プレスリリース 2016年

ワンウェブ、ソフトバンクグループなどから
12億米ドルの資金調達へ

  • ソフトバンクグループが10億米ドルを出資
  • 本出資は米フロリダ州エクスプロレーション・パークの新施設における次世代衛星のエンジニアリングと大量製造をサポート
  • 今後4年間で米国にて、技術、製造、関連支援業務に関わる約3,000人分の新規雇用創出予定
  • 米国の地方や新興国へ向けて従来よりも低廉な価格で高速インターネットの提供を加速
  • テクノロジーの応用と経済成長を促進させるインフラ構築という両社共通のコミットメントを反映

2016年12月19日
OneWeb Ltd.
ソフトバンクグループ株式会社

全世界にブロードバンドを提供できる衛星コンステレーションの構築を目指しているOneWeb Ltd.(以下「ワンウェブ」)とソフトバンクグループ株式会社(以下「ソフトバンク」)は、ソフトバンクならびにワンウェブの既存株主がワンウェブへ12億米ドル(約1,416億円)を出資することについて合意しましたのでお知らせします。総額の内、10億米ドル(約1,180億円)分はソフトバンクからの出資となります。

本日発表した12億米ドルの出資により、ワンウェブの革新的な技術開発と世界で唯一の大量衛星製造工場の建設が促進されます。米国フロリダ州エクスプロレーション・パークにできるこの新工場は、一週間につき15基もの衛星を、従来の製造費と比較してもかなりの低コストでの製造が可能で、これからワンウェブは、製造、打ち上げ、衛星通信網の構築・運用に向けての取り組みを加速させていきます。今後4年間で米国において、技術、製造、関連支援業務に関わる約3,000人分の新規雇用を創出することになると見込んでいます。

また本出資によって、いまだにインターネットにつながっていない世界中の全学校に対して2022年までにインターネット接続を提供していくなど、世界中の人々に従来よりも低廉な価格の高速インターネットサービスを提供していきます。さらに、ワンウェブの先端技術を活用し、個人向けブロードバンド、コネクテッドカー、携帯電話網のバックホール、IoTなどに関わるグローバルマーケットへも提供していきます。また、ワンウェブは、米国フロリダ州エクスプロレーション・パークにある同社の新工場において2018年から衛星の製造を開始する予定です。

ワンウェブは、従来よりも低廉な価格で全ての人にインターネットを提供することをミッションに掲げ2012年に設立されました。同社の革新的な技術により、より低コストで迅速に大量製造できるような全く新しい衛星の設計と製造を実現していきます。同社の既存株主には、Qualcomm Incorporated、Airbus Group、Bharti Enterprises、EchoStar Corp.の子会社のHughes Network Systems、Intelsat、The Coca-Cola Company、 the Virgin Group、Grupo Salinas Companyのグループ会社のTotalplayが名前を連ねています。

低リスクの最新製造技術による低コスト化メリットと、衛星通信業界でも最速レベルのスピード、パフォーマンス、低遅延という特長をもったインターネットを全世界に提供するため、ワンウェブは、実現すれば過去最大となる720基以上の低軌道衛星で構成される衛星コンステレーションを構築することを計画しています。

最大毎秒10テラビット以上もの大容量のキャパシティと、LTE、3G、2G、Wi-Fiを搭載したユーザー端末の組み合わせにより、この衛星ネットワークシステムは、携帯電話事業者やインターネット接続サービス事業者が、新たにサービス提供範囲を拡充するために低コストで活用できるもので、音声やデータ通信サービスを米国や世界中の個人、法人、学校、医療機関やその他の利用者へ提供することが可能となります。

ソフトバンクグループ株式会社 代表取締役社長の孫 正義は次のように述べています。
「ソフトバンクには、これまで、未来を切り開く革新的で、社会の基盤になるようなテクノロジー分野へ投資してきた長い歴史があります。ワンウェブは、フロリダ州にある製造工場から世界中のインターネットアクセスを変革させる準備をしている非常にエキサイティングな会社です。今月初めに次期大統領のトランプ氏とお会いして、米国に投資を行い雇用も創出するという私のコミットメントについてお話しました。今回の投資は、そのコミットメントの第一歩です。アメリカはこれまでいつの時代でもイノベーションと技術開発の中心であり、われわれがグローバルにつながったエコシステムの構築に携わることで、その成長の加速に関わることができ大変うれしく思います」

ワンウェブの創業者のグレッグ・ワイラーは次のように述べています。
「私はこれまで長い間、孫氏の実績とテクノロジーで支えられた世界の未来を見通す彼のビジョンに対して尊敬の念を抱いてきました。ソフトバンクを長期的な投資家として、また戦略的パートナーとして迎えることを光栄に思います。ソフトバンクからの出資は、ワンウェブの進化と今後の成功を保証し、われわれの戦略的な事業成長プランも加速させてくれるものです。世界には、インターネット接続を享受できない人々が40億人以上います。その人々に従来よりも低廉な価格でブロードバンドを提供できるグローバルなナレッジ・インフラを構築するミッションをともに実行していくことを楽しみにしています」

本取引は、特定の取引条件を満たすことと政府当局からの認可取得を前提として2017年3月31日に終了する3カ月間中に手続きが完了する予定です。本出資に伴い、ソフトバンクグループ株式会社 取締役のロナルド・フィッシャーがワンウェブの取締役として参画する予定です。

[注]
  • 1米ドル=117.63円(2016年12月19日時点)で換算。

ワンウェブについて

ワンウェブは、世界中の何十億もの人々にインターネットアクセスを提供できる低軌道衛星コンステレーションによるコミュニケーションネットワークを構築し、従来よりも低廉なインターネットアクセスを全ての人々に提供するというミッションを掲げています。この最大毎秒10テラビット以上もの大容量のキャパシティをもつネットワークは、携帯電話事業者やインターネット接続サービス事業者が、新たにサービス提供範囲を拡充するために活用できるもので、低価格の音声やデータ通信サービスを米国や世界中の個人、法人、学校、医療機関やその他の利用者へ提供することが可能となります。

米国フロリダ州エクスプロレーション・パークで、2018年から稼働開始が予定されているワンウェブの衛星製造工場(イメージ図)

米国フロリダ州エクスプロレーション・パークで、2018年から稼働開始が予定されているワンウェブの衛星製造工場(イメージ図)

米国フロリダ州エクスプロレーション・パークで、2018年から稼働開始が予定されているワンウェブの衛星製造工場(イメージ図)

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