日本初の携帯電話によるムービー・フェスティバル「ポケットフィルム・フェスティバル」を開催します

東京藝術大学大学院映像研究科
ソフトバンクグループ

東京藝術大学、ソフトバンクグループは、携帯電話による映像表現の発展を目指し、下記の概要で「ポケットフィルム・フェスティバル」を開催します。これは日本初の携帯電話を撮影機材とした映画祭です。

ポケットフィルム・フェスティバルは、2005年に「フォーラム・ド・イマージュ(Forum des images)」(パリ市立映像フォーラム)が世界に先駆けて開催し、2007年6月にはその3回目がポンピドゥー・センターで開かれました。そして2007年12月、このフェスティバルを世界規模で発展させるため、東京藝術大学とフォーラム・ド・イマージュが提携し、横浜でも開催する運びとなりました。これによって、アジアや環太平洋地域からの作品参加を積極的に働きかけられると共に、横浜とパリが相互に優秀作品を交流するなど、携帯電話による映像表現の発展により貢献できる体制ができました。

横浜での開催に当たっては、東京藝術大学、ソフトバンクグループが中心となって実行委員会を組織し、主催します。映像表現の発展に対し、大学を中心としながら、通信キャリアなどのより幅広い立場から取り組むことが目的です。

ポケットフィルム・フェスティバルの大きな特長として、携帯電話を用いて制作された作品が大きなスクリーンで上映され、鑑賞するといった形態があります。さらに今回の横浜での映画祭ではそれに加え、携帯電話の画面で映し出す「モバイル・ディスプレイ部門」を新たに設けました。最初から携帯電話の小さな画面で流すことを目指して作品が作られることで、新たな表現が生まれることを期待するためです。

貴メディアにおかれましても、本映画祭の紹介やリポートをはじめとして、さまざまな形態でのご支援やご協力をいただければ幸いです。

[ポケットフィルム・フェスティバル POCKET FILMS Festival in Japan]開催概要

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開催期間2007年12月7日(金)〜9日(日)
作品募集期間2007年9月21日(金)〜11月5日(月)
会場東京藝術大学映像研究科
横浜キャンパス新港校舎(横浜市中区新港2-5-1)
主催ポケットフィルム・フェスティバル実行委員会
(東京藝術大学大学院映像研究科、ソフトバンクグループ、電通、ボストーク)
共催フォーラム・ド・イマージュ(Forum des images)
後援横浜市創造都市事業本部
協賛
  • ソフトバンクモバイル株式会社
  • シャープ株式会社
協力
  • TVバンク株式会社
  • ソフトバンクBB株式会社
  • ソフトバンクテレコム株式会社
  • ヤフー株式会社
  • 株式会社トリクスタ
実行委員長藤幡 正樹(メディア・アーティスト/東京藝術大学大学院映像研究科長)
審査委員(予定)
  • 藤幡 正樹
  • 佐藤 雅彦(東京藝術大学大学院映像研究科教授)
  • 諏訪 敦彦(映画監督/東京造形大学造形学部教授)
  • ジャン=ルイ・ボワシエ(マルチメディア・アーティスト/芸術理論家/パリ第8大学教授(美学)/フランス国立高等装飾美術学校インタラクティヴ研究アトリエ ディレクター)
  • ローランス・ヘルツベルグ(フォーラム・ド・イマージュ ディレクター)
(他)
プログラム
  • 公募作品の上映、審査、結果発表
  • 招待作家作品、フランスでの過去の作品上映
  • ワークショップの実施
  • シンポジウム開催
  • その他イベント
等を予定

実行委員長挨拶
「ポケットから始まる映像世界」藤幡 正樹

電話がケータイになり、カメラがデジカメになり、テレビがワンセグになってゆく時代に私たちは直面しています。意識されないままに進行するこうした底知れぬ大きな力に対して、アーティストはどういった姿勢を見せてくれるのでしょうか?表現すること、それも新しい道具を通して、それを作った人間でさえ理解していない表現の可能性を見いだすことができなければ、道具は技術の具現化された機械としてしか機能することはありません。かつて、「カメラが、写真家をプログラムする。」といったチェコ出身の思想家がいましたが、こうした無限とも思えるような多様なメディアの出現に対して、アーティストに求められているのは、ケータイを代表とする新しいメディアに秘められたプログラムを読み解くことではないでしょうか?

