2016年3月 東日本大震災 被災地の今

ソフトバンクグループでは、東日本大震災の発生以後、皆さまと共に「チャリティホワイト」などさまざまな支援を継続的に行ってきました。
「被災地の今」では、支援先である非営利団体からの活動レポートや被災地の現状を定期的に紹介しています。

継続すること。寄りそうこと。ソフトバンクグループにできること。

東日本大震災発生から5年。
これまでの取り組みや、被災地で復興に向けた活動を続ける皆さんへのインタビュー、現在の被災地レポートをお届けします。

子どもたちの変化や今後の運営について話し合う保護者会を開催

NPO法人 トイボックス

子どもたちの変化や今後の運営について話し合う保護者会を開催

先日、多くの方に出席していただき保護者会を開催しました。今回の保護者会では、子どもたちの様子や、親御さんが抱えている思いなどを共有し、今後の運営についても、質疑応答を交えながら、お集まりいただいた保護者の方の疑問にお答えしました。

保護者の方からは、みそうまラーニングセンターについて「SST(ソーシャルスキルトレーニング)の場所があって助かっている」「宿題をする習慣ができて、センターに行かない日も自主的に宿題をやるようになった」「この場所が、心の支えになっている」「子どもが行くのを楽しみにしており、ずっと続けてほしい」など、さまざまなありがたいお言葉を頂きました。

また、慶応義塾大学の伊藤 健先生に作成していただいた事業評価アンケートにもご協力いただきました。このアンケートは、事業運営を続けることで、子どもがどのように変化しているのかを確認するためのものです。アンケートの結果を元に、より良い運営ができるよう、引き続き事業に取り組んでまいります。

和やかな雰囲気の中で、率直な意見が飛び交う、密度の濃い保護者会となりました。

ワークショップを開催 「子どもたちが語る町内会、自分の夢」

NPO法人 にじいろクレヨン

ワークショップを開催 「子どもたちが語る町内会、自分の夢」

のくのくハウスが石巻市上釜地区にオープンしてから10カ月。子どもたちは毎日元気に遊びにやって来ます。最近、増えてきたのが乳幼児の親子さんのご利用です。この季節の東北地方では、外遊びをするのが難しい日も多いため、広い空間で安心して遊べる場所として当施設を活用していただいているようです。

最近の様子で感じられるのが、地域住民とのつながりです。スタッフは「もっと地域の人たちに溶け込みたい」「地域の人たちと一緒に、子どもたちに関わっていきたい」という思いから、のくのくハウスの前を行き来する方々との日々のあいさつはもちろん、昨年末からは、スタッフが地域のごみ拾いを率先して行い、少しずつお互いの顔が見える関係ができてきました。

そんな中、上釜町内会から、のくのくハウスで地域の子どもたちに「子どもたちが語る町内会、自分の夢」ワークショップを開催してほしいとの依頼がきました。町内会で「上釜郷土本」を編さんするに当たり、地域の子どもたちに昔遊びを伝承し、子どもたちの意見や思いをくみ取るのが目的です。

そして、2016年2月11日に「上釜まつり」として開催した今回のプロジェクトですが、午前中に昔遊びを町内会の方々から教えてもらい、午後には子どもたちと町内会の方々と一緒にワークショップをしました。
午前中、この日のために山から孟宗竹(もうそうちく)を切り出してきてくださった方が、竹スキー・竹とんぼ・竹馬を作ってくれました。また、のくのくハウス恒例の焼き芋作りでは、芋だけでなく、近所の方がイカを自宅から持ってきて香ばしくイカポッポを焼き上げていました。室内ではベーゴマ大会が白熱し、お腹ぺこぺこになったころ、地域の方がヒジキご飯を差し入れてくれました。
午後のワークショップでは、「今、上釜地区にあるもの」を付箋に書いてリレー形式で貼っていくペタペタリレーから始まり、次にグループごとに「今後、上釜地区にあったらいいなと思うもの」「そこで自分が出来ること」について、大人と子ども、スタッフと一緒に考えました。

さまざまな意見が飛び交い、充実した一日でした。今後も子どもを見守る地域づくりを目指して活動を続けていきたいと思います。

仮設住宅からの移行期 親子が安心して過ごせるように

特定非営利活動法人 ベビースマイル石巻

仮設住宅からの移行期 親子が安心して過ごせるように

マタニティ・子育てひろば「スマイル」では、一人一人に寄り添った温かい居場所を提供しており、毎日遊びに来てくれる親子もいます。運営メンバーは乳幼児子育て真っ最中の母親が中心で、当事者の私たちが「地域とつながれる場所、毎日でも行ける場所が欲しい」と思ってつくった居場所が「スマイル」です。自分たちの思いをかたちにしたからこそ、親子の日々を支える活動ができていることを実感することができます。

ベビースマイルでは震災以来、拠点のない出張型で「親子のイベントサロン事業」を展開し、年間3,500組、約7,000人の親子をつなげてきました。そして、それぞれの要望に合わせた心のケアを行ったり、親子の声を地域に届けてきました。
今年は建設した拠点を生かし、より幅広い支援を行うために、イベントやサロンを開催しています。拠点に来るのを待つのではなく、こちらからたくさんの入り口を作ってつなぐ、アウトリーチの活動です。

現在は仮設住宅から復興住宅への移行期で、たくさんの方が引っ越し先の新しいコミュニティーの中で、新たな一歩を踏み出そうとしています。「スマイル」で、そのような方の日常を、ゆったりしたネットワークで支えていけたらと思っています。また、震災が起こった3月が近づくこの時期は、みんな心が落ち着かなくなります。親子が安心して過ごし、子育てができる幸せを感じられるよう、サポートしたいと思います。

赤い羽根チャリティホワイトプロジェクトとは

「赤い羽根チャリティホワイトプロジェクト」は、被災地で地域に根差し活動する特定の団体を支え、夢と志を持った子どもたちを育成することを目的としており、ソフトバンク株式会社が提供するオプションサービス「チャリティホワイト」の寄付金により行われています。

そのほかにも、ソフトバンクグループでは、災害により被害を受けられた皆さまへの支援を行っています。

  • 内容は掲載当時の情報です。記載されている会社名、サービス名、肩書などは現在と異なる場合があります。