・作業時間2時間20分!
これが速いのか遅いのかはさておき、次に「T-4OO」に同じ資料を読み込ませてみました。
「T-4OO」による翻訳
まず、「T-4OO」にログインし、元のファイルによって翻訳の種類を選びます。
今回使用する資料はPDFファイルなので、「ファイル翻訳」を選びます。
翻訳したいファイルをアップロードし、「確認画面へ」をクリックします。
約1分後、ワード数や推定翻訳時間が表示されます。
原文(今回は日本語)がセンテンス単位で区切られ、一覧で確認できます。原文に誤りがあったり、センテンスの区切りが適切でない場合はこの段階で手作業で修正も可能です。
そして待つこと約30秒・・・翻訳結果が返ってきました!
翻訳結果は、そのまま待つだけでなく、翻訳完了後にメールで通知させる設定も可能です。
翻訳に時間がかかる量の場合、メールで通知がくると便利ですね!また、翻訳予約も可能なので、大量に翻訳したい場合は、退社する前に原稿をアップして予約しておくと、当日夜23時に自動で翻訳を開始し、翌朝出勤時にコーヒーを片手に翻訳結果を確認できますよ。
PDFファイル原稿をアップロードしましたが、翻訳結果は、今回はWordファイルで出力してみました。
時間の差はあったのか?
ログイン~翻訳結果を出すところまでで所要時間5分でした。
人間(筆者)が2時間以上かかっていたことと比較すると、差は歴然ですね。
「AIは人間を超えるか?」・・あっさり超えられてしまいました。
気になる翻訳精度はと言うと・・
PDFをWordに変換するのでレイアウトの崩れはありますが、誤訳はほぼありませんでした。
「T-4OO」はあくまでもサポート、人間が最終チェックを
訳が合っているかの最終確認は誰かが行う必要がありますし、前述のとおりPDFファイルをWordファイルで出力した際にレイアウトが崩れたら修正作業が発生するでしょう。
そういったところは人間が手を加える必要がありますが、まずは内容を正しく把握することが目的の下訳ならばこれで充分と言えます。
翻訳は「T-4OO」に任せて数分で終わらせることで、大幅に時間短縮することが可能です。
次回は 精度のカギを握る、2,000分野の専門用語データベースと Onsha Onlyの学習機能の魅力をお伝えします。