2016年4月 東日本大震災 被災地の今

ソフトバンクグループでは、東日本大震災の発生以後、皆さまと共に「チャリティホワイト」などさまざまな支援を継続的に行ってきました。
「被災地の今」では、支援先である非営利団体からの活動レポートや被災地の現状を定期的に紹介しています。

公民館で読み聞かせ講座を開催 みその話で大盛り上がり!

読書ボランティアおはなしころりん

公民館で読み聞かせ講座を開催 みその話で大盛り上がり!

仮設住宅や復興住宅、地域の集会所などを巡回して行う読み聞かせ講座とお茶会「やってみっぺし読み聞かせ」。今年度最後の回は公民館での開催でした。ここは直接被災した地区ではないものの、中心部から離れた場所にあり、高齢の住民の皆さんが集まって楽しめる場所がありません。そこで住民の声を受け、地元の社会福祉協議会と連携し、講座を行うことになりました。

今回の講座のテーマは「豆とみそ」。体操とわらべ歌で体も心もほぐし、数え歌の滑舌練習で元気よく声を合わせ、大型絵本の昔話で大笑いしました。また、みそ玉やみそ造りの道具を紹介し、皆さんに昔の農作業の話や子どもの頃の話などを思い思いに語ってもらいました。お茶会の時間になってもみその話は続き、旬のばっけ(ふきのとう)みそ作りなどで盛り上がり、気が付けば予定時刻をとっくに過ぎていました。

地域の住民が共に学び、笑い合って交流し、つながりを深める時間を積み重ねていけば、元気に生きて行こうという気持ちが自然と生まれ、その気持ちは地域を再びつなげる原動力となります。講座をきっかけに、読み聞かせを実践し、子どもたちの成長を共に支える住民を増やしたい。子どもが安心かつ伸びやかに暮らせる地域社会の実現を目指し、今度も力を合わせて頑張ってまいります。

「3.11の日」と「みんなの家1周年」を開催

特定非営利活動法人 ビーンズふくしま

「3.11の日」と「みんなの家1周年」を開催

3月は、「3.11の日」と「みんなの家1周年」を開催しました。

「3.11の日」は、毎年3月11日が近付いてくると気持ちが落ち着かなかったり、震災発生時刻に一人で過ごしたくないという母親の声を受け、私たちが気持ちに寄り添えることはないか、という思いから企画したイベントです。
ゼリーキャンドル作りのワークショップや、「みんなの家」利用者による癒しのコンサートを行い、心に響く歌声を聴いて涙する母親の姿も見られました。震災発生時刻にはみんなで黙とうし、お茶の時間になると会話をしている中で表情も緩み、笑顔が見られるようになりました。震災発生当時がフラッシュバックして辛くなる方もいらっしゃるので、お茶の時間は気持ちを和ませるための大事な時間となりました。

「みんなの家1周年」は、総勢133名の参加があり大盛況でした。オープニングを飾ってくれたのは、近隣小学校合奏部の演奏です。迫力のある演奏でジーンと胸に響くものがありました。2階では、「みんなの家サポーター」の母親たちによるバザーや、同じく母親グループ「つちとてと」の皆さんがベクレルフリーの野菜やパンなどを販売するマルシェを開催しました。1階では「コープふくしま」の皆さんが豚汁を作って下さり、親子だけではなく地域の方々も楽しんでいました。また、ビーンズふくしまに集っている若者や子どもたちも、当日スタッフとして大活躍でした。
母親や若者・地域の力がエンパワーメントされ、さらに「新たな繋がり」が生まれた、「みんなの家」らしい「みんなで作る」1周年イベントとなりました。
なお、「みんなの家」の活動が1周年を迎えたことを記念して、特別サイト「みんなの家@ふくしまの1年」を開設しました。スタッフの他に、サポーターや利用者、地域の町会長さんへのインタビューなども掲載されていますので、是非ご覧ください。

お母さんたちが安心できる遊び場「ちびひろ」

特定非営利活動法人 冒険あそび場 せんだい・みやぎネットワーク

お母さんたちが安心できる遊び場「ちびひろ」

2015年10月の報告レポートで紹介した、乳幼児親子対象室内遊び場「ちびひろ」で新たな展開がありました。遊びに来ているお母さんたちが中心となって“場”を作っていくことになったのです。

もともと沿岸部にあった海岸公園冒険広場が被災・休園したことがきっかけで始まった遊び場なので、以前から「広場が再開したらここは終わっちゃうんですか?」と聞かれることがありました。そのたびに「確かに、この先いつまでも来られるわけではないんですよね…」「地域の皆さんが、こういうところを必要だと感じて『自分たちでやってみよう』となれば続けることができるかもしれない」と夢を語っていましたが、その夢に向けて一歩踏み出したのです。

この一年、遊び場の様子からも、お母さんたちがここを「自分たちの場だ」と思っていることを感じる場面にたくさん出会いました。準備・片付けを一緒にやるのはもちろん、持って来ている遊び道具が壊れれば、お母さん同士でその場で直してみたり、そもそもどんな物があると良いかをみんなで話し合ったりしています。初めて来るお母さんがいれば、スタッフより先に声をかけ「ここは、やりたいことができる場所なんですよ」と伝えています。あるお母さんは、「『ちびひろ』は自由でのびのびいられる。何でもできるから『自分も何かしたい、やってみよう』という気持ちになる。その雰囲気を残していきたい」と話してくれました。
このように「自分たちの場だ」と思えることは、そこが安心できる場になっているということ。お母さんたちが安心できる場になると、子どもたち自身も楽しく安心した時間を過ごせるようになります。

最近では、子どもを連れて出かけても、他の人から迷惑がられないかと気になって、ついつい制止する声かけが多くなってしまうと聞きます。そんな中、地域の親同士が共に子どもを育んでいける関係を作っていけることは、とても貴重なことだと思います。そんな場づくりのサポートに引き続き取り組んでいきたいと思います。

赤い羽根チャリティホワイトプロジェクトとは

「赤い羽根チャリティホワイトプロジェクト」は、被災地で地域に根差し活動する特定の団体を支え、夢と志を持った子どもたちを育成することを目的としており、ソフトバンク株式会社が提供するオプションサービス「チャリティホワイト」の寄付金により行われています。

そのほかにも、ソフトバンクグループでは、災害により被害を受けられた皆さまへの支援を行っています。

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