活動報告 2014年8月

ガザ地区の武力紛争で犠牲になっている子どもたちに支援を

子ども支援:日本ユニセフ協会


© UNICEF/NYHQ2014-0904/El Baba

ガザ地区とイスラエルの武力衝突激化によって、子どもたちが犠牲となっています。2014年7月14日時点で、空爆によるガザ地区での子どもの死者は少なくとも35人、負傷者は296人に上ります。現場にいるユニセフ職員は、武力衝突下にある家族から、現在の情勢が子どもたちに与えている深刻な影響を聞いています。子どもたちには、眠れない、悪夢にうなされる、食事が喉を通らないなどの症状の他、心理的ストレスの痛ましい兆候が表れている子どももおり、ガザ地区で喫緊に心のケアを必要としている子どもは2万5,000人と推定されています。

子どもたちや両親が恐怖や不安、ストレスを乗り越えるサポートをするため、ユニセフが支援する五つの緊急心理ケアチームが自宅や病院を訪れています。ユニセフのパートナー団体であるパレスチナ民主主義紛争解決センターに支援を行い、今後、五つの緊急心理ケアチームが少なくとも子どもと保護者2万5,000人に心の支援を実施予定。これまでに262回の訪問で302人以上の子どもを支援してきました(2014年7月13日時点)。また保護者向けに、危険な時にどのように子どもを守るかをまとめた冊子や、不安を感じる子どもへの対処法を伝えるためのSMS配信、そして、コミュニティーにおいて保護的な環境下で安心して子どもと家族が心のケアなどを受けられるよう、ファミリーセンター21カ所の再稼働を予定しています。

このような子どもたちへの心のケアの他、水と衛生、保健/栄養、教育などの分野でも支援を行っています。ユニセフ・パレスチナ事務所は、緊急支援を含む今後の活動資金として総額1,428万4,000米ドル(約14億4,268万円 米ドル=101円で換算)の支援を呼び掛けています。引き続き、皆さまの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

夏に備える! 水の事故から大切な命を守るのは、自分自身です

日本赤十字社


ペットボトルを使って浮く体験をします

水の事故は、プールよりも衣服を身に着けたまま海や河川などに転落する事故の方が多く発生していることをご存じですか。
警察庁が発表した水難発生の統計では海の事故が最も多くなっています。

衣服や靴を身に着けたまま水に落ちると、突発的な出来事にパニックを起こします。また、衣服が泳ぎの妨げとなり、普段は泳げる人でも溺れてしまうことがあります。

日本赤十字社では、水の事故から自分自身を守る知識と技術を学ぶ「水上安全法講習」を実施しており、ご要望に応じて着衣泳(ちゃくいえい)を紹介しています。

水は日常生活に欠かせないものですが、一つ間違えば、命に関わる事故の原因となります。
水の事故から大切な命を守るのは自分自身です。もしもの時に備えて、「水の事故防止」や「水に落ちた時の正しい対処法」について学びませんか。

子どもたちの生活環境改善プロジェクト

まちづくり:日本ハビタット協会

震災から3年が経ち、現在被災地で大きな課題となっているのが「格差」です。所得格差、復興格差などが人々の間の溝となり、暮らしだけでなく人々の精神にも影響を与え、子どもたちにも悪影響を及ぼしています。また、震災により両親を失った子どもたち、片親を失った子どもたちは生活面での苦難に直面したり、精神的不安を抱えています。

被災地から離れた地域の人々にはなかなか目にすることも触れる機会もありませんが、実際にそういう状況下に置かれている子どもたちがいます。日本ハビタット協会は、宮城県石巻市を中心に学校や保育所と相談しながら、学校行事などで子どもたちが明るく楽しい時間を過ごせるよう支援活動を進めています。

また、毎年実施している被災地の学校にクリスマスプレゼントを届けるハビタットサンタに向けて準備を進めています。

皆さまのご支援が子どもたちを支える大きな力となります。子どもたちの心の回復が一日も早く訪れるようにご協力をお願いいたします。

宮城県石巻市で、被災後の子どもの居場所と親の交流の場をつくる

保健/医療/福祉:中央共同募金会

災害ボランティア・NPO活動サポート募金(ボラサポ)では、被災地などで活動するボランティアNPOを支援しています。今回は、宮城県石巻市で活動する「こども∞(むげん)感ぱにー」の活動報告です。

石巻市には、2011年3月11日の震災時から、解消できずに持ち続けているストレスや、震災の傷痕を目にしながらの生活に疲れを感じている子どもたちが多くいます。また、一人親や震災の影響で母親も働きに出るなど、子どもたちの生活環境も激変しました。

こども∞感ぱにーは、子どもたちが震災を乗り越え、安心して過ごせるための居場所づくりを目的に活動しています。「あそびは生きるちから」「自然や人との繋がりのなかで感謝の心を育む」を理念に、子どもの自由な発想と創造力を育む環境づくりを行うとともに、子どもたちが安心して遊べる環境をづくり、一緒に過ごせる“心の居場所”づくりを行っています。
子どもたちにとっての遊び場は、同世代の子どもとのおもちゃの貸し借りや取り合いから始まり、いつも自分だけを見てくれるお母さんが他の子と遊ぶ姿に“焼きもち”を焼くなど、『親子』という小さな社会から一歩飛び出し、さまざまな初めての経験を積む場になっています。

また保護者にとっても、子育ての悩みを互いに語り合い情報交換できることで、安定した子育てにつながっています。「『お母さん最近変わったね。話がしやすくなった』と子どもに言われました」など、子どもと自分の変化を感じたという感想を多くいただいています。

このたびは心温まるご寄付をありがとうございました。
皆さまのおかげで、子どもたちの安心した笑顔と子どもを見守る地域の方々の笑顔を見ることができました。今後ともご支援よろしくお願いいたします。

竹下景子国連WFP協会親善大使、フィリピン台風被災地を訪問

国際協力:国連WFP協会


写真 関口 照生

昨年11月8日、フィリピン中部および東部の島々を猛烈な台風が襲い、およそ1,400万人が被災するなど甚大な被害が発生しました。半年近くが過ぎた4月下旬、国連WFP協会親善大使の竹下 景子さんが被災地を訪問しました。

最初に訪れたのは、サマール島東部にある米の配給所です。米を受け取りに来ていた2児の母、リサ・コンサルタドさんに竹下さんが話を聞くと、「ココナッツと米を育てて生計を立てていましたが、ココナッツは完全に駄目になってしまったので、収入がかなり減ってしまいました。いただいたお米は節約しながら大事に使っています」と語りました。

竹下さんはレイテ島の母子栄養支援の現場も訪れました。現地では栄養指導や衛生指導、国連WFP協会が提供する栄養強化食品の配布が行われていました。竹下さんは、サンプルとして準備された栄養強化パウダー入りの食事を子どもの口に運んだりするなど、被災親子らと交流しました。

被災地訪問を終えて、竹下さんはこんなメッセージを残しています。
「普段日本で生活していると、物質面でも割合に恵まれており、今日と同じような明日が来ると無意識に思ってしまうこともあると思います。しかし、私たちが支援を必要とすることも今後往々にしてあるはずです。支援というのは、一方通行のものではなく、共に生かされているという思いの下に行うものだと思います。
飢餓は私たちの努力で撲滅できます。皆さまのご協力をお願いいたします。」

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