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ニーハオ!ソフトバンクの中戸川です。
AlibabaはECサイト(タオバオ、天猫)が有名な中国IT企業ですが、このECサイトの基盤も実はAlibaba Cloudの上で稼働しています。
今回は最新のAlibaba Cloud情報収集や本プロダクトを活用したソリューションを検討するために、ソフトバンクやSBクラウドの方々と一緒に年に1度中国の杭州で開催されるカンファレンス「Alibaba Apsara Conference 2019」に参加してきました。
今回は 「Alibaba Apsara Conference 2019 参加してきました!前編」 の続きとしてブース展示の内容と番外編を紹介いたします。
それでは見て行きましょう!
Alibabaグループが主催する年次最大のカンファレンスです。杭州の云栖という地域で開催しているので中国語では「云栖大会」といいます。
開催日:2019年9月25日(水) 〜 27日(金)
場所:中国(杭州)
参加者:約67,000人
オンライン配信視聴者:1,250万人超
URL:2019杭州·云栖大会
※中国語
ブースで展示されていたトピックを紹介していきます。
内容
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Alibaba Cloudのデータベースに特化したStackサービスとしてハードウェアとソフトウェアがセットになったPORLARDBサービスを紹介していました。他社でもプライベート利用の基盤としてハイパーコンバージドインフラストラクチャー(HCI)のハードウェアとAzureを組み合わせたStackなどは提供されていますが、クラウド事業者がハードウェアまで一緒に提供しているのは斬新ですね!
内容
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こちらは実際にAlibaba Cloudで利用されているサーバの展示です。ロゴが入っているだけでなく、色までAlibabaカラー(オレンジ色)になっているところにハードウェアに力を入れるというAlibabaの方針がしっかり反映されているのを感じます。
内容
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リアルタイムで道路の渋滞、人の密集度、天候などの情報を可視化しています。こちらはCityBrainというプロダクト名称がついていますが、ブースの人曰く実際には浙江省の杭州市向けにカスタマイズしており、半年程度の開発期間がかかっているとのことでした。余談ですが、Alibaba Cloudのプロダクトも最初はSIでスクラッチ開発してからサービス化する、という流れで作っているみたいです。
参考リンク:CityBrain Solution
※中国語
内容
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駅の混雑状況というのは日本だとあまりピンとこないかもしれませんが、中国の主要都市の駅(新幹線が停車する駅)は日常的に混在しており、チケットを購入するまで30分並んだりすることも珍しくありません。中国などの人口が多い国ならではのソリューションですね。
内容
政府のベースシステム(1)+データベースミドルウェア・業務用ミドルウェアプラットフォーム(2)+ユーザー向けモバイル・公共/企業向けサービス窓口(2)+それらのデータを活用して提供するスマートアプリケーション(N)
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システム構成をデータ政府1+2+2+Nという概念で説明していました。余談ですが画像の中によく出てくる「飞天平台」は英語で「Apsara platform」で、これはAlibaba Cloudのオペレーティングシステムの名称です。 本カンファレンスの名前にも入っていますね。
内容
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物流倉庫の商品在庫数、パッケージ数、占有率(商品ラインナップがどれだけ揃っているか)などを可視化しています。データを可視化するプロダクトのDataVを使い倒していますね。
内容
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顔認識で来場者の情報を取得するだけでなく、画像から想定年齢や、顔得点?(謎です)が画面に表示されます。来場者についてはロケーションが杭州ということもあってか、外国人参加者が少ない印象です。
(2日目夕方までの合計:中国国内約5万名、アメリカ約500名、日本約200名)
参考リンク:whale cloud
※英語
内容
モバイルゲームを提供するためのAlibaba Cloudのプラットフォーム
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中国でモバイルゲームのクラウドとしてはTencent Cloudが一番のシェアを持っていますが、Alibaba Cloudでもゲーム用のプラットフォームを提供しています。
内容
