活動報告 2014年4月

2月も元気な「走る!KnK子どもセンター」

子ども支援:国境なき子どもたち


陸前高田市内4カ所を走る「走る!KnK子どもセンター」は2月も元気に走っています。
2月はインフルエンザが各学校で流行し、子どもセンターも大事をとって運行休止にすることやセンター内のマスク着用、手指の消毒を徹底しました。小学生はマスク着用があまり得意じゃないようでしたが、なぜマスクを着用するか説明をしたところ、勝手にマスクを取ってしまう子どもも減り、壊れたマスクで「マスクマン」など仮面を作ったりして楽しんでいました。

中学校では、3月初めに受験を控えた3年生には受験に向けての決意を、それ以外の学年には応援メッセージを桜の花びらに書いてもらい、センターバスの後ろの窓に花びらを貼り桜の木を満開にしました。一言で熱い決意を表したもの、高校合格の先の夢まで書いたものなど、さまざまな思いがあふれた桜の木になりました。また、試験を間近に控え、よりいっそう勉強に取り組む様子や、残り少ないセンター内での時間を楽しもうと友だちと話に花を咲かせる様子が見られました。

子どもセンターが始まった当初から利用していた子どもたちが間もなく中学校を卒業ということもあり、スタッフも感慨深く思っています。新生活に向け、その先の夢に向け頑張る姿を見守っていけたらと思います。

暴力に苦しめられた人々が食糧難に苦しむことのないように

国際協力:国連WFP協会

今、中央アフリカ共和国で紛争による人道危機が発生し、深刻な飢餓が広がっています。

もともと3割の家庭が食糧不足に苦しんでいた中央アフリカでは2013年3月に政変が起きて以降、イスラム教系勢力とキリスト教系勢力との間の武力衝突が激化しました。殺害、報復、略奪を恐れた多くの人々は家を逃げ出し、推定10万人が駆け込んだ首都バンギの国際空港は避難民キャンプと化しました(写真)。9割の家庭は一日一食しか食べられていないと報告されており、特に武装勢力に包囲された地域では飢餓など人道状況の悪化が懸念されています。さらに、周辺国へ逃れる難民も急増しています。3月中旬時点で約60万人が国内で、28万人が周辺国で避難生活を余儀なくされています。

国連WFPは125万人を対象に食糧支援を行う計画で、活動を拡大させています。2月には国内で約23万人に米や豆などの食糧を届け、さらに5歳未満の子どもには栄養強化ペーストを配っています。また、チャドなど周辺4カ国へも中央アフリカ難民への食糧支援を拡大中です。

しかし、治安の悪化により支援活動は難航しています。資金難にも直面しています。支援活動には1億700万米ドルという多額の資金が必要ですが、まだそのうち35%しか集まっていません(3月中旬時点)。

暴力に苦しめられた人々がさらに食糧難に苦しむことのないよう、皆さまのご協力をよろしくお願いします。

憩い語り合うことで地域再生への活力を集結~「アットマークリアスNPOサポートセンター」の活動報告~

保健/医療/福祉:中央共同募金会

災害ボランティア・NPO活動サポート募金(ボラサポ)では、被災地等で活動するボランティア・NPOを支援しています。今回は、岩手県釜石市「アットマークリアスNPOサポートセンター」の活動報告です。

釜石では東日本大震災により多くの建物が被災し流出しました。
今では、がれきも取り除かれ一見すると街並みが整備されたように思われがちですが、実際は、もともと建物があった場所のほとんどは、何もない更地の状態です。

震災から3年が経ちましたが、街並みを決める復興計画の詳細が決まらないまま現在に至っています。また、被災者は仮設住宅での仮住まいをしていて、ほとんどの方は、いまだ永住できる住まいを見つけることができていません。さらに、仮設住宅では、騒音やプライバシーなど多くの問題を抱えながら日々ストレスとの戦いを余儀なくされています。阪神・淡路大震災や中越地震を振り返ると、この状況がまだしばらくは続くことが想定されます。

当法人が管理する「みんなの家 かだって」は、2012年6月に釜石東部市街地に設置されました。被災した人々が憩い安らぎを感じられることを願い、何もなくなった釜石の町に灯をともし続け、今では被災した住民自らが明日の希望を語り合い、地域再生へ向けた人々の活力を集結するための貴重な場となっています。
中でも、特に小学生・中学生・高校生を対象とした「復興こどもまちづくり塾『かだって×語って~未来のまちをぼくらが創る~』」では、子どもたちのふるさとへの愛着を育むと同時に、復興まちづくりのため頑張る大人や若手と交流する機会を持つことで、次世代の担い手を育成し、復興に向けて前進する力と希望を与える事を目指しています。

