Gemini 活用の最前線 Gemini Enterprise が拓くAIエージェントの未来〜イベントレポート

2026年7月22日掲載

Gemini 活用の最前線 Gemini Enterpriseが拓くAIエージェントの未来〜イベントレポート

2026年7月6日、グーグル・クラウド・ジャパン合同会社のオフィスにて、Google Workspace の利用者を対象とした特別セミナー「Google Cloud直伝!Gemini で加速する業務効率術」が開催されました。本記事では、会場で語られたAI活用の現在地や自律型AIエージェントが切り拓くビジネスの未来、ソフトバンクによる導入定着支援についてレポート形式でお伝えします。さらに、オフィスツアーの模様や、お客さまのリアルな声も併せてお届けします。

目次

Google Workspace で広がるAI活用の現在地

Google Cloud でSMB向けアカウントマネージャーを務める斉藤氏より、AIの歴史的なシフトやAIエージェントが変えるビジネスの未来が語られました。

斉藤氏: 「ここ数年で非常に多くのプロダクト発表がありましたが、直近3カ月でも100を超えるアップデートをリリースしています。そして現在最も注力しているテーマが「Agentic 時代」への変革です。

従来のAI活用は、チャットボットのように人間が指示したタスクを固定的に任せるものが主流でしたが、今年に入り、複雑なタスクも自律的に実行・問題解決まで任せられる『AIエージェント』へのシフトが急速に進んでいます。

例えば財務報告を例に挙げると、これまでは『資料はどこですか?』と検索するレベルでしたが、そこから業務プロセスに組み込んで『損益チェックを実行してください』となり、さらに現在は『四半期の変動量を分析した上で、金利引き上げが会社の債務に与える影響をモデリングして問題解決する』というレベルまで、自律的に業務を遂行する時代に差し掛かっています」

Gemini 活用の最前線 Gemini Enterpriseが拓くAIエージェントの未来〜イベントレポート

組織のAI活用力を最大化へ〜Gemini Enterprise とは

続いて、同社でカスタマーサクセスマネージャーを務める土生氏より、標準のGoogle Workspaceに備わっている「Gemini」と、「Gemini Enterprise」の位置付けの違いについて詳しく解説されました。

土生氏: 「多くの方が混惑される点ですが、Google Workspace 内の作業スペース(Gmail やドキュメントなど)に内蔵されているGemini と、Gemini Enterprise は完全に別の製品になります。Gemini Enterpriseは「Google Cloud」の中の商品であり、双方を組み合わせて使うことで、より強固なコラボレーションが可能になります」


標準Gemini とGemini Enterprise の違い

※Google Workspace に内蔵された作業スペース内で使えるGeminiの機能

1.データグラウンディング(参照範囲)の広さ

標準Gemini: Google Workspace 内(ドライブやメールなど)のデータのみを参照。

Gemini Enterprise: SalesforceやSharePointなどのサードパーティー製システムや社内の基幹システムなど、あらゆる外部データと連携して取り扱うことが可能。

2.AIエージェントの利用・開発力

標準Gemini: Google Workspace 内のシンプルな自動化に限る。

Gemini Enterprise: ノーコードでより高度かつ本格的なAIエージェントを自作したり、エンジニアが開発した高度なエージェントを呼び出したりできる。

3.追加のセキュリティとコンプライアンス

標準Gemini: 組織単位での機能のオン・オフ制御。ユーザーによる共有管理。

Gemini Enterprise: 管理者がエージェントごとに細かく機能を制御でき、社内でエージェントが乱立するのを防いで一括管理・監査できる。

4.高度な開発環境の付属

標準Gemini: コーディング環境は付属しない。

Gemini Enterprise: 「Gemini Code Assist」などの高度なコード開発環境がデフォルトで付属。\

デモ画面で見るGemini Enterprise

Google Workspace における「データの壁」、それをGemini Enterprise がどのように突破するのかについて、実際の画面を交えた説明がありました。

斉藤氏: 「AIはいかに必要なデータに広くアクセスできるかが重要です。Google Workspace の範囲内でも、ドライブ内の過去の見積書から失注・受注の背景を要約することは可能ですが、ドライブの外にあるデータを加味した分析を指示すると答えられなくなってしまいます。これがGoogle Workspaceの『壁』です。

Gemini Enterprise であれば、コネクター設定によってBoxや各種クラウドストレージ、基幹システムまで横断検索の対象を広げられます。Google検索 をオフにして自社データのみにグラウンディングさせることで、ハルシネーション(もっともらしい嘘の回答)を防ぎ、正確な参照元を明示しながら社内データ分析が行うことができます」

デモンストレーションの様子

デモンストレーションの様子

カスタマーエンジニアの戸子台氏による実演の様子。Gemini Enterprise では、即時対話型の「チャットエージェント」と、指定日時に裏側で処理を完了させる「ワークフローエージェント」の2種類を使い分けることができ、カレンダーやメールなどの情報収集を自動化する定期実行タスクの設定や、外部ツールとデータをシームレスに連携させるMCP(=Model Context Protocol)による活用方法が紹介されました。
▶︎関連記事:MCPとは? AIエージェント活用を支える外部データ連携の標準規格

