CSRトピックス 2009年

環境に対する社員の意識向上を目指してソフトバンクグループ「エコ月間2009」

ソフトバンクグループでは、環境に対する社員の意識向上を図ることを目的として、今年度より7月を「エコ月間」と位置づけ、「他部門の取り組みから学ぶ」「地球温暖化問題について知る」「自然環境の大切さを体感する」という3つの切り口から啓発活動を実施しました。

「エコ・アクション報告会」 ~他部門の取り組みから学ぶ~

ソフトバンクグループ各社の環境への取り組みについて、会社や部門を越えてグループ全体で共有する場として、「エコ・アクション報告会」が開催されました。「使用済み携帯電話のリサイクル」(ソフトバンクモバイル株式会社)や、地球温暖化対策として長期目標を掲げて取り組んでいる「通信設備での省エネルギー化」(ソフトバンクテレコム株式会社)、外気を活用して空調の高効率化を実現した「環境配慮型データセンター『アジアンフロンティア』」(株式会社IDCフロンティア)をはじめとする計6件について報告が行われました。

中でも参加者の関心を集めた報告は、「ソフトバンクBBコールセンターにおける100%ペーパーレス化」です。ソフトバンクBB株式会社が情報セキュリティ対策の一環として2004年から推進しているコールセンターのペーパーレス化(業務における紙使用の全廃)は、紙資源の節約や業務の効率化・品質改善に高い成果をあげています。「紙を使って行っていた従来の業務をペーパーレス化する際、関係者の理解をどのように得ながら進めたのか」など、参加者から多くの質問が寄せられ、実体験からヒントを得て自部門での取り組みに活かそうと、活発な情報交換が行われました。

報告会の終了後に行ったアンケートでは、「通信事業者としての強みを活かして、法人のお取引先様の事業活動における環境負荷削減に貢献できるサービスをつくっていきたい」「お客様にも参加していただいて一緒に取り組める環境活動を展開できるとよい」といった、今後の取り組みへの意欲にあふれた意見が寄せられました。

[注]
  • *12009年4月1日付で、ソフトバンクIDC株式会社は株式会社IDCフロンティアに社名変更をいたしました。

「エコ・シアター&講演会」 ~地球温暖化問題について知る~

ソフトバンクグループが提供する携帯電話やインターネットなどのサービスは、空気中の二酸化炭素増加の一因となっている電力の使用と深い関わりがあります。そこで、二酸化炭素などの温室効果ガスの増加によって引き起こされる「地球温暖化」について学ぶ場として、米国の元副大統領アル・ゴア氏主演のドキュメンタリー映画「不都合な真実」の社内上映会を行いました。上映会の翌週には、「不都合な真実を越えて~企業に求められる視点とは~」と題して、環境問題に関する講演・執筆・翻訳で幅広く活躍されている枝廣 淳子氏による講演会を開催し、温暖化は人々の暮らしにどのような影響を与えるのか、二酸化炭素の排出を抑えるために社会のルールがどう変わろうとしているのか、またそのことが企業活動にどのような影響を及ぼすのかなどについて講演していただきました。

映画や講演会では、現状のまま地球温暖化を防ぐための有効な対策を打たなかった場合を想定した、1950年~2100年の地表の温度変化を1分間で示すシミュレーションがスクリーンに映し出されました。温度上昇を示す赤や黄色に変わっていく地球の様子に、参加した社員は衝撃を受けた様子でした。参加者からは、「自分たちが思っている以上に地球の現状は深刻なのだということに気付かされた。今回得た知識を周囲へ伝え、日常の業務を見直すことから始めたい」「未来のあるべき姿や目標を明確にし、それに向かって今私たちがやるべきことを考え、行動することが必要だということを学んだ」「担当業務での環境配慮の取り組みをさらにステップアップさせていきたいという思いが強くなった」という声が寄せられました。

「親子エコ学習」「尾瀬自然学校」 ~自然環境の大切さを体感する~

自然の素晴らしさや大切さを体感できる機会を提供しようと、2件の体験学習プログラムを東京電力株式会社(以下 東京電力)にご協力をいただき、実施しました。その一つが、ソフトバンクグループの社員と、その家族約30名が参加して行われた、横浜火力発電所での「親子エコ学習」です。みなとみらいを臨む海沿いに立地する横浜火力発電所は、風力発電設備やビオトープ(さまざまな生き物が生息するとんぼ池)を敷地内に有する“人と環境の調和を目指した都市型発電所”です。環境に配慮した高効率の発電方式を採用した発電施設を見学して電気の仕組みについて学んだ後、木々や草花に覆われたビオトープで自然観察を行いました。チョウトンボやショウジョウトンボ、アオスジアゲハなど、普段見かけることのない生物に子どもたちは目を輝かせ、親たちもインタープリター(自然解説員)の説明に興味深く聞き入っていました。

もう一つの体験学習プログラムが、1泊2日の「尾瀬自然学校」です。ソフトバンクグループ社員とその家族・友人の計20名が、東京電力の自然学校スタッフ2名の案内で尾瀬ヶ原を散策しながら自然観察を行いました。宿泊した「東電小屋」では、観光客によって踏み荒らされた尾瀬アヤメ平の環境を復元するための長年にわたる地道な取り組みや、山小屋での排水浄化や太陽光発電について、東電小屋副支配人を務める、東京電力環境保全スタッフの出口 勝康さんからお話をうかがいました。地球温暖化の影響によって厳寒の尾瀬でも越冬できる鹿の頭数が増え、尾瀬ヶ原の植物が食い荒らされる被害が深刻化していることも学びました。

ごみ持ち帰り運動の発祥の地である尾瀬では、自分で出したごみはすべて自分で持ち帰ることが定着しています。これに加えて東京電力が呼びかけを行っているのが、尾瀬を訪れた人による「グリーンボランティア」(ごみ拾いボランティア)です。今回参加したソフトバンクグループの一行も、「守ろうみんなできれいな尾瀬を」と書かれたワッペンをつけて、散策の合間に落ちているごみを拾いながら歩きました。参加者からは、「個人として、家族として、そしてソフトバンクグループとして、環境に負荷をかけないようにする取り組みを続けていくことが大切だと思った」「環境を守り続けることの大切さとともに、環境を守るには多くの労力や経済的負担もかかるということについて考えることができた」などの感想が寄せられました。

ソフトバンクグループは、今後も、社員一人ひとりの環境への関心を高めるための啓発活動に取り組み、日々の事業活動において、環境への配慮をいっそう実践してまいります。

(掲載日:2009年9月15日)

  • *内容は掲載当時の情報です。記載されている会社名、サービス名、肩書などは現在と異なる場合があります。