活動レポート 2015年5月

親子が不安や悩みを気軽に相談できる場を

特定非営利活動法人 ベビースマイル石巻

親子が不安や悩みを気軽に相談できる場を

子育て支援事業を行うための拠点施設設置に向け、準備が進んでいます。建設場所は石巻市蛇田に決定し、土地の調査が終わって、いよいよ建設が始まります。完成は8月を予定しています。
蛇田地区の付近には復興公営住宅が建ち、仮設住宅からたくさんの方が移り始めていますが、新たなコミュニティーで生活を再建する方たちの「孤立」を未然に防ぐ取り組みの必要性を感じています。加えて、子育て支援は生活支援につながり、結果として町づくりに大きく寄与することができる活動だと実感しています。

施設完成まで事務所の空きスペースを活用して開催する子育てひろば「スマイル」も2015年4月1日にオープンしました。にぎやかな日もあれば、のんびりした日もあり、今日はどんな親子が来るのだろうとスタッフ一同心待ちにしています。初めて出会う方同士が子どもの成長する様子を伝え合ったり、地域の子育て情報を交換する姿が見られます。

イベントも開催しており、お誕生日会では手形をとったり写真を切り抜いたり、パネルシアターを楽しみました。
また、保健師さんや助産師さんと連携して、子育て相談日も設けました。相談内容は限定せずに受け付け、もしこちらで対応できない場合は関係機関へつなぎます。不思議とイベントや相談の後のくつろいだ時間にこそ、震災のこと、子どもの成長や住居の不安などを話してくれます。

これまで「出張ひろば」としてイベントを開催してきましたが、それぞれの拠点で人々のつながりや信頼が築かれているのを感じています。それらの積み重ねが、不安や悩みを気軽に相談できる場になっていくことを体感する日々です。
活動のご支援をいただき本当にありがとうございます!

拠点名が「のくのくハウス」に決定!

NPO法人 にじいろクレヨン

拠点名が「のくのくハウス」に決定!

いよいよ拠点の名前が「のくのくハウス」に決定いたしました。遊びに来てくれる子どもたちやスタッフで意見を出し合い、30件以上の候補の中から選ばれました。名前の由来は、以前遊び場に来てくれた男の子が描いた絵に添えられた「のくのく」という言葉。「のんびり」「すくすく」「ぬくぬく」など、何とも温かなイメージが伝わる不思議な響きだと思いませんか。

2015年3月下旬よりプレオープンしていた「のくのくハウス」ですが、4月15日より毎週火・水・木・金曜の週4日、午前10時から午後5時まで開館しています。午前中は近所の赤ちゃん連れのお母さんやおばあさん、放課後の時間になると小学生のお友達が「ただいま~」と元気にやって来ます。
若手スタッフの“なっつ”や“エンジン”は子どもたちの人気者で、いつも子どもたちが周りに集まって来ます。“きみさん”や“みっちゃん”は温かく母性たっぷりにみんなを見守ってくれます。他にも地元ボランティアの“ムラさん”、“せんじい”、“れつさん”など、頼りになるメンバーも加わり、「のくのくハウス」は一日一日を積み重ねています。

4月22日には安倍 昭恵首相夫人が見学にお越しになり、子どもにとっての遊び場の大切さを話しておられました。

これからも「のくのくハウス」で、たくさんの方の笑顔に出会えますように。
また次回のお便りをお楽しみに。

読み聞かせ講座を開講 子どもの伸びやかな成長を支える

読書ボランティアおはなしころりん

読み聞かせ講座を開講 子どもの伸びやかな成長を支える

読み聞かせ講座にて、一般の親子が絵本の読み聞かせに挑戦

子どもたちと地域住民との図書による交流スペース「おはなしサロン」には、今日も穏やかな笑い声が響きます。いろいろな方が自由に出入りしていますが、いらっしゃる目的はそれぞれ。サロンでの新たな出会いも広がっているようです。

先日は、一般向けに読み聞かせ講座を開講し、読み聞かせを通して読書の楽しさを子どもたちに伝える活動について、受講者と語り合いました。多くの本に触れる機会や、大切に思う一冊との出会いの場を提供することが、子どもの豊かな人格形成に必要不可欠であるといった議論など、話が尽きませんでした。こうして地元の住民が分け隔てなく子どもの生活環境について考えることが、地域全体で子どもを見守る意識へと結び付いていくように思います。
また受講者の方々が「おはなしサロン」での読み聞かせに挑戦しました。集まった子どもたちの瞳は、好奇心でキラキラと輝いていました。読み聞かせは、それを手段に子どもを支えたいという気持ちの表れです。読み聞かせを受けた子どもは大切にされていると感じ、安心した表情で物語に耳を傾けます。こうした時間を積み重ねることで、子どもの伸びやかな成長の基盤ができていくのだと思います。

津波浸水域に設置された「おはなしサロン」から、子どもと地域住民が育てる“気持ちの分かち合い”という大木が、夏に向けて枝葉を伸ばしていくところです。

  • 内容は掲載当時の情報です。記載されている会社名、サービス名、肩書などは現在と異なる場合があります。