CSRトピックス 2010年

環境に対する社員の意識向上を目指して ソフトバンクグループ「エコ月間2010」

ソフトバンクグループでは、環境に対する社員の意識向上を目的として、毎年7月を「エコ月間」と位置づけ、社員への啓発活動を行っています。2010年度は、エコ(環境)を「学ぶ」「体験する」「実践する」の3つの切り口で啓発活動を行いました。

エコを「学ぶ」 ~地球環境の現状を知り、自分にできることを考える~

地球環境について理解を深め、何ができるかを考える契機とするため、環境ドキュメンタリー映画の上映会を開催しました。上映作品は、俳優のレオナルド・ディカプリオが製作した「THE 11th Hour」です。この映画は、地球温暖化による異常気象や生物多様性の急速な喪失など、差し迫った状況にある地球環境について50名を超える科学者らのインタビューを収録したものです。視聴した社員からは「普段の生活が環境を破壊していることの恐ろしさと難しさを痛感した」「豊かさについて考え直すきっかけになった。人類も地球という生命圏の一員であると改めて認識できた」「身近ですぐにできることから取り組んでいきたい」といった感想が寄せられました。

また、「自然がくれた人間力」をテーマに、都会から農村に移り住んだ経験に基づく講演をタレントの高木 美保さんに行っていただきました。「悩みや病気の克服のきっかけとなった自然の偉大さに感銘を受けた」「自然の大切さを次の世代に伝えていける責任ある大人になりたい」といった感想とともに、「環境についての正しい情報の共有や教育、ペーパーレスの推進、自然と共生する暮らしに、ソフトバンクグループの事業を通して貢献できると思う」などの意見が寄せられました。

エコを「体験する」(1) ~大自然に触れ、その大切さを知る~

自然の素晴らしさを体感する機会として、東京電力自然学校が主催する、尾瀬での自然体験プログラムにソフトバンクグループの社員と家族・友人 約20名が参加しました。参加者はまず「尾瀬ぷらり館」に立ち寄り、尾瀬が「ゴミ持ち帰り運動」の発祥の地であることや、外来植物の侵入を防ぐために、靴底に付着した種子を落とすマットを入山口に敷いていることなど、尾瀬の生態系を守るための様々な取り組みについて説明を受けました。その後、東京電力自然学校のスタッフの方の案内で、ニッコウキスゲやワタスゲなど夏の草花が見ごろの尾瀬ヶ原を散策しました。宿泊施設は、太陽光パネルと合併処理浄化槽設備を備えた東電小屋です。同小屋支配人から、ハイカーによって踏み荒らされた尾瀬の自然を復元する取り組みが続けられていることを知った参加者は、「一度は荒廃した自然が長年の努力によって回復していることに感動した」「山小屋の荷物とゴミを背負って運んでいる“歩荷(ぼっか)さん”を見て、自然のためにもゴミはいつでもどこでも持ち帰ろうと思う」と感想を述べていました。

このほか、サンショウウオなど清流に生息する水生生物の観察や、尾瀬戸倉の森で多様な生態系を取り戻すための植林地の見学が行われました。中でも、14年目の植林地を訪ねた参加者は、14年の歳月が流れてもまだ幹が細く背の低いブナの樹に驚き、森を育てていく年月の重さを感じていました。

エコを「体験する」(2) ~発電の仕組みについて学び、都会の自然に触れる~

日々の暮らしに欠かせない「電気」について学ぶとともに、都会にある豊かな自然に触れる機会として、東京電力自然学校が主催する横浜火力発電所の見学会と自然観察会に、ソフトバンクグループ社員15組が親子で参加しました。横浜火力発電所は、高効率で環境にやさしい発電方式が導入され、広大な敷地の4分の1が緑化された、“人と環境の調和を目指した都市型発電所”です。敷地内にはビオトープ(とんぼ池)も設けられ、「生物多様性保全につながる企業のみどり100選」に認定されています。

発電所見学会では、巨大な発電機が設置されている発電所内部を案内していただき、電気の使用量に応じてリアルタイムで発生量が調整される様子を見学しました。さらに、ミニチュアの発電機を使って発電の仕組みを体験しました。一方、自然観察会では、東京電力自然スタッフの方の案内で、土の中に生息するダンゴムシやミミズなどの土壌動物を観察し、落ち葉が土壌動物の食物として分解されて土になる“自然の循環”の仕組みや、マツの葉が光合成の過程で空気の汚れを吸い取ることを教えていただきました。また、敷地内に生えているクスノキやミカンの木に集まるアオスジアゲハや、ビオトープに生息するさまざまな種類のトンボを観察しました。虫取り網を手渡された子どもたちは、夢中で追いかけて楽しんでいました。参加した社員からは、「親子で自然に触れ合う貴重な機会になった」「効率的な発電方法など技術の進歩を知り、勉強になった」という声が寄せられました。

エコを「実践する」 ~各部門や家庭での取り組みを共有~

各部門や家庭で実践されている環境への取り組みについて学び合う場として、ソフトバンクグループのイントラネット上で社員が自由に意見や感想を投稿する試みを行ったほか、ソフトバンクグループ各社が取り組んでいる環境活動を共有する「エコ・アクション報告会」を開催しました。報告会では、データセンター事業を展開しているIDCフロンティア株式会社が、外気空調を採用した空調消費電力の削減や、サーバ集約や仮想化技術によるエネルギー効率化を通して、データセンターでのCO2排出量を大幅に削減している事例を発表しました。そのほか、ソフトバンクモバイル株式会社のデータセンターにおけるサーバルームで発生する熱の冷却方法の改善事例や、モバイルインターネットを中心とした情報提供サービスを手がけているリアライズ・モバイル・コミュニケーションズ株式会社が普及に取り組む、IT技術を活用した新たな交通手段「コミュニティサイクル」が報告されました。

ソフトバンクグループは、環境に対する社員の意識向上に継続して取り組み、業務や生活における環境配慮を促進するとともに、豊かな環境を将来世代に引き継いでいくために事業を通じた環境分野の貢献に引き続き取り組んでいきます。

(掲載日:2010年8月18日)

  • *内容は掲載当時の情報です。記載されている会社名、サービス名、肩書などは現在と異なる場合があります。