テレワークをまだ続けるべき!?社員満足度&企業価値アップまちがいなしの最新ハイブリッドワーク術

2022年9月21日掲載

社員満足度&企業価値アップまちがいなしの最新ハイブリッドワーク術

新型コロナウイルス感染症の蔓延をきっかけとして、多くの職場で働き方の見直しが進められてきました。状況が少し落ち着いてきた現在、今後もテレワークなどを継続すべきか、出社前提の働き方を復活させるべきかの意見が上がっていますが、状況に応じて働く環境を柔軟に選択できる「ハイブリッドワーク」こそが今後最も望まれる体制なのではないでしょうか。

本記事では日本マイクロソフトの西脇氏をお招きして開催されたウェビナーをもとに、今後求められる最適な働き方について考えていきます。

目次
西脇 資哲 氏

西脇 資哲 氏

日本マイクロソフト株式会社

常務執行役員/エバンジェリスト

深堀 菜生

深堀 菜生

ソフトバンク株式会社

法人事業統括 法人プロダクト&事業戦略本部 デジタルオートメーション事業部 第2統括部 クラウドビジネス企画部 部長

今、テレワークを続けるべきか?やめるべきか?

ここ数年で急激に普及したテレワーク。自宅で業務ができるため、出退勤にかかる時間を気にしないで済む、慣れた環境でリラックスして働けるなどのメリットがある一方、同僚とのコラボレーションがしにくいなどのマイナス面があることも分かってきています。

コロナウイルスの影響が今後沈静化するにつれて、テレワークも徐々に減少していくのでしょうか。日本マイクロソフト株式会社でエバンジェリストを務める西脇氏は以下のように語りました。

「結論から言えば、テレワークを止めるという選択肢はないと私は考えています。マイクロソフトではこの2年間で16万人の社員をテレワーク勤務とし、2万5千人の新入社員をリモート採用しましたが全く問題ありませんでした。日本では以前の状況に戻ろうとする圧力が強く、せっかくテレワークが普及して出勤時間がなくなったり自分のペースで仕事を進めやすくなるなど、よい流れができてきているのに、それを断ち切ってしまうのは大変もったいない。しかし、同僚との会話やコラボレーションのために出社を望む声があるのも事実です。そのため、働き方を自由に選べる選択肢があることが重要なのです。マイクロソフトでは73%の社員がそうしたテレワークを基本としたフレキシブルな働き方=ハイブリッドワークを希望しています。実際、私自身も社内のミーティングやセミナー、イベントなどの仕事を極力テレワークでこなしていますが、出社した方がよい場合は出社するなど、状況によって切り替えて業務に当たっています」(西脇氏)

マイクロソフト と ソフトバンクが実践する「ハイブリッドワーク」

状況にあわせて勤務する場所を選択できる働き方、ハイブリッドワーク。その実践について西脇氏とソフトバンクの深堀の対談が続きます。

ソフトバンクのハイブリッドワーク

「ソフトバンクは10年くらい前からさまざまなツールを導入したり、人事制度を見直すなどして社員が多様な働き方をできるように体制を整えてきました。テレワークも以前から取り入れていましたが、新型コロナウイルス感染症のパンデミックで多くの社員が自宅で勤務するようになりました。2022年からはベストミックスを導入することにより、働く場所は組織・個人単位で出社・在宅・サテライトオフィスなど自由に選択できるようにしたり、家庭の事情にあわせて居住地を変えるなど、社員がそれぞれ最適なロケーションを選んで働くことできるようにしました。このように働き方が変化する中で社員にテレワークのについてアンケートを取ったところ、業務生産性は出社と変わらない・向上したとする社員が約80%でした」(深堀)

「こういうアンケートの実施は重要ですね。実際働き方が変わってみてどうだったか、社員がどう感じたか調査して自社に向いているのかそうでないのか検討してみることは必要です。仕組みを取り入れたら、しっかり効果を確認しなければいけません」(西脇氏)

「テレワークでも業務は継続できますが、一方で人と直接会うことで得られる効果についても弊社は注目しています。そのため、Face to Faceでのコミュニケーションを強化するため、オフィスの価値を追求することを目的に竹芝に新しい本社ビルを作りました。本社ビルでは偶発的なコミュニケーションが生まれるよう3階分のフロアを階段でつなげたり、気軽に会話ができるラウンジを各階に設けたりといった工夫を施しています。
また、こうしたハイブリッドワークを支えるツールとしてコミュニケーションとセキュリティなどを統合したビジネスツールであるMicrosoft 365などを導入しています」(深堀)