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こちらはAR体験ができるブースでした。車載のEdge端末はAliOSで稼働しており、IoTのEdgeデバイスからクラウドまですべてAlibabaプロダクトで完結します。実際に走っているところを見てみたいですね〜
参考リンク:AliOS Thing
※中国語
内容
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中に入って棚の荷物を決められた場所に移動して上部のモニターに結果が反映されるのを確認するというデモが体験できます。指定された場所以外に置いたらエラーが表示される所を見たかったので、指定位置と異なるところに荷物を置こうとしたら係員の人に怒られてしまいました、、こちらは真似しないようにお願い致します(笑)
参考リンク:Cainao Platform
※中国語
内容
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Alibaba Cloud上で3Dマップを作成できるアプリを提供している北京の会社です。単独でデータセンターのような建物を作ることはもちろん、マップ上に3Dオブジェクトを配置したりできます。ベースとなるマップはAlibabaグループの高徳地図(AutoNavi)が提供しています。
参考リンク:
データセンタービジュアライザー
インテリジェントビルディングビジュアライゼーション
現地のDiDiアプリ(日本で利用するDiDiアプリと別でインストールする必要があります)を使ってタクシーを呼ぶことが可能ですが、今回行った際は、中国の電子マネーの国際決済(クレジットカード決済)ができなかったため、朝イベント会場へ向かう際のタクシー手配は前日にホテルフロントに頼んでおきました。おかげで、毎朝予定通りの時間に無事会場に着くことができました。
ただし、一番困ったのがホテルへ帰るときのタクシー手配でした。数万人以上参加しているイベントなので、DiDiアプリを使わずに手を振ってタクシーを呼ぶことは基本不可能。DiDiアプリを使ったとして大勢の人が同時タクシーを呼ぶので待ち時間がとても長くなります。また、イベント会場にシャトルバスもありましたが、長蛇の列でした…
ここで朗報です!つい先日中国電子マネーAlipay(アリペイ)でクレジットカードを利用して国際決済が可能になったようです!次回イベントに参加する場合、DiDiアプリを使って事前にタクシーを予約しておくことをおすすめいたします!
ワールドワイドで開催される大規模のITカンファレンスはチケットにランチフードが込みになっているところが多いですが、こちらは会場中のフードコーナーで通常購入する必要があります。
お店は10数店舗あるのですが来場者が多いため、お昼時はこのように大変混雑します。13時ごろに到着するとほとんどの店舗が売り切れになっており、数少ない販売中のバーガーキングでなんとか購入することができました(せっかく中国なのにバーガーキングって…)。来年参加される方は少し早めに昼食を取られるとよいかと思います。
Alibaba Cloud関連のいろんなグッズの販売ブースが賑わっていました。
Alibaba Cloudのマスコットキャラクターを200元(3,000円)で購入。ただのプラスチックの置物にしてはちょっと高い気が…まぁお土産なのでよしとします。
せっかく杭州に来たのでアリババ本社にも行きたい!ということで、今回は本社にも行ってきました。イベント会場とアリババ本社はタクシーで30分ぐらいです。
ツアーのメインはアリババミュージアム。ここでガイドさんがアリババ創業当時から今までの歴史を詳しく語ってくれました。ちなみにガイドは英語でしたが、ゆっくり話してくれたのでとてもわかりやすかったです!アリババミュージアムツアーおすすめです!
AlieatersというAlibaba Cloudを活用するためのエンジニア向けコミュニティーがあります。
普段は日本の主要都市(札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、九州)の各地で開催しているのですが、今回は中国の杭州でAlibabaカンファレンスが開かれたのに合わせて、大会終了後の翌日に上海で初開催!しました。
上海で活躍する方々が発表する現地のタイムリーな情報に45名の参加者が聞き入っていました。
参考リンク:Alieaters
※『AliEaters(アリイーターズ)』は、SBクラウド株式会社が運営するクラウドサービス「Alibaba Cloud」の知見を共有し合うコミュニティです。
現地の状況をレポートさせて頂きましたが如何だったでしょうか。
今回はソフトバンク、SBクラウドだけでなくパートナー企業様からもたくさんの方々が参加しており、皆様と一緒に現地で中国最先端のテクノロジーを堪能できたと思います。 ソフトバンクではAlibaba Cloudのプロダクト提供に加え、クラウドSEによる設計・導入支援、運用サポートや中国進出支援、サイバーセキュリティ法対策まで幅広く対応可能です。気になるキーワードがございましたらお気軽に以下のフォームよりご相談頂けたらと思います。
Alibaba Cloudお問い合わせフォーム
最後まで閲覧ありがとうございました!
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