プレスリリース(旧ソフトバンクテレコム) 2005年

新生銀行、企業内IP電話網とIP網の直接接続を実現
日本テレコムのIP電話ソリューションサービスを先行導入
~通信コストをトータルで20~30%削減~

2005年3月1日
株式会社新生銀行
日本テレコム株式会社

株式会社新生銀行(本社:東京都千代田区、代表執行役会長兼社長:八城 政基、以下「新生銀行」)は、日本テレコム株式会社(本社:東京都港区、取締役代表執行役社長:倉重 英樹、以下「日本テレコム」)が独自に開発したVoIP(Voice over IP)装置「SIP-DSU」を利用し、4千台を超える大規模な企業内IP電話網では世界初となる、企業内IP電話網とIP網を直接接続するシームレスなIP電話サービス「SIPダイレクトライン」を先行導入いたしました。

SIPダイレクトラインは、通信キャリアからの視点で開発された、Cisco CallManager(※以下「CCM」)の機能を大幅に拡充するソリューションです。利用者の企業内IP電話網を外部のIP網へ直接接続することで、050番号を利用したIP電話サービスのシームレス化が可能となり電話回線基本料金や通話料金を含めた通信コストをトータルで20~30%削減することができます。

新生銀行は、2005年2月28日より企業内IP電話網へ本サービスを先行導入、これにより、以下のメリットを見込んでおります。

  1. これまで本支店毎に個別に接続していた局線の引き込みや周辺機器等が不要になり、ネットワーク接続コスト削減が期待できること
  2. IP電話網と企業内IP電話網が2ヵ所の接続拠点(東京、大阪)で直接接続されることにより、一方の接続経路に障害が発生したような場合でも企業内IP電話網内で柔軟な迂回経路が確保できるなどネットワークの信頼性・安全性が向上すること
  3. IP電話網への直接接続により、拠点毎の局線の引き込みは不要となり、全社的なネットワークの管理・運用が容易になること
  4. 050番号を全社員に振り当てることが可能になり、社員や部署そのものが全国どの拠点へ移動しても同じ外線/内線番号での発着信が可能で、効率的に業務を行なうことができること

などIPシームレスネットワークならではの様々なメリットが期待できます。

新生銀行は、2001年にわが国で初めて、最先端のIP技術を活用し、数千台規模の企業内IP電話網を完成させるなど、ネットワークの高度化を推進しております。今般、このソリューションを導入することにより、社内業務におけるさらなるコスト削減と効率化を図ります。新生銀行は、今後も最新の通信技術を積極的に活用し、社内ネットワークインフラの拡充を続けてまいります。

日本テレコムは、新しいワークスタイルを実現するために、2005年1月の本社移転を機に社内電話網へIP電話を導入しており、全社員へ050番号を付与しております。今回のソリューションの狙いは、お客様へワークスタイルやビジネススタイルの新しい形を提案し、法人向けIP電話サービスのより一層の利便性の向上が見込めることにあります。今後とも日本テレコムは、最新の技術でサービスを創造し、お客様の課題を解決できるようなビジネスモデル、ワークスタイルを提唱するため努力してまいります。

「SIPダイレクトライン」の詳細については、別紙をご参照ください。

  • Cisco CallManagerはシスコシステムズ株式会社のIP電話の交換機機能をもった機器で、現在、日本市場のIP電話ネットワークにおいて最も多く導入されている製品です。

以上

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