2016年5月 東日本大震災 被災地の今

ソフトバンクグループでは、東日本大震災の発生以後、皆さまと共に「チャリティホワイト」などさまざまな支援を継続的に行ってきました。
「被災地の今」では、支援先である非営利団体からの活動レポートや被災地の現状を定期的に紹介しています。

皆さまの応援が心の支え

特定非営利活動法人 ベビースマイル石巻

皆さまの応援が心の支え

ベビースマイルではマタニティ・子育てひろば「スマイル」を拠点として、月に10回ほど、出張ひろばを開催しています。赤ちゃんでもごろごろできるマットを敷き、おもちゃを用意すれば、そこは子育てひろばになり、親子に寄り添うスタッフがいることで、「場」が生きてきます。その日その時の状況で、同じ場所でもさまざまな支援の「場」となり、「『場所』が必要なのではなくて『場』『居場所』が必要なのだなあ」と感じながら、いつも「場」を丁寧につくっています。

1歳くらいになると動きが活発になり、さまざまな物に対する興味が生まれ、屋内より外で遊ぶほうが、親子もゆったりとした気持ちで過ごせる場合があります。最近は暖かくなってきたので公園などへみんなで出かけることもありますが、石巻では復興公営住宅の建設がまだ終わっていないため、仮設住宅から移れずにいる方も多く、公園が遊び場へ戻るにはまだ時間がかかりそうです。

広いコミュニティセンターなどを借りて、思い切り遊べる空間をつくっています。赤ちゃんは、寝返りをしたりハイハイをしたり、子どもたちはキャーキャーと走り回っています。
震災から5年、母親たちの会話には震災時の話が増えてきていますが、みなさん3年目には感じなかった疲労を感じると話しています。支援者としても、一年一年、次の展開へと進める中で、自分に必要以上にプレッシャーをかけてしまっていることにはっと気づくときがあります。停滞感を感じたり、気持ちが沈むときに、皆さまの応援が心の支えになります。
たった一人で進んでいるのではなく、みんなと一緒に進んでいることを感じる力が大切ですね。そのためにも、「場」づくりは石巻において、とても重要な活動であると感じています。引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

異年齢同士の交わりで成長していく子どもたち

NPO法人 にじいろクレヨン

異年齢同士の交わりで成長していく子どもたち

春は期待と寂しさが混在する季節です。のくのくハウスに集う子どもたちも卒業式や終業式、入学式とワクワク・ドキドキの様子です。のくのくハウスのホワイトボードには、スタッフからの卒業お祝いメッセージが飾られました。卒業を迎えた6年生が1年前にのくのくハウスに来始めた頃は、低学年の子どもたち相手に手加減ができなかったり、相手をしないこともありましたが、今では仲良く遊んでいます。学校の日はあまり顔を出さない卒業生の登場に、低学年の子もうれしそうです。そんな場面をスタッフも「成長したなぁ」と感慨深げに見ています。

卒業生たちを対象に月1回土曜日の夜に「ご飯会」を開き、メニュー決めから買い出し、調理まで、子どもたちや保護者、ボランティアの方々が一緒に準備を進めます。のくのくハウスは、震災前に韓国料理店だった店舗付家屋を借りているので、本格的な厨房があります。4月の「ご飯会」のメニューは野菜炒めと厚揚げ焼き。温かい食卓を賑やかに囲んでいつもとはちょっと違うのくのくハウスを楽しんでいます。
この「ご飯会」は低学年の子どもたちの憧れのプログラムで、収穫した野菜で自分たちも「ご飯会」をするのが楽しみなようです。これから準備を始める「のくのく畑」に何を植えるかを子どもたちに聞いたところ、ジャガイモやトウモロコシなどいろいろな意見が出ました。
のくのくハウスは、異年齢の子どもたちがそれぞれに刺激を受け合いながら成長していく場になっているようです。

「進級進学おめでとう会」を開催

NPO法人 トイボックス

「進級進学おめでとう会」を開催

先日、進級進学を迎えた子どもたちをお祝いする「進級進学おめでとう会」を開きました。子どもたちはこの日に向けて、桜の木など会場の飾りを作ってきました。前日の準備では全員で手分けしてせっせと飾り付けていました。

今回の行事は上級生の子どもたちが中心となって進め、遊ぶ時間を削って話す言葉を考えてきました。「最初に何て話したらいい?」「ここでこういう説明を入れたらもっと分かりやすいね!」「先生、今から練習するから聞いて!」と話してくるなど、みんな意欲的に準備に励んできました。司会担当の子どもは、台本を暗記するほど頑張っていました。
このような子どもたちの頑張りのおかげで、当日はとても盛り上がり、風船をラケットに乗せて運ぶリレーでは、「頑張れ!」「大丈夫、落ち着いて!」「いいぞー!」など、元気いっぱいの歓声が上がりました。また、新聞紙で作ったジグソーパズルで遊んだときは、「この新聞紙、ここにぴったりだ!」「私ここ完成させるね!」と、協力して話し合いながら、集中して取り組んでいました。子どもたちがつくり上げる温かい雰囲気の中、行事は大成功に終わりました。

行事が終わった後、上級生の子どもたちはとても晴れ晴れしい表情をしていました。また行事中は、上級生が下級生の手助けをする様子が多く見られ、また一つ、子どもたちの成長を感じることができました。

赤い羽根チャリティホワイトプロジェクトとは

「赤い羽根チャリティホワイトプロジェクト」は、被災地で地域に根差し活動する特定の団体を支え、夢と志を持った子どもたちを育成することを目的としており、ソフトバンク株式会社が提供するオプションサービス「チャリティホワイト」の寄付金により行われています。

そのほかにも、ソフトバンクグループでは、災害により被害を受けられた皆さまへの支援を行っています。

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