CSRトピックス 2009年

2009年 宮崎春季キャンプでの環境への取り組み “ホークスビレッジ環境宣言”

福岡ソフトバンクホークス株式会社(以下、福岡ソフトバンクホークス)は、2008年より“ホークスビレッジ環境宣言”を掲げ、宮崎春季キャンプの来場者や地元商店街の皆様と協力して、“日本一きれいなキャンプ地づくり”を目指した活動を行っています。

日本一きれいなキャンプ地づくりを目指して


ホークスビレッジ環境宣言

2009年2月1日から1ヵ月間にわたって、福岡ソフトバンクホークスの春季キャンプが宮崎県宮崎市 の「生目の杜運動公園」で行われ、昨年に引き続き、“ホークスビレッジ環境宣言”に沿って、さまざまな環境への取り組みが実施されました。プロ野球のキャンプ地での環境への取り組みは、この“ホークスビレッジ環境宣言”が12球団の中で初めての試みです。2年目を迎えた今年は、昨年以上に地元企業や来場者の皆様のご協力を得ることができ、宮崎春季キャンプでの恒例の活動として定着しつつあります。

“ホークスビレッジ環境宣言”とは、宮崎県で行われる春季キャンプが5年目を迎えた2008年に、福岡ソフトバンクホークスと宮崎市観光協会が策定した、“日本一きれいなキャンプ地づくり”を目指すための宣言文です。春季キャンプ期間中に見学に訪れた来場者数は、およそ20万人。環境に配慮した快適なキャンプ地を実現するには、来場者の皆様と、来場者を迎える地元商店街や会場出店者の皆様のご協力が欠かせません。そのため“ホークスビレッジ環境宣言”は、春季キャンプで推進する取り組みとして、「ゴミの分別・再利用」、「二酸化炭素の削減」、「クリーンエネルギーの利用」、「分煙」の4つのテーマを設定しており、さまざまな関係者が目的や方向性を共有しながら、環境への取り組みを行うための礎となっています。

ゴミを徹底分別、生ゴミはその場で堆肥に


ゴミの分別回収拠点「エコ・ステーション」

“ホークスビレッジ環境宣言”で掲げるテーマの一つが、「ゴミの分別・再利用」です。会場内で出されるゴミの分別回収を徹底し、資源のリサイクルを推進するため、会場内にゴミ箱は一切設置されていません。代わりに、南九州コカ・コーラボトリング株式会社のご協力により、ゴミを分別回収する拠点として「エコ・ステーション」を会場内の2カ所に設置。隣接するブースでは、イオン九州株式会社のご協力で、ペットボトルのキャップの回収やレジ袋削減キャンペーンが実施されました。また、ホークスビレッジ内の飲食物などの販売店では、リサイクル可能な容器や食器を使用する取り組みも行われました。期間中に回収された資源ゴミの量は、廃プラスチック180kg、空き缶670kg、ペットボトル1,060kg。これらは、廃棄物処理業者により適正に処理され、リサイクル商品として再利用される予定です。


生ゴミはバイオ菌の力で分解処理

ホークスビレッジの一角には、自然環境に生息する微生物の働きを利用して、生ゴミに含まれる有機物を水蒸気と炭酸ガスに分解するバイオ式の生ゴミ処理機が設置されました。ホークスビレッジで出される生ゴミの量は、1日平均20〜30kg、多いときで60kgに及びます。エコ・ステーションで分別回収された生ゴミをこの処理機へ投入し、一定の温度を保ちながらかき混ぜると、6時間後には土のようにサラサラとした状態になります。森で落ち葉などが自然分解されていく工程を短時間で安全に行うことができる生ゴミ処理機に、来場者は興味津々の様子でした。キャンプ地で生成された堆肥・肥料は、宮崎中央農業協同組合のご協力で作られた水田で利用され、今年の秋には、ホークスの名を冠した早場米「ホークス米」が収穫されることになっています。

回収したペットボトルでできたエコバッグも発売


回収されたペットボトルで作られたエコバッグ

ホークスビレッジ内では、昨年の春季キャンプで回収されたペットボトルを原料に製作した「エコバッグ」が販売されました。ゴミをできる限りリサイクルすることを掲げる“ホークスビレッジ環境宣言”を具体化する取り組みとして、回収されたペットボトルを再利用したリサイクルポリエステル100%の「Happy Come-Bag(ハッピーカムバッグ)」を製作。ファンと選手が触れ合うことのできるホークスビレッジが、環境への取り組みによってこれまで以上にきれいで安全なキャンプ地になることで「来場者も地球もハッピーに」という思いを込めて名づけられたものです。「バッグ」には、“袋”(Bag)と“資源が循環する(Back)”の2つの意味が込められています。模様としてあしらわれた四つ葉のクローバーで「ホークス」・「ファン」・「宮崎」・「地球」が、そしてテントウムシで「エコ(環境)」が、表現されています。このバッグの収益金は、来年以降の宮崎キャンプのより良い環境づくりに利用されます。

地球温暖化防止などの取り組みも

“ホークスビレッジ環境宣言”では、「二酸化炭素の削減」と「クリーンエネルギーの利用」、さらには「分煙」もテーマとして設定されています。そこで、自動車が排出する二酸化炭素の量を抑制することにより地球温暖化防止に取り組むため、「宮崎春季キャンプガイド」やキャンプ地の案内チラシに、バスなどの公共交通機関を利用するための詳しい情報を掲載し、来場されるお客様に公共交通機関の利用促進を呼びかけました。また、ホークスビレッジで使用する電力のうち4,000kw/hについては、バイオマス発電*によるグリーン電力を使用しています。これにより、春季キャンプ期間中の消費電力量の約7割をグリーン電力でまかなったことになります。これらの環境保全の取り組みとあわせて、タバコを吸う方も吸わない方も快適に見学ができるよう、分煙を徹底し、来場者が安心して遊べる快適なキャンプ地づくりも行われました。

キャンプ地でユニークな環境への取り組みを行う福岡ソフトバンクホークス。“日本一きれいなキャンプ地づくり”を目指す試みは、宮崎春季キャンプを訪れる多くの人々にとって、環境について身近に考え行動する貴重な学びの機会ともなっています。

(掲載日:2009年5月15日)

[注]
  • *生ごみや牛の糞尿などのバイオマス(量的生物資源)を用いたエネルギー利用。
  • *内容は掲載当時の情報です。記載されている会社名、サービス名、肩書などは現在と異なる場合があります。