活動報告 2015年2月

ユースボランティアが被災地訪問「できることから始めたい」の決意新たに

日本赤十字社


釜石市鵜住居地区で被災当時の話を真剣に聞くユースボランティア

全国各地から集まった日本赤十字社のユースボランティアら34人が2014年12月19日から3日間、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県内の被災各地を訪問しました。

今回の訪問活動は、若者が実際に被災地に足を運び、現状をその目で見ることで、震災への理解と防災・減災の意識を高めていくことが目的です。

参加者はボランティア活動に参加するとともに、被災された方や復興支援に携わる方から震災時の体験や現地の状況などを聞き、防災・減災の意識を新たにしました。

岩手県で被災地支援を行っているネットワーク組織「遠野まごころネット」では、クリスマスに向けて子どもたちにプレゼントを作るボランティア作業を行いました。
同組織の井上 恵太さんから被災地支援のポイントとして人が集える場を作っていく取り組みの重要性などについて話を聞くとともに、同氏の案内で陸前高田市や大船渡市の被災現場を回りました。

釜石市では「釜石ボランティアガイド」の千葉 まき子さんの案内で被災現場を訪問しました。「津波から逃げるときは遠くにではなく高台に」「通信手段がなくなった状態では、自分たちで知らせない限り、誰も助けにきてくれません」などの訴えに耳を傾けました。

今回初めて被災地を訪問した参加者も多く、被害の状況に言葉を失う場面もありましたが、「何かをやっていかなければ」という思いが共通して生まれました。

福島の子どもたちに、夢・希望・勇気を届ける楽しい演劇を

保健/医療/福祉:中央共同募金会

災害ボランティア・NPO活動サポート募金(ボラサポ)では、被災地などで活動するボランティア・NPOを支援しています。今回は、福島県南相馬市・相馬市で活動する「NPO法人Inseki Project」(東京都新宿区)の活動報告です。

「NPO法人Inseki Project」では、2011年7月より「東日本大震災・演劇による復興応援プロジェクト」をスタートさせ、2012年度までに宮城県石巻市と東松島市の小学生約500名を対象とし、私たちの演劇を届けてきました。その中で、ずっと気に掛かっていたのは、「原発事故・津波・風評被害」の3重の被害に立ち向かっている福島の子どもたちのことでした。

3重の被害のために複雑な問題を抱える浜通り地区(今回は南相馬市・相馬市)の子どもたちが心の中に抱えているストレスを少しでも開放し、“夢”や“希望”、そして“勇気”を持てるような楽しい演劇を届けたいと切に思い、小高小学校での上演の準備を進めました。

福島の抱えている現状は、簡単に解決できるような生易しいものではありません。
だからこそ、大人たちにとっても“希望”であるはずの子どもたちの心の問題を少しでも解消に近づけることができれば、わずかでも復興に向けての後押しになると信じ、祈りとエールをこめて2014年より取り組んでいます。

「かんたん募金」の温かいご支援のおかげで、子どもたちに、楽しい時間を届けることができました。
劇中での子どもたちの笑い声や笑顔を皆さまに直接にお届ければよいのですが…。
これからも心を尽くして、活動を進めていきたいと思います。本当にありがとうございました。

震災直後の緊急支援から復興支援まで。世界各地で活動する国連WFP

国際協力:国連WFP協会


©WFP/Jim Farrell

2015年の3月11日で、あの3.11から4年がたちます。普段は開発途上国で活動している国連WFPが、東日本大震災に際して、日本でも専門性を生かして緊急支援に関わっていたことはあまり知られていないかもしれません。食糧をいち早く届けるため「運ぶ」ということを得意とする国連WFPは、各国から日本へ寄せられた支援物資などを必要とする現地へ届けるため、東日本大震災の緊急支援の舞台でも輸送活動を行いました。

一方、3.11の約1年前、2010年1月12日に中央アメリカのカリブ海に位置するハイチ共和国で、マグニチュード7.0の巨大地震が発生したことは覚えていますか? この地震では20万人以上の人々が亡くなり、日本からの支援も、そして、国連WFPの支援活動も地震発生直後から行われました。

5年がたつ今でも、国連WFPは北半球の最貧国であるハイチで支援を続けています。地震発生直後から徐々に復興支援に移行し、現在は、何らかの自然災害が次に起こった場合にも耐えられる環境づくりや、働く機会の創出などを食糧支援と共に行っています。

