CSRトピックス 2012年

子どもたちの安心・安全なスマートフォン利用を目指す「考えよう、ケータイ・スマートフォン」

ソフトバンクモバイル株式会社(以下「ソフトバンクモバイル」)とNPO法人 企業教育研究会(以下「企業教育研究会」)は、子どもたちが安心・安全にスマートフォンを利用するための新教材「考えよう、ケータイ・スマートフォン」を制作しました。学校の授業内でスマートフォンの利用に際してのルールなどを学ぶことができる教材として、2012年6月29日(金)より全国の学校教育機関やPTA、地域の協議会などへ順次配布しています。今回は、教材の制作に携わったソフトバンクモバイル 総務本部 CSR企画部 推進課 八木 真実子にインタビューしました。

スマートフォンの普及に対応した新教材

「考えよう、ケータイ・スマートフォン」とは、どのような教材なのでしょうか。

八木:「考えよう、ケータイ・スマートフォン」は、子どもたちにスマートフォン利用に関するルールなどを指導するための教材です。従来の携帯電話とスマートフォンの違いや、SNSなどインターネット上での情報発信の仕方に焦点を当てた内容となっています。教材は、DVD映像と授業の指導案が一緒になった小冊子で、学校の現場で指導される先生方や保護者の皆さま自身が、特別な研修を受けなくとも授業ができるよう構成されています。

ソフトバンクモバイルと企業教育研究会は、子どもたちが携帯電話の安心・安全な使い方について学ぶことができる環境をより広く整えることを目的に、学校の授業内で携帯電話の使用ルールやマナーを学ぶ教材パッケージを全国の小・中学校に無料で提供する「考えよう、ケータイ~情報モラル授業プログラム~」を、2008年12月より実施しています。人間関係や情報発信を主なテーマとした教材「考えよう、ケータイ」を2008年に、家庭でのルールづくりやコミュニケーションについて扱った教材「みんなで考えよう、ケータイ」を2010年に制作、配布しています。

今回新たに、スマートフォン利用者向けの教材を制作した経緯を教えてください。

八木:ここ数年でスマートフォンが急速に普及してきたため、学校や地域社会から「子どもたちのスマートフォン利用」に関する情報提供や教材のご要望など、さまざまな声をいただくようになりました。またソフトバンクモバイルでは、“モバイルインターネットNo.1”を掲げるソフトバンクグループの一員として、情報モラル教育への貢献の面でも、いち早くスマートフォンに対応していきたいと考え、今回の教材制作を企画しました。企画した当初は、スマートフォンを取り上げた情報モラル教育の教材には前例がなく苦労しましたが、千葉大学 教育学部 藤川 大祐教授に監修いただき、企業教育研究会、株式会社NHKエデュケーショナルのご協力の下、オリジナルの新教材を制作することができました。

先生、保護者、子どもが共に学べる環境を整える

実際に教材を利用された先生や生徒の皆さまの反応はいかがですか。

八木:この教材は、授業で教えられるよりも前に自分で気付き、考えることを狙いとしています。このため、授業を受けた生徒の反応やアンケートの回答を見ると、それぞれ心に響いた部分が異なっていることが分かります。「自分では何も考えずにやっていたことが、深く考えると怖いことだと分かったので気をつけたい」「今日の授業でSNSの使い方を見直そうと思った。反省すべき点が思い返せてよかった」「自分が無意識に勉強中にもスマートフォンを触っていたことに気付いた」など、知識として「分かった」だけではなく、心に「響いた」という反応が見られ、とてもうれしく思っています。

先生方からも、「スマートフォンを“何気なく”使っている、ついつい“のめり込んでしまう”というところに落とし穴があることが分かった」「授業の進行方法の説明が丁寧で分かりやすかった」という声をいただきました。ドラマ仕立ての映像教材は、演出や脚本が中高生に響くように制作されているので、大人の方には必ずしも共感いただけない部分でも、実際の授業ではとても反応が良いようです。

今後の活動の展望についてお聞かせください。

八木:情報モラル教育を行う先生や保護者の皆さまへのサポートを強化していきたいと考えています。目指しているのは、いつもそばで子どもたちを見守っている先生や保護者の皆さまに、子どもたちと一緒に携帯電話との付き合い方を考えていただける環境づくりです。先日、教材活用のための研修会の実施に加え、「考えよう、ケータイ」のWEBサイトをリニューアルしました。これは、携帯電話関連の新しいサービスが次から次へと生まれる中、情報モラル教育に関心をお持ちの方へ、関連する最新情報を提供することを目的の一つとしています。WEBサイトでは、授業を行う上でお困りの点や内容へのご要望を受け付ける投稿フォームも設けておりますので、ぜひご活用いただければと思います。

こうした情報モラル教育を支援する活動が、子どもたちが安心・安全な携帯電話との付き合い方を身につけていく一助になることを、心から願っています。

(掲載日:2012年8月16日)

  • 内容は掲載当時の情報です。記載されている会社名、サービス名、肩書などは現在と異なる場合があります。