SoftBank World 2016 ~AI・IoT・ロボットとビジネスの最前線~

SoftBank World 2016 レポート

SoftBank World 2016 ~AI・IoT・ロボットとビジネスの最前線~

(2016年9月2日掲載)

ソフトバンクグループ最大規模の法人向けイベント「SoftBank World 2016」をレポート。今注目のAIやIoTなど、最新技術を活用した事例によって社会はどのように変わっていくのだろうか。

情報革命の未来を、その目に。SoftBank World 2016

「SoftBank World 2016」は、「情報革命の未来を、その目に。」をテーマに、協賛パートナーや導入企業が多数参加。Pepperなどのロボット、AI、IoTによってビジネスに変化をもたらした事例を紹介する講演(セミナー)が行われたほか、多数のブースが設けられ、セミナーで紹介しきれなかった数々の事例も展示。

さらに、今年は展示会場で「Pepper World 2016 夏」も同時開催。さまざまな業種で活躍する、法人モデルの応用技術について、デモンストレーションによって実際に触れられるだけではなく、アプリケーションを搭載したPepperがビジネスに活かされている事例のプレゼンテーションも行われた。

Pepper World 2016 夏 会場の模様

先進技術を導入した企業の具体事例を多数紹介

先進技術を導入した企業の具体事例を多数紹介

イベントでは、Day1・Day2で約70もの基調講演・特別講演などを開催。ソフトバンクグループの経営陣、ゲストスピーカーによる講演のほか、ビジネスソリューション、導入事例に関するセッションも多数行われた。驚いたのは、すでに効果を上げているものや、商談が進みリリース目前のものが非常に多かったこと。ここ数年で登場した、クラウド、ロボット、ドローンといった技術のメリットや活用法を、販売・提供する企業だけではなく導入する企業側も考え、受け入れやすい土壌が育まれてきたことも背景にあるだろう。

一例を挙げると、不動産の接客でPepperを利用し集客数の増加を実現した事例、IBM WatsonがアパレルのECサイトや医療情報の提供の場に導入された事例などがあった。「どの分野のどこで活かされているか」が明確で、明日には自分が利用しているかもしれないものが多く、期待させられた。それを証明するかのように、聴講者数も2日間で延べ約2万2,000人となり過去最高を記録。ビジネスパーソンの関心の高さがうかがわれた。

Pepperの新しい可能性に触れる「Pepper World 2016 夏」

ソフトバンクロボティクスによる「Pepper World 2016 夏」も同時開催。集客や警備を目的としたアプリを搭載したものをはじめ、介護施設で高齢者の話し相手になるもの、遠隔操作で受付対応ができるものなど、多種多様な機能を持ったPepperのデモンストレーションが体験できた。

また、「Pepper for Biz」向けの新サービス体験コーナーでは、中国語や英語を翻訳できる機能を活かし、免税店などでの利用を想定したPepperが注目を集めていた。さらに会場の一角では、これらのサービスを紹介するミニセミナーも開催。搭載するアプリに次第でさまざまな役割が与えられたPepperが多くの業界の現場スタッフをサポートし、見た目での集客効果はもとより、人手不足による労働負荷を軽減させる効果などが語られた。

Pepperの新しい可能性に触れる「Pepper World 2016 夏」

AI・IoTなど最新サービスに触れられる展示も

AI・IoTなど最新サービスに触れられる展示も

セミナー会場のすぐ傍に設置された展示会場では、約100社の協賛パートナーや導入企業のブースが設けられ、IoT、AI、スマートロボット、モバイル、クラウド関連のソリューションやサービスの紹介が行われた。例えば、法人向けに導入されたPepperの活用を現場レベルでサポートするサービスや、ドローンの活用方法の紹介、さらには、クルマやバイクといった身近な乗り物の感情を読み取り、機械と心を通わせるリレーションづくりの取り組みなど、ブースを巡れば巡るほど他のブースへの興味が沸くような、内容の濃い展示が多く非常に驚かされた。

また、IBM Watsonを紹介しているブースでは、いち早くIBM Watsonを導入している海外の事例はもちろん、日本語版のデモンストレーションや、Pepperと組み合わせたサービス事例が展示されるなど、AIが日本のビジネスにも広がっていくことを感じさせる内容で、特に高い注目を集めていた。

セミナーや展示会場では、ロボット、AI、IoTを活用した事例が多数紹介され、昨年を上回るビジネスパーソンが訪れた。すでにPepperがビジネスの現場でも利用され、効果を出し始めていることもあり、さらなる用途の広がり方や、ロボット、AI、IoTへの関心の高さを証明する結果となった。


(取材日 2016.07.21/22)


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