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2020年3月16日掲載
こんにちは。
ソリューションアーキテクトの松田(@MatYoshr)です。
昨年、Object Storage Service(OSS)クロスリージョンレプリケーション機能のご紹介をさせていただきましたが、中国本土外のリージョン間での対応エリアが拡大しました!
まだ、中国本土と中国本土外のレプリケーションは依然として出来ないのですが、対応しているリージョンが増えた事は嬉しいですね。
なお、今回のアップデートは日本サイト
、 国際サイト
共通の情報になります。
画面上で設定可能になっていることを確認できたものがベースになりますが、以下のような対応になりました!
前回の記事に過去の対応状況が載っていますが、今回のアップデートで全ての中国本土外のリージョン間でクロスリージョンレプリケーションが設定可能になっており、かなり対応範囲が拡張されていることが分かりますね。
2020年3月13日時点の情報になります
※全てのパターンでのレプリケーションの検証までは行なえていません。
出来なかったリージョンの組み合わせがあればご連絡ください。
実は前回の記事を書いた時と OSS の管理コンソールが変わっているので改めて設定方法を残しておきます。
まぁ、クラウドだとよくある事なので・・・
まずは概要ページですが基本機能やツールなどの情報が以前より分かりやすくなっていますね。
左側のパネルに「クロスリージョンレプリケー・・・」と日本語だと長いので見切れていますが、今回のテーマであるクロスリージョンレプリケーションの項目がトップレベルに並んでいます。
「クロスリージョンレプリケーション」の項目を選択すると、クロスリージョンレプリケーションの設定状況が一覧で表示されます。
コレは地味に嬉しくて、複製元と複製先のバケットが一目でわかるので、複数のバケットを運用している時に便利ですね!
「操作」列の設定
を選択すると個別のクロスリージョンレプリケーションの設定内容を確認できます。
それでは、新規にクロスリージョンレプリケーションの設定を行なっていきたいと思います。
「バケットリスト」から対象のバケットを選択します。
「冗長性とフォールトトレランス」から「クロスリージョンレプリケーション」を選択します。
クロスリージョンレプリケーションが設定されている場合はココに設定助y方が表示されます。
今回は未設定なので「同期を有効にする」を選択します。
クロスリージョンレプリケーションの設定画面が開きます。
現在、選択しているバケットリージョンがJapan (Tokyo)
であることが確認できます。
ここからが今回のポイントです。
複製先リージョンのドロップダウンリストを選択すると・・・
フランクフルトやジャカルタ、ロンドン、ドバイなどコレまで選ぶことができなかったリージョンが複製先として選択できる様になっています。
今回は追加されたIndonesia (Jakarta)
を選択してみます。
その他の設定項目は以前と変わりがないので、項目の説明は前回の記事をご覧ください。
以上で設定は完了です。
次の様な画面が表示されます。
「ファイル」のアップロード
を選択します。
「アップロード」の項目を選択してアップロードするファイルを選択します。
正常にアップロードされました。
それではクロスリージョンレプリケーションを設定した複製先のバケットを見てみたいと思います!
「バケットリスト」からIndonesia (Jakarta)
の対象のバケットを選択します。
「ファイル」の項目を選択すると・・・
無事に東京リージョンのバケットにアップロードしたファイルが複製されていました!
ちなみに「クロスリージョンレプリケーション」の一覧を確認しに行くと設定した対象が追加されていました。
1行目の設定が東京からドバイ、2行目の設定が今回設定した東京からジャカルタの設定になります。
今回はObject Storage Service のクロスリージョンレプリケーションの対応エリア拡大ということで、改めて設定の方法も含めてご紹介するアップデート情報でした。
東京リージョンからのレプリケーション対応リージョンの追加は待ち望んでいた機能なのでとても嬉しいですね!
あとは中国本土へのレプリケーションに期待したいところですが・・・
なかなか難しいですかね。
中国本土とのファイル転送のシナリオに関してはイロイロと検討しておりますので、お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。
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