ケータイリサイクルのなぜ?

リサイクルの現状

現在、携帯電話のリサイクル率は出荷台数に対して2割程度※1と低く、使わなくなった端末をそのまま手元に置いていたり、「不燃ゴミ」として処分したりする人も多く、携帯電話を回収・リサイクルする台数は年々減少傾向にあります。

[注]
  • ※1
    2割程度のリサイクルのほかに、下取りに出すケースもあります。
  • 出所:一般社団法人電気通信事業者協会および株式会社 MM総研の開示資料を基に当社算出。

リサイクルの必要性

携帯電話の本体、バッテリー、充電器などは、金・銀・銅・パラジウム・コバルトなど各種レアメタルが高濃度で含有されており、これらレアメタルの採掘は、森林破壊や水質汚染などを招くだけでなく、資金源目当ての武装勢力が先住民族や希少生物の生息域で違法な採掘を行うなど、人権やアニマルライツ(動物の権利)の侵害問題も起きています。また鉱物資源の乏しい日本では資源の有効利用という観点からも、回収・リサイクルを促進することは重要です。

リサイクルの流れ

ソフトバンクショップでは、ブランド・メーカー・通信会社を問わず、リサイクルを受け付けています。

回収

お客さまがご不要になった携帯電話の本体・電池パック・USIMカード・充電器類を回収します。回収の際には、お客さまに安心してリサイクルにご協力いただけるよう、個人情報の漏えいに配慮し、2004年度より携帯電話の本体を物理的に破壊する「ケータイパンチ(破砕機)※2」を導入しています。

[注]
  • ※2
    ケータイパンチ:携帯電話本体を、個人情報の漏洩を防止するため、物理的に破壊するための機械

分別

回収された携帯電話は、携帯電話の本体・電池パック・USIMカード・充電器類の四つに分別されます。

リサイクル処理

1. 解体~破砕~精錬
分別された携帯電話の本体・充電器類はリサイクル工場に送られ、破砕機により粉々に処理され、熔鉱炉に送られて精錬されます。

2. 再生
精錬された貴金属類は、携帯電話やパソコンなどの部品の原料としてリサイクルされます。

携帯電話のリサイクルで社会貢献

ソフトバンク株式会社

アフリカ中央部に位置するコンゴ民主共和国は、携帯電話や家電製品などに使用するレアメタルが豊富に採掘できる国の一つですが、その資源の争奪をめぐる紛争が続いています。

そこで、認定NPO法人テラ・ルネッサンスと共に、より多くの携帯電話やPHSのリサイクルを推進する取り組みとして、ソフトバンクショップ※3で携帯電話をリサイクルされた方の中から、毎月抽選で100人に1万円※4が当たる「だれでもリサイくじ」を実施しました。応募サイト内で流れる動画「ケータイリサイクルが必要な理由」を視聴して、「だれでもリサイくじ」にご応募いただいた回数に応じて、ソフトバンクからテラ・ルネッサンスに5円を寄付しました。

応募回数に応じたソフトバンクからの寄付に加え、当選金の寄付(任意)や、応募サイトから「かざして募金」経由で寄付をいただき、最終的に65万6,175円をテラ・ルネッサンスに届けることができました。なお、寄付金は、テラ・ルネッサンスの活動を通じて、コンゴ民主共和国の紛争被害者の自立支援に使われます。

[注]
  • ※3
    本キャンペーンはソフトバンクショップのみの実施となり、家電量販店などの販売代理店では実施していません。
  • ※4
    1万円はJCBギフトカード1万円分です。

「だれでもリサイくじ」にご協力いただき、誠にありがとうございました。

認定NPO法人テラ・ルネッサンス 理事長 小川 真吾

溶接技術訓練を受ける建物

洋裁店を開いた女性たち

皆さまのご協力により、65万6,175円もの寄付をいただくことができました。皆さまのご支援に心からお礼申し上げます。

アフリカ・コンゴ民主共和国はレアメタルといわれる資源に恵まれている一方、この資源をめぐる20年以上の争いが続き、これまでに540万人以上の人々が命を落としています。

そうした状況下において、争いに巻き込まれ、傷ついた人々が自らの力で立ち上がろうとしています。その人々にそっと寄り添い、自立をサポートするのが、私たち認定NPO法人テラ・ルネッサンスです。具体的には、コンゴ国内での職業訓練や農業支援を行うプロジェクトなどを実施しています。今回皆さまからのご寄付で、紛争被害者に3カ月の職業訓練を行い、また木工大工用具や資機材、ミシンや裁縫道具、布などを購入し、自立に向けて必要な仕事を立ち上げる資金に充てることができました。

「だれでもリサイくじ」の取り組みは終わりましたが、引き続きレアメタルの存在や携帯電話のリサイクルに関心を寄せてくださいますようお願い申し上げます。

テラ・ルネッサンスは今後も、紛争で傷ついた人々に寄せてくださった皆さまの優しさと共に支援活動を続けてまいります。