リスティング広告とは? 初心者でも分かる始め方&おススメキーワードを解説
2024年1月18日掲載
「これからインターネット広告を始めたいけど、何から始めればよいか分からない」「WEB広告は効率がよいと聞くがどう活用すればいいのか」と悩まれる方も多いでしょう。そのような方には「リスティング広告」から始めることをおススメします。本記事ではリスティング広告の概要や仕組み、始め方やキーワードの選び方などをご紹介します。
リスティング広告とは
リスティング広告とはユーザが検索したキーワードにあわせて表示される広告のことです。検索結果に表示されるため「検索広告」「検索連動型広告」とも呼ばれます。「Yahoo! JAPAN」や「Google」「MSN」などの検索結果画面に掲載されるテキスト形式の広告で、テキストに任意のサイトリンクを埋め込めるため、クリックした人を自社のサイトに誘導することが可能です。
一般的なWEBサイトや動画サイトでよく見られるバナーや動画形式の広告はユーザのデモグラ情報(性別、年齢、居住地域など)や興味関心などに基づき広告が表示される仕組みが用いられていますが、リスティング広告はユーザが検索ページに訪問しサービスや商品を探すときに広告を出す仕組みが用いられており、ユーザのニーズが非常に高いタイミングにアプローチできます。そのため、バナー広告や動画広告よりも自社サイトへ訪問させた際の会員登録や購買行動を起こす確率が高くなる傾向にあります。
始められるため、広告に掛けられる予算が少ない場合、期間限定で運用してみたい場合などにもおススメです。さらに画像形式の広告と比べテキストの用意だけで始められる手軽さも魅力の一つと言えます。
※こちらの画像はYahoo! JAPANから許可を得て使用しています。
自然検索結果(オーガニック検索)との違い
検索結果画面には「リスティング広告(検索広告)」とは別に「自然検索(オーガニック検索)」と呼ばれるものが掲載されています。
※こちらの画像はYahoo! JAPANから許可を得て使用しています。
またリスティング広告と自然検索には以下のような違いがあります。
リスティング広告
自然検索(オーガニック検索)
掲載コスト
掲載位置
掲載順位
アルゴリズムとは検索エンジンが掲載順位を決めるためのルールで、例えばGoogleの場合なら200以上の指標があるとされています。検索結果画面では掲載順位が高い方がユーザの目に留まるためクリック率も高くなる場合が多く、自然検索でも掲載順位を上げることは非常に重要です。アルゴリズムに対応し自然検索結果の掲載順位を上げるための対策を「SEO対策」と呼びますが、「SEO対策」は非常に工数を要し順位が上がるまでに時間もかかるため、短期間のうちに上位掲載を目指す場合はリスティング広告の方が有効といえます。
リスティング広告の始め方
サービスにより多少異なりますが、ここではYahoo! JAPANでリスティング広告(検索広告)を始める場合を例にご説明します。
①IDを取得する
Yahoo! JAPANに広告の掲載する場合はYahoo! JAPAN IDが必要となります。まだIDをお持ちでない方はここで取得しましょう。ID取得には携帯電話番号が必要となります。
②広告を申し込む
取得したYahoo! JAPAN ID から、Yahoo!広告の申し込みを行います。申し込み後にYahoo! JAPANビジネスIDが発行されますので認証を行い申し込みを完了させます。
③アカウントを開設する
発行されたYahoo! JAPANビジネスIDで検索広告のアカウントを開設します。検索広告用のアカウントを開設しないと広告を掲載することができません。
③広告を作成する
リスティング広告を掲載したい検索キーワードを決めて、そのキーワードに対して広告文とリンク先のWebサイトを設定します。設定が完了するとYahoo! JAPANにて審査が始まり、おおよそ2〜3営業日で審査が完了します。
④広告費を支払う
Yahoo! JAPANの場合は、広告の掲載開始前に広告費用を入金する前払い方式になります。入金した金額は開設したアカウントに「アカウント残高」として表示されます。アカウント残高がゼロ円になると広告は自動停止されます。入金方法は、銀行振込とクレジットカードがありますが、アカウント残高への反映が早く、振込手数料の負担もないクレジットカードのご利用が便利です。
⑤広告の配信を開始する
審査が完了し、入金した広告費用がアカウントに反映されると広告掲載を開始することができます。
Yahoo! JAPAN ID取得から審査完了までおおよそ10営業日程度を要するため、広告掲載開始まで余裕を持って申し込むとよいでしょう。
リスティング広告を実施するとよいキーワード
アカウントを開設して広告を準備したのち、どのようなキーワードに広告を出せばよいか悩む人も多いのではないでしょうか。リスティング広告はユーザが検索の際に用いる語句(検索クエリー)と登録しているキーワードが一致した場合に広告が表示されます。もし自社の商材を購入しようとしている人がいても、検索クエリーを登録していないと広告が表示されません。検索ユーザがどのような語句で検索するかを考えながら、キーワードを複数登録するとよいでしょう。ここではキーワード選定のSTEPを重要度順にご紹介します。
例:自社商品「A」の購入者を増やしたい場合
STEP①商品名
「A」「自社名 A」
STEP②商品のカテゴリーや特徴:「A」がビジネス用のPCバッグの場合
「ビジネス用バッグ」「ビジネス かばん」「仕事 パソコン ケース」「PC バッグ」
※「かばん」のみは対象が広すぎるためNG
STEP③商品に対するニーズ:「A」がビジネス用PCバッグの場合
「社会人 必須アイテム」「出張 PC どうする」
上記は一例になりますが、予算に余裕があれば②や③にはさまざまなキーワードを登録し、予算が限られている場合は①+②の中でも重要なキーワードに絞るようにします。なお「Googleのキーワードプランナー」は対象となるWebサイトを読み込ませることで商品やサービスに関連する単語やフレーズが表示されるため、キーワード候補を見つけるのに役立ちます。
リスティング広告の料金体系と掲載方式
リスティング広告の料金体系は「クリック課金」方式が採用されています。広告が表示され、ユーザがクリックして初めて料金が発生するため、広告が掲載されるだけでは料金は発生しません。予算に応じて1クリックあたりいくらまでなら出せるかで単価を決めましょう。また1日分の予算上限を設定できるので予算消化後に広告がクリックされ予算オーバーになることを防げます。
続いて掲載方式です。リスティング広告の掲載方式は「オークション方式」が採用されています。ユーザが検索した用語とキーワードや誘導先サイトの関連性、1クリックあたりの単価(=入札価格)などから掲載有無と掲載順位が決まります。中でも入札価格はオークションに強い影響を与えるため、多くの企業が設定するキーワードは高い金額で入札しないと広告が掲載されにくい傾向にあります。広告掲載に必要な入札価格を知りたい場合はYahoo!JAPANの「検索キーワード料金見積サービス」が参考になります。
まとめ
リスティング広告はこれからインターネット広告を始めるお客さまにとって手軽に始められる広告です。その一方で効率的な運用には専門的な知識が欠かせません。ソフトバンクではリスティング広告に関する豊富かつ最新の知識・情報を生かし、お客さまのニーズにお応えできる広告プランのご提案、運用・サポートをご提供いたします。これからリスティング広告を始められるお客さまもすでに始めているものの運用にお困りのお客さまもぜひご相談ください。
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