プレスリリース 2018年

「福島イノベーション・コースト構想」の推進に関する
連携協定を締結

2018年7月11日
福島県
一般財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構
ソフトバンク株式会社

福島県(知事:内堀 雅雄)および一般財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構(代表理事:鈴木 正晃、以下「機構」)とソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮内 謙、以下「ソフトバンク」)は、「福島イノベーション・コースト構想(以下「本構想」)」の推進に関する連携協定を、本日締結しました。
3者は、この協定に基づき、緊密な相互連携と協働による交流人口の拡大、情報発信、人材育成などを進め、東日本大震災および原子力災害によって失われた浜通り地域などの産業・経済の回復を図り、その効果を全県に波及させることを目指す本構想を推進します。

連携協定の概要

1. 締結日

2018年7月11日

2. 協定の目的

3者は、緊密な相互連携と、協働による活動を推進し、もって、「福島イノベーション・コースト構想」の推進を図ることを目的とする。

3. 連携事項

福島イノベーション・コースト構想の交流人口拡大に関すること

  • 「Pepper」を活用した窓口機能・案内業務による訪問者の利便性向上・理解促進

    人型ロボットPepperを「一般社団法人あすびと福島」※1などの機構のブランチ機能を担う施設(今後1~2カ所に設置を検討。以下「ブランチ」)に設置し、Pepperがブランチのスタッフと連携して、交流拡大に向けた構想の紹介や地域の案内などを行います。ソフトバンクは、ブランチなどで活用するPepperを提供するなど、機構の業務支援を通して構想の推進に取り組みます。

福島イノベーション・コースト構想の情報発信に関すること

  • 「Pepper」による福島イノベーション・コースト構想や浜通り地域などの情報発信

    ブランチなどにおいて、Pepperが構想について分かりやすい説明や浜通り地域の観光・交流・歴史・文化・食・復興などを訪問者に対して最適な情報をガイダンスし、情報発信していく取り組みを行います。

福島イノベーション・コースト構想の人材育成に関すること

  • 「Pepper」向けのアプリケーション開発を通じた人材育成および地域理解の促進

    「一般社団法人あすびと福島」などと連携して、ブランチなどに設置するPepperを活用して地元学生にプログラミング学習の機会を提供し、イノベーション人材の育成に貢献します。開発に関わる学生は、ブランチなどに設置するPepperを通して地域の情報を分かりやすく発信するために、構想や地域の観光・交流・歴史・文化・食・復興などの情報収集を行いながらPepper向けのアプリケーションを開発します。これにより、構想や構想対象地域に詳しい広域的な視野を持った人材の育成を目指していきます。ソフトバンクは、開発の支援やテクニカルサポートを行います。

その他連携事項

下記の取り組みについて、協定締結の効果が創出されるよう、今後、福島県および機構のニーズや実情を確認しながら具体的な協議を重ねていきます。

  • 働き方改革の推進に関すること

    ICTを活用した遠隔会議など、テレワーク推進への取り組みをサポートします。

  • 観光促進に関する取り組み

    ソフトバンクの多言語対応観光クラウドプラットフォーム「Japan2Go!(ジャパン・トゥー・ゴー)」※2を活用し、地域の観光・グルメ・宿泊・お土産情報などのコンテンツやルートガイドなどの機能を搭載したスマートフォン用アプリケーションを作成し、外国人観光客などに利用してもらうことで、地域での回遊促進と観光の利便性向上に取り組みます。

  • SoftBank 東北絆CUP※3の開催

    2018年8月18日に、Jヴィレッジにおいてソフトバンクが主催する被災地の子どもたちを対象としたサッカー大会を開催するとともに、今後の大会実施にあたっては沿岸部の会場を優先的に使用し、沿岸部の施設の活性化と他県の人材との交流を促します。

  • ソフトバンクショップでの情報発信

    福島県内や東北地区のソフトバンクショップに、構想に関するポスターやチラシを配備し、構想の情報発信に協力します。

  • 構想促進のための資金調達に関すること

    ソフトバンクおよびソフトバンクグループのプラットフォームなどを活用した資金調達方法の検討に取り組みます。

[注]
  1. ※1
    「一般社団法人あすびと福島」の取り組みについてはhttp://asubito.or.jp/を参照ください。
  2. ※2
    ソフトバンクが提供するICTを活用した観光ソリューションで、観光事業に携わる自治体や団体、企業向けに低コストで容易にご当地観光アプリケーションが開発できるクラウド型の情報発信プラットフォームです。英語・韓国語・中国語(繁体)・中国語(簡体)に日本語を含めた4カ国5言語に対応しています。
  3. ※3
    「SoftBank 東北絆CUP」は、東日本大震災の復興支援活動として岩手県、宮城県、福島県の小中学生にスポーツや、吹奏楽などの文化活動の機会を提供する大会です。運動系の種目では、バスケットボール(開催日:8月1日、会場:盛岡タカヤアリーナ)、野球(開催日:8月13日、会場:石巻市民球場)、サッカー(開催日:8月18日、会場:Jヴィレッジ)を予定しています。また、文化系の種目は、吹奏楽と民俗芸能で、ベガルタ仙台のホームゲーム開催日に準じて実施します。

別紙

「福島イノベーション・コースト構想の推進」に関する県・機構・ソフトバンクの連携(PDF形式:856KB/1ぺージ)

  • SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
  • Pepperはソフトバンクロボティクス株式会社の登録商標または商標です。
  • その他、本プレスリリースに記載されている会社名および商品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。