*ベストミックス--出社勤務とテレワークを組織、個人が自由に選択し、パフォーマンスを最大化する働き方

マイクロソフトのハイブリッドワーク

「マイクロソフトではテレワークと出社の割合を自分で選択できるようになっています。社内イベントは全てオンライン化されているので、在宅でも必要な情報を得ることができます。私は8割テレワーク・2割出社が基本ですが、予定に応じて臨機応変に割合を変えています。

こうしたハイブリッドワークを実践するための重要なポイントが、業務プラットフォームであるMicrosoft 365です。働く場所が増えると業務用のツールも増えがちですが、それは社員にとってパスワード管理などの負担も増えることになります。どこにいても同じように、同じツールを使って働けることが大事ですので、業務ツールを1つに纏められるプラットフォームが必要なのです。

また、プラットフォームの導入はセキュリティ上のリスクを減らすこともできます。ハイブリッドワークで複数のツールを使う場合、アカウントも複数必要ですが、そうすると管理が難しくなり情報流出などの恐れが増します。その点、プラットフォームを導入すれば同じアカウントでメール・カレンダー・オンライン会議など各種のツールを運用できるようになるので、管理がしやすくなります。さらにツールの利用ログが残るので、問題発言や行動の抑制につながりコンプライアンス強化にも役立ちます。

Microsoft 365は業務で使用するデバイスの自由度を高めるのにも役立ちます。業務に使うデバイスを管理システムに登録さえしておけば、会社はデバイスの管理を安全かつ一元的に行うことができます。

さらに、Microsoft 365にはMicrosft Vivaというウェルビーイング(身体的・精神的・社会的によい状態にあること)を推進するための機能があり、自分の気持ちや体調を報告することで改善のアドバイスを受けられます。さらに多数のラーニングコンテンツがあるので、最近よく話題に上がる『社会人の学び直し』の機会も充実しています」(西脇氏)

これからの展望

「将来的には、Microsoft 365にもメタバースの仕組みを取り入れていきたいと考えています。偶発的な出会いの効果は現状のオンライン会議では得ることが難しいのですが、コミュニケーションツールのMicrosoft Teamsをメタバース化して、利用者はアバターを使いバーチャルオフィスで交流できるようにすれば、オンラインでもオフィスにいるのと同じ効果を生むことができると思います」(西脇氏)

「テクノロジーの進化が働き方の変化を生み、それにより働き方の選択肢が広がっていく。この2年間は特に強くそれを実感しています」(深堀)

「選択肢が広がった今、選択肢を狭める逆戻りをすべきではありません。働き方の選択肢を広げることで、雇用の機会は広がります。雇用が広がれば企業の成長の原動力になりますし、日本経済を活性化することにもつながります。ぜひ今後とも、ハイブリッドワークを拡大していきましょう」(西脇氏)

本ウェビナーではウェルビーイングを実践しやすいテレワークと、仲間とのコラボレーションを実践しやすいオフィス勤務。その両方の長所を活かすハイブリッドワークおよびそれを実現するMicrosoft 365について、より分かりやすく詳細に紹介しています。講演は下記オンデマンド配信からご視聴いただけますので、ぜひご覧ください。

また本ブログでご紹介したMicrosoft 365は、現在、おトクにご契約いただけるキャンペーンも実施していますので、この機会に検討されてはいかがでしょうか(キャンペーンは2023年3月17日まで)。

【マイクロソフト西脇氏登壇ウェビナー】

まだテレワークを続けるべき!?~​社員満足度&企業価値アップまちがいなしの最新ハイブリッドワーク術~

これからの時代にますます求められる働き方「ハイブリッドワーク」。テレワークと出社を柔軟に組み合わせた勤務形態を実践するための方法をお伝えします。
視聴する(無料)

関連サービス

関連セミナー・イベント

永沼 雄
ソフトバンクビジネスブログ編集チーム
永沼 雄
2009年以降、B2B業界で海外営業やマーケティング活動に従事。2021年よりソフトバンクの法人部門にて、オウンドメディアでDXやサイバーセキュリティ分野のマーケティング活動を行っている。

同じカテゴリーの記事をみる

Tag
スマートワークの実現
Display
part
/common/fragments/sidebar