聴覚障がいを持つ子ども向けに、夏季期間中、
「モバイル型遠隔情報保障システム」を無償提供
~聴覚障がいを持つ子ども達の夏休みの思い出作りを全面サポート~
2010年8月3日ソフトバンクモバイル株式会社
ソフトバンクモバイル株式会社は、従来よりCSR活動の一環として、聴覚障がいを持つ方が講義などを受ける際に、携帯電話を活用して話者の言葉を要約し、携帯電話画面に字幕化する「モバイル型遠隔情報保障システム」の普及活動を行っています。このたび、聴覚に障がいを持つ子どもたちが、夏休みに行われるイベントやレクリエーションに積極的に参加できるよう、保護者やイベント主催者の方々を対象に、同システムを無償で提供します。夏休みに各地で行われるさまざまなイベントで積極的に活用していただくことで、子ども達が夏休みの思い出を存分に作れるよう、ソフトバンクモバイルが全面サポートします。
「モバイル型遠隔情報保障システム」とは、聴覚障がいをお持ちの方が学校の講義などを受ける際に、2名の通訳者が連携しながら話者の言葉を要約してパソコン画面に字幕化する「パソコン要約筆記」を、携帯電話を使って遠隔で行うシステムです(次項図参照)。従来の要約筆記では、通訳者が学校の講義などに同席することが必要でしたが、本システムでは携帯電話を通じて、話者の音声を遠隔地にいる通訳者に送信し、そこで字幕化されたデータを利用者の携帯電話に再度送信し表示させることで、聴覚障がいを持つ方が通訳者の立会い無しでも、屋内外において、要約筆記を利用できるようになります。
今回の利用希望者募集および無償サポート内容に関する詳細は以下の通りです。
1. 目的
「モバイル型遠隔情報保障システム」を活用することで、聴覚に障がいを持つ子どもたちが、夏休みに行われるさまざまなイベントに積極的に参加できるよう、サポートすることを目的としています。
2. 募集要項
対象者 | 文字によるサポートを必要とする聴覚に障がいのある小学3年生から高校生までのお子さまをお持ちの保護者、またはイベント主催者の方々 |
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支援内容 | 「モバイル型遠隔情報保障システム」のために必要な機器の無償貸与、オペレーションサポートなどを以下のとおり行います。
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募集期間 | 2010年8月3日(火)~9月30日(木) |
応募方法 | 以下の9項目をご記入の上、実施日の10営業日前までに情報保障プロジェクトお問い合わせ窓口までメールにてご連絡ください。
[注]
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ご利用可否のご連絡について | 応募内容の確認および通訳団体との日程調整後、窓口よりご依頼者へ個別に通知します。 |
3. 利用条件
- イベント主催者側の同意が得られ、モバイル型遠隔情報保障システムを使用するにあたり発生するシステムの動作確認作業などの事前準備や、当日のオペレーション作業にご協力いただけること。
- 事前に実施する電波状況の確認にご協力いただけること。(携帯電話などを事前にお送りし、それを用いて現場電波状況の確認等をお願いすることもあります。)
- 広報活動にご協力いただき、写真撮影や感想をいただけること。
- 参加するイベントが聴覚障がい関連団体の主催するものではないこと。
- ※イベントの内容や電波状況、地域によってはお受けしかねる場合もございますので、事前にご相談ください。
「モバイル型遠隔情報保障システム」のイメージ

モバイル型遠隔情報保障システムの取り組みについて
本取り組みは、国立大学法人 筑波技術大学、ソフトバンクモバイル株式会社、NPO法人 長野サマライズ・センター、国立大学法人 群馬大学、国立大学法人 東京大学先端科学技術研究センターおよびMCC HubneTによる共同研究プロジェクトです。
- *SOFTBANKおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンク株式会社の登録商標または商標です。
- プレスリリースに掲載されている内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は、発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。また、プレスリリースにおける計画、目標などはさまざまなリスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合もあります。あらかじめご了承ください。