CSRトピックス 2011年

積極的な障がい者雇用を実現 多様な人材の雇用と育成

1990年の設立以来、IT商材の物流事業を展開するソフトバンク・フレームワークス株式会社(以下「ソフトバンク・フレームワークス」)では、2009年12月より、障がいのある方々が活躍できる体制を整え、積極的に雇用を促進しています。多様な人材の雇用と育成の在り方について、ソフトバンク・フレームワークス コミュニケーションサポート本部 コミュニケーションデバイス部 池田 勝にインタビューしました。

障がいのある方々が活躍できる場に

インタビュアー:
積極的に障がい者雇用を始めたきっかけを教えてください。
池田:

ソフトバンク・フレームワークスは、パソコンやパソコン周辺機器など、いわゆるIT関連商品を中心とした物流サービスを提供しています。そして製品を管理する事業所では、製品の種類ごとの選別を行っています。この選別業務については、当社 代表取締役社長の中本 浩が、「意思表示やコミュニケーションが苦手な知的障がいのある方々が活躍できる場にしたい」と考えたことがきっかけで、障がいのある方にも従事いただけるようにと障がい者雇用の取り組みを始めました。法律では、民間企業における「障害者雇用率」が定められていますが*1、我々は2009年12月より、その枠に捉われることなく、会社独自の方針として積極的な障がい者雇用を行っています。
また、障がいの有無に関わらず、ともに働くことで新たな発見やスキルアップが生まれ、全従業員が切磋琢磨できる環境づくりにも取り組んでいます。

インタビュアー:
障がいのある方々を雇用するうえで、工夫していることはありますか。
池田:

障がいのある従業員が安心して業務を行うことができるよう、専門の資格を持つ「ジョブコーチ」が作業を指導する体制を整えています。
また、従業員はもちろん、そのご家族にも参加していただける社内イベントを定期的に開催し、障がいのある従業員のご家族の方々にも、仕事に対する安心感や会社に対する信頼感を持っていただけるよう努めています。このイベントは、家族同士のコミュニケーションの場としてもご好評をいただいています。

企業の成長に寄与する雇用

インタビュアー:
社外でも障がい者雇用に取り組んでいるそうですね。
池田:

近隣の特別支援学校の生徒に、毎週5時間程度、職場体験の機会を提供しており、実体験を通じて仕事の楽しさを感じていただきたいと考えています。
また、2011年10月3日(月)から7日(金)には、千葉県柏市と連携し、障がいのある一般の方々を対象とした職場体験を実施しました。このようなさまざまな取り組みの結果、2011年10月に、障がい者雇用に対する理解と促進を図る千葉県より、障がいのある人を積極的に雇用し、障がいのある人もない人も共に働いている事業所として「笑顔いっぱい!フレンドリーオフィス」に認定されました。

インタビュアー:
障がい者雇用によって、職場にはどのような効果が生まれていますか。
池田:

従業員のコミュニケーション能力の向上が図られていると思います。知的障がいのある従業員と話す場合はできるだけ分かりやすく伝えるなど、従業員一人ひとりが積極的に会話を工夫する環境ができています。そして、職場での効果として特に顕著な例は業務マニュアルなどの社内文書に表れました。知的障がいのある従業員でも理解できるよう、従来の内容を簡略化、明確化するという改善が施され、生産性の向上につながっています。また、障がいのある従業員が安心して業務を行うことができる職場環境を維持するため、社員自らが考え、行動することで、職場における良好な人間関係の構築にも寄与していると考えています。今後は、障がいのある従業員のご家族を対象とした「親の会」を定期的に実施して、お互いの情報を交換し、よりよい雇用体制と職場づくりに精励していきます。

(掲載日:2011年11月15日)

[注]
  • *1「障害者の雇用の促進等に関する法律」において、民間企業に義務付けられている「障害者雇用率」(法定雇用率)は1.8%。
  • *内容は掲載当時の情報です。記載されている会社名、サービス名、肩書などは現在と異なる場合があります。