日本の東日本大震災からも「復興」と呼べる日はまだ遠いと言われていますが、ハイチ大震災からハイチもいまだ復興の途上にあります。

今日も、そして今後も、世界各地で活動する国連WFPは「飢餓のない世界を目指して」奮闘し続けます。

みんなで盛り上がったクリスマス会「走る! KnK子どもセンター」

子ども支援:国境なき子どもたち

2014年12月、陸前高田市で運行している「走る! KnK子どもセンター」はクリスマス一色でした。

小学生は画用紙で作った雪だるまやサンタクロースを壁に貼ったり、窓ガラスにツリーを描いてセンター内を装飾しました。一気にクリスマスモードになったセンターの中で、ケーキを食べたりビンゴやかるたをして盛り上がりました。また、マスキングテープやカラーペンを使ってクリスマスカードを作りました。普段は照れくさくて言えない感謝の言葉を、友だちや家族に伝える機会にもなったようです。

中学生は、各運行場所の子どもたちが一堂に集まれるよう、長部漁村センターをお借りしての開催となりました。男子チームはカレー作り、女子チームがパフェの準備を担当しました。最後のトッピングは各自が行い、個性豊かなパフェが完成! 調理中は和気あいあいと、調理後は積極的に洗い物をする子どもたちの姿を頼もしく感じました。食後のイントロ当てクイズなどで会場の雰囲気は最高潮に達しました。2013年12月のクリスマス会でも熱い戦いを見せたイントロ当てクイズは、今年も男女・学年関係なく、回答ボタンめがけて滑り込む激戦でした。

中学3年生の多くはこのクリスマス会が、本格化する受験勉強前の区切りとなりました。受験に向け励む子どもたちを応援するとともに、子どもたちがほっと一息つけるような居場所の一つとして、今後も運行してまいります。

守れるはずの“5人目の子ども”の命

子ども支援:日本ユニセフ協会


©UNICEF/NYHQ2014-1114/Khuzaie

予防接種事業はユニセフの活動の中で、最も成果を上げてきた活動の一つです。予防接種は、命を落としている子どもたちの数を減らせる可能性を持っています。2013年、命を脅かす感染症に対する予防接種を受けた子どもの数は1億1,100万人以上、世界の子どもたちのおよそ84%にまで達しました。しかしながら残りの16%、5人に1人に当たる2,180万人の子どもたちは、予防接種を受けることができないでいます。

ユニセフは、予防接種を受けることができないでいる“5人目の子ども”を含めた、全ての子どもたちに予防接種を届けることが可能であると確信し、パートナーと共にこの課題に立ち向かっています。公衆衛生分野の支援活動の中でも、最も費用対効果が高く、何百万人もの子どもの命を守っている予防接種事業。ユニセフは予防接種の成功を土台として、他の予防・治療保健サービス—栄養不良を防ぐためのビタミンA補給剤、マラリアから守るための殺虫剤処理を施した蚊帳、寄生虫対策のための虫下しの配布など—の提供を展開しています。

守れるはずの命を救うために、世界中全ての子どもたちが予防接種を受けられるよう、どうぞご協力をお願いいたします。

バレンタインデーには「KUWA CHOCO」を贈って復興を応援しよう!

まちづくり:日本ハビタット協会

日本ハビタット協会は、仙台市沿岸部の畑に桑を植え、桑産業による農業の復興と地域の再生を目指す「復興の桑プロジェクト」を実施しています。農薬を全く使わず栄養豊かな桑には、たくさんの潜在能力が秘められています。そんな桑の性質を生かした新しい商品、桑パウダー入り生チョコ「KUWA CHOCO」が誕生しました。津波が畑にもたらしたミネラルを存分に吸って育った栄養豊かな桑を使った「KUWA CHOCO」は桑の風味と特性、そして被災地の人々の思いがこもった渾身の一品です。売り上げは「KUWAこども基金」として活用し、理不尽な自然災害の被害に遭った子どもたちが将来を諦めず、自分たちの道をしっかり歩めるよう支援していきます。

2015年1月29日~2月8日に仙台市の老舗百貨店 藤崎百貨店にて開催される催事「地方新聞社おすすめスイーツ総選挙」に出店することになり、地域の人々から愛されるブランドとして着実に成長し始めています。桑産業を通して、地域が活性化し、人々の暮らしが一歩ずつ改善していくために、皆さまのご支援ご協力をお願いいたします。

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