ユースケース紹介:広がるAI活用領域

Google Cloud セッションの締めくくりとして、斉藤氏より社内フローの高度な自動化と、強力なガバナンス機能についてユースケースを交え紹介されました。

斉藤氏:「Gemini Enterprise では、大きな目的を担う親エージェントが、小さなタスクを持つ複数の子エージェントをコントロールする階層型の仕組みを構築できます。

例えば、手書き書類の読み取り業務において、単に文字をデータ化するだけでなく、AIが自律的に社内データベースと照合して情報の不備をチェックし、人間に修正案を提示して承認を得た上で、基幹システムに自動登録するといった複雑な独自フローの実務代替が可能になります」

ほかにも企業やユーザーの属性、やりとりの文脈から回答を最適化する「ナレッジグラフ」技術や、チーム内で安全にエージェントを一元管理できる「エージェントギャラリー」についても紹介されました。安全性においては、チャット内での機密情報入力を自動検知してブロックする「モデルアーマー」機能が有効化ボタン1つで利用でき、誰がいつどのようなプロンプトを入力したかまで詳細なログをダッシュボードで一元監視できるため、強固なガバナンスのもとで全社展開が可能であることがGemini Enterprise の特徴として紹介されました。

知識豊富なエンジニアによる伴走支援〜ソフトバンク

最新のAIエージェントを活用できる「Gemini Enterprise」ですが、「導入しても使いこなせるか不安」「自社で何ができるのかイメージが湧かない」という声も耳にします。そんな現場の悩みを解消するために、ソフトバンクでは初期設定のサポートから実運用、そして最終的な自走まで一気通貫でのご支援を提供しています。

後半パートでは、ソフトバンクでGoogle Cloud とのコラボレーションを推進する小林より、豊富な国内導入実績を有するリセラーとしての強みと、導入から定着に向けた具体的な支援策が紹介されました。

ソフトバンク 小林

小林: 「ソフトバンクがAI活用のご支援時に最も大切にしているのは、最終的にお客さま自身でAIを運用・再設計できるようになること(自走・内製化)です。AIエージェントは業務の変化に合わせて都度設計し直す必要があります。弊社のGoogle Cloud Partner Top Engineerが、お客さまと一つのチームを組み、環境設定から施策計画、効果測定までを伴走支援いたします。

※高い技術力を持ったエンジニアに対して表彰されるGoogle Cloud Japanのプログラム

ソフトバンクによる伴走支援

また、本番稼働後も、セキュリティ対策やログ監視を行う『MSP(運用保守)』で一気通貫のサポートをご提供可能です。『Gemini Enterprise はまだ少し早い』というお客さまには、前段階としてGoogle Workspace のGemini 機能を使いこなすための研修プラットフォーム「Axross Recipe for Biz」もご用意しております」

ソフトバンクは、Google Cloud の先進的な技術を組織全体で最大限に生かせるよう、導入初期の準備から将来を見据えたノウハウの提供まで、確かな技術力でサポートします。お客さまが最適な形でAI活用の一歩を踏み出せるよう、伴走体制をご用意しています。

ご参加いただいたお客さまの声

セミナー後のアンケートやヒアリングから、Gemini Enterprise の可能性や今後の活用に向けたリアルな意見が多数寄せられました。

お客さまの声

番外編:オフィスツアーや、懇親会の様子

当日はGoogle Cloud のオフィスツアーも実施されました。オフィス全体がとにかく自由でクリエイティブ。「これもオフィスにあるの?」という驚きの空間ばかりでした。

本格的なミュージックルームや休憩スペースが整っており、ちょっと疲れたときやアイデアに行き詰まった時のリフレッシュの工夫が満載。さらに、健康に配慮した飲食が提供されるカフェテリアなど、IT系の業務でデスクワークが多くなりがちな従業員への徹底した気遣いが印象的でした。

こうしたイキイキと働ける自由な空間は、チームの垣根を越えてコミュニケーションを生み出す素晴らしい仕掛けになっていると感じました。

オフィスツアーの様子

懇親会の様子

懇親会の様子
懇親会の様子

最後は最上階のスペースで懇親会が行われました。参加されたお客さまが、講演で感じた感想や具体的に自社でどうAI活用を進めて行きたいかなどのイメージを、Google Cloud の講演担当者やソフトバンクの営業と和やかなムードの中で話し合う様子が印象的でした。

AIによる記事まとめ

本記事は、Google Workspace の利用者を対象に開催された特別セミナーのイベントレポートです。自律的に業務を遂行するAIエージェント時代への変化が語られ、Gemini Enterprise による外部データ連携や高度なエージェント作成、自律的な業務フローの自動化機能が紹介されました。ソフトバンクからは、顧客自身がAIを運用・再設計できるよう、環境設定から内製化までを一気通貫で伴走支援する取り組みが紹介されました。

※上記まとめは生成AIで作成したものです。誤りや不正確さが含まれる可能性があります。

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