3年前にパリの「フォーラム・ド・イマージュ(Forum des images)」で、始まった「Pocket Films Festival」は、ケータイで撮影された映画のフェスティバルですが、このフォーラム・ド・イマージュと東京藝術大学映像研究科がパートナーシップを結び、協賛や協力機関とともに開催するのがこの「ポケットフィルム・フェスティバル」です。このフェスティバルを通じて、他の追随を許さない映画祭としてのトップ・クオリティーを追求すると同時に、高度に進化した携帯電話が表現者にもたらす可能性について、さまざまなディスカッションを喚起させる場所を作り出してゆきたいと思います。

ケータイのモバイル性が現在示している可能性には3つの大きなポイントがあると思われます。ひとつめは、どこでも撮影できることから生まれる映像の親密性。フランスの若手映画作家ジャン=シャルル・フィトゥスィは昨年、東京藝術大学大学院映像研究科のレクチャーで、携帯ムービーによる1時間を超える長編を撮り上げるに至った動機を次のように語っています。「ある日、ドライヴしていると、平原を横断する雲の群れの影に気づいて、どうしてもそれを撮りたいと思った。でも、あいにくカメラを持っていなかった。全速力で機材を取りに帰っても、同じ光景は撮れない。携帯電話なら、いつでも持っているから、撮りたいと思った瞬間を逃すことはないのだ」。ふたつめとして、カメラやディスプレイの解像度の低さから来る高い記号性が挙げられます。映像の細かいディティールではなく、単純にそこで何が行われているのか、その読み取りに集中することができるのです。さらに三つめのポイントは、いつでも、どこでも誰とでも映像を共有することができるという機能です。この機能を利用することで、見る人をある特定の場所へと誘導するようなインタラクティヴな作品も可能になるのではないでしょうか。

本フェスティバルにおいては、ケータイで映画を作ってしまうフランス的なアプローチを尊重するとともに、日本固有のケータイ・メディアの扱いについて、ともに深く考えて見たいと考えています。与えられたメディアを使うだけではなく、それを通して表現することでそのメディアのプログラムを一緒に読み解いてゆきませんか?

作品募集

ポケットフィルム・フェスティバルでは、コンペティション作品を一般から募集します。テーマおよび時間は自由です。映像制作にあたり、必ず携帯電話で撮影した映像が素材であることが前提です。上映形式は「モバイル・ディスプレイ作品」と「スクリーン上映作品」の2種類があり、応募者は事前に選択することになります。携帯電話の可能性を広げる作品を歓迎いたします。

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募集期間
作品受付開始
9月21日(金)
作品受付締め切り
11月5日(月)必着
応募方法作品と、作品の中の画像3点を所定の記録メディアに収録し、応募フォームを添え事務局まで郵送してください。
詳細は、公式サイト(http://www.pocketfilms.jp/)をご覧ください。
上映形式(1)「モバイル・ディスプレイ作品」=モバイル端末での鑑賞を前提とした作品
応募作品のアスペクト比
4:3
応募作品の解像度
640X480dpi、320X240dpi 等
(2)「スクリーン上映作品」=劇場のスクリーン上映を前提とした作品。
応募作品のアスペクト比
指定なし
応募作品の解像度
指定なし
審査スケジュール
最終審査
12月9日(日)映画祭最終日結果発表&上映
アワード映画祭最終日に発表いたします。
大賞(1作品)
賞金50万円
優秀賞(1作品)
賞金25万円
審査員特別賞(複数作品)
賞金5万円
観客賞(1作品)
賞金5万円
お問い合わせ先ポケットフィルム・フェスティバル実行委員会事務局
URL
http://www.pocketfilms.jp/
e-mail
query@pocketfilms.jp
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