持続的な復興には、各世代による担い手の連携が求められています。
寄付者の皆さまには今後末永く見守っていただきたいと思っております。一刻も早い復興を遂げ、笑顔が届けられるよう頑張ります。ご寄付いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。

東日本大震災復興支援イベント「あの日のこと」

まちづくり:日本ハビタット協会

未曽有の大災害から3年近くが経過し、人々の東北への関心は薄れ、被災地から離れた地域では東日本大震災のことを気に留めない人々が増えています。多くの人々がこの大災害を心に留め、被災地のみならず日本中が一刻も早く元気になれるように、東日本大震災のことを伝えながら、命の大切さや人間の尊厳について考える機会を持つことは極めて重要です。

東日本大震災で被災しながらも生き延びた人々の経験を写真、音楽、朗読、歌でつづる舞台として上演するとともに、実際に被災した方を招いてその体験を多くの人々に伝え、共有する機会をつくりました。このたびは、石巻市立釜小学校 土井 正弘校長を招いて、震災から子どもたちがどのように歩んできたかを中心に話をお伺いしました。

来場者の声
「あの日のこと」を忘れないために参加しました。来年も参加します。ぜひ続けてください。
土井先生の現実感あふれるお話、とても良かったです。「三つの心」、被災地の子どもたちに限らず伝えてほしい。
改めて胸が締めつけられる思いがします。現状を発表していただきありがとうございます。力強く生きる姿が感じられました。

世界のどこに生まれても、可能性を十分に伸ばして成長できるように

子ども支援:日本ユニセフ協会

キリスト教勢力とイスラム教勢力の武力衝突から、不安定な情勢が続く中央アフリカ共和国。深刻な状況が続く中で出会った女の子とのエピソードが届きました。

アリエルの笑顔は、輝かしいものでした。9歳のアリエルに出会ったのは国内で唯一の小児科病院。彼女は白い蚊帳が張られたベッドの上に座っていました。
私は初め、アリエルがオレンジ色のシャツを着ているのだと思っていました。しかし、近づくと、胸から背中まで広がるやけどであることに気づきました。アリエルは数カ月入院しており、同じ部屋には他にも戦闘で傷を負った子どもたちがいます。
アリエルに頼まれて携帯電話で写真を撮って見せると、蚊帳越しに笑顔を見せてくれました。「ディズニーのお姫さまの名前と一緒だね」と私が話すと、「そのことは知ってるわ。すごくきれいよね」と言いました。「君はお姫さまよりもずっときれいだと思うよ」と伝えると、アリエルは一瞬言葉をつまらせ、恥ずかしそうに笑うと「ありがとう」と一言ささやきました。

アリエルを含む230万人もの子どもたちが、この国の不安定な情勢や危険に直面しています。世界のどこに生まれても、持って生まれた可能性を十分に伸ばして成長できるよう、ユニセフは、引き続き中央アフリカで他の国連機関やパートナー団体、暫定政府と共に活動を続けていきます。

ウクライナ衝突で「中立」の赤十字が負傷者を救護~危険と隣り合わせの活動~

日本赤十字社


負傷者の救護にあたる赤十字ボランティア

ウクライナでは2月中旬から下旬にかけて、首都キエフの独立広場を中心に、反政権派の市民と治安部隊との間でこれまでにない大規模な衝突が発生。一部報道では、およそ75人が死亡し、数百人が負傷したといわれています。

ウクライナ赤十字社は今回の大規模な衝突を受けて、ボランティア56人による「緊急対応チーム」を中心とした24時間体制の救護活動を展開しました。ボランティアは独立広場の衝突で負傷した人々に応急手当てを行い、周辺の安全な場所で待機する救急車まで担架に乗せて搬送。彼らの懸命な救護により、これまでにおよそ360人の負傷者が病院へと搬送されました。

赤十字は常に政治的・思想的中立を貫き、いずれの立場の負傷者に対しても迅速かつ公平に支援の手を差し伸べてきましたが、ウクライナではこうした赤十字の原則が十分に理解されていない実態があります。

活動中の赤十字ボランティアが銃撃され、独立広場の周辺ではさまざまな医療関連の団体が赤十字マークを誤用していました。ウクライナ赤十字社はインターネットなどを使って、赤十字マークを誤用することがないように、また赤十字マークを付けた救護員やテントを攻撃することがないように、人々や関係機関に働きかけています。
先行きが不透明な情勢の中で、赤十字はこれからも必要な支援を続けていきます。

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