SDN/NFV技術を活用した
新たなネットワークサービスの提供について~ポータル機能でネットワークに必要不可欠なセキュリティーサービスなどを
柔軟、迅速に提供~
2015年7月16日
ソフトバンク株式会社
ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、モバイル・クラウドサービスと親和性の高い統合VPNサービス「ホワイトクラウド SmartVPN」に、SDN(Software-Defined Networking)※1/NFV(Network Function Virtualization)※2技術を活用することで利便性が高く、ネットワーク要件の変化に柔軟かつ迅速に対応可能な次世代クラウドネットワークサービスを提供開始します。
ITリソースの最適化を目指したクラウド導入や、モバイルデバイスを企業活動に取り入れるワークスタイルの変革など、企業を取り巻く事業環境やIT環境が大きく変化し続ける中で、企業ネットワークも新しいビジネス要件に対応できるよう構成変更の柔軟性と迅速性が求められています。
ソフトバンクは、ネットワーク仮想化技術のSDN/NFVやオーケストレータ※3を活用し、柔軟性と迅速性を備えた各種ネットワークサービスを開発します。お客さまは本サービスを利用することで設備投資や運用コストの削減とサービス導入期間の短縮を実現し、効率的で迅速なビジネス展開が可能となります。
さらに、お客さま自身がカスタマーポータルを通じてビジネス要件の変更に伴うネットワークやセキュリティーポリシーの設定変更を実現できます。
なお、上記サービスは2016年2月から順次、受付開始予定です。
提供予定サービス
1. カスタマーポータル
サービス状況の可視化(モニタリング)とオンデマンドで設定変更(プロビジョニング)が可能となるカスタマーポータルを提供します。カスタマーポータルを通じてネットワークの状況のモニタリングができるほか、移転やポリシー変更による設定変更などを、お客さま自身で行う事が可能となります。
(1)モニタリング
- 障害情報/計画メンテナンス作業のお知らせ
- トラフィック情報、各種ログ情報
- 契約内容一覧
- プロビジョニング作業予定/履歴
(2)オンデマンドプロビジョニング
- 事業者クラウドとの新規開通/契約帯域の変更
- ネットワーク(アクセス回線)の機能設定とアドレスなどの変更
- 「UTM(統合脅威管理)サービス」(仮称)のセキュリティーポリシー変更
- 「リモートアクセスサービス」(仮称)のVPNポリシー変更
2. SDN/NFV技術を活用したネットワークサービス
仮想ネットワーク環境で20以上のVNF(Virtual Network Function)※4、PNF(Physical Network Function)※5サービスを幅広く提供します。
専用型VNF/PNFサービスとしてUTM/FW、SSLVPN、WEBセキュリティー、メールセキュリティーの各種サービスを提供し、共用型PNFサービスとして1Gbps共用UTMサービスを提供します。お客さまは本サービスを利用することで、自社設備を有することなく短期に必要なネットワークの導入が可能になります。
また、ソフトバンクのデータセンターで提供するクラウドやコロケーションサービスと組み合わせることで、よりセキュアな環境でこれらのサービスをご利用いただけます。
ソフトバンクは最新技術の導入によるネットワークサービスのさらなる進化に取り組み、お客さまのビジネスへ最大限貢献してまいります。
- [注]
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※1ネットワークをソフトウエアによって統合的に管理、制御すること。
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※2仮想化技術で専用ハードウエアを利用せず汎用サーバ上でネットワーク機能を実現すること。
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※3物理機器や仮想マシン/仮想ネットワークなどの各種設定や管理の自動化を実現するソフトウエアのこと。
- ※4仮想サーバ上で提供されるネットワーク機能。
- ※5物理アプライアンスで提供されるネットワーク機能。
- ※2015年7月1日付でソフトバンクモバイル株式会社からソフトバンク株式会社へ社名を変更しました。
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※1
- SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
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