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2020年3月4日掲載
こんにちは、長岡です。
今回は、DTS(DataTransmissionService)をFunctionComputeで操り、 「データ移行」サービスを定期実行(バッチ処理)させるスクリプトをFunctionComputeで実現します。
この記事では、まずDTSを詳しく紹介していきます。
2本目の記事を、FunctionComputeを利用したバッチ処理の実行編とします。
種別 | 機能 | 対応DBエンジン | 対応リージョン | データ移行が利用できる環境 |
---|---|---|---|---|
データ移行(Data Migration) |
| MySQL Oracle PostgreSQL SQLServer Redis MongoDB DB2 AmazonRDS AmazonAurora 【Alibaba系】 RDS, PorlaDB, MongoDB | 杭州、北京、青島、深セン、上海、シリコンバレー、バージニア、シンガポール、ドバイ、フランクフルト、クアラルンプール、香港、オーストラリア、ジャカルタ、日本、インド、フフホト、ロンドン | ①Alibaba Cloud RDS ②オンプレミスデータベース ③AlibabaCloud ECSベースのデータベース |
データ同期(Data Synchronization) |
| 【ターゲットDB】 MySQL MaxCompute ElasticSearch AnalyticDB for PostgreSQL PolarDB AnalyticDB for MySQL | 【ソースDB】 杭州、北京、青島、深セン、上海、シリコンバレー、バージニア、シンガポール、ドバイ、フランクフルト、クアラルンプール、オーストラリア、インド、日本、ジャカルタ、フフホト、張家口、香港、ロンドン 【ターゲットDB】 杭州、北京、青島、深セン、上海、フフホト | ①Alibaba Cloud RDS ②オンプレミスデータベース(ただしVPN必須) ③AlibabaCloud ECSベースのデータベース |
データサブスクリプション(Data Subscription) |
| MySQL | 杭州、北京、青島、深セン、上海、シリコンバレー、シンガポール | ①Alibaba Cloud RDS ②オンプレミスデータベース ③AlibabaCloud ECSベースのデータベース |
上記表の通り、DTSには3つのサービス(機能)があります。
データ移行サービスが最も対応しているDBエンジンが多く、汎用的に利用できると思われますが、実はデータ移行はバッチ処理のようにスケジューリングできる機能がありません。
そこで、FunctionComputeのタイムトリガー機能を利用することで、バッチ処理でデータ移行サービスを実行させることが可能になります。
種別 | 対象サービス | 説明 | 注意点 |
---|---|---|---|
Pay-As-You-Go (従量課金タイプ) | ①データ移行 |
| - |
サブスクリプション (月額固定タイプ) | ①データ移行 |
|
|
種別 | 課金対象アイテム | 請求ルール | 注意点 | 費用(/時間) ※杭州リージョンの場合 |
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データ移行(Data Migration) | ①データ移行インスタンス | ①時間課金。また、増分データの移行が進行中の場合(増分データの移行が一時停止されている期間を含む)が請求対象となる。スキーマの行こうと完全なデータ移行については課金されない ②アウトバウンドトラフィックのみ課金がされる。つまり、Alibaba Cloudから外に出るときの通信に課金が発生する。実際のチャージは実際の通信に準じる。 |
| small:0.158ドル medium:0.287ドル large:0.462ドル xlarge:0.846ドル 2xlarge:1.502ドル |
データ同期(Data Synchronization) | ①データ同期インスタンス | ①時間課金。設定が完了しデータ同期インスタンスが実行されると、請求が開始される。(インスタンスが一時停止されている期間も時間課金が発生) | - | small:0.158ドル medium:0.287ドル large:0.462ドル xlarge:0.846ドル 2xlarge:1.502ドル |
データサブスクリプション(Data Subscription) | ①データサブスクリプションインタンス | ①時間課金。設定が完了しデータサブスクリプションインスタンスが実行されると、請求が開始される。(インスタンスが一時停止されている期間も時間課金が発生) ②サブスクリプション課金 | - | 0.46ドル |
今回はAlibaba Cloudのインターナショナルサイト(国際サイト)ベースで見ていきます。
データベース系プロダクトの中にあります。
DTSのトップページです。
左のペインでも、真ん中のアイコンどちらからでもそれぞれのサービスページに遷移可能です。
例えばデータ移行サービスに遷移してみると、移行タスクが起動できるリージョン一覧が表示されます。
注意するべきポイントとして、Alibaba Cloud RDSなどをソース or ターゲットインスタンスとして選択したい場合は、RDSが存在するリージョンのタスクインスタンスを作成する必要があります。
操作ログ画面です。
タスクを実行したログなどがここに出ます。
条件に該当するページがございません