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「ツール・ド・東北 2013 in 宮城・三陸」にて「TOMODACHI ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム」参加の高校生がブースを展開

2013年11月3日、東日本大震災の復興支援および、震災の記憶を未来に残していくことを目的に、株式会社河北新報社とヤフー株式会社の共催で、宮城・三陸エリア(石巻市、女川町、南三陸町)を舞台にしたサイクリングイベント「ツール・ド・東北 2013 in 宮城・三陸」が開催されました。メイン会場に設置されたソフトバンクブースでは、「TOMODACHI ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム※」に参加した石巻市在住の高校生が主体となり、トークセッションなどを行いました。

石巻市に住む高校生の復興への思い

「ツール・ド・東北 2013 in 宮城・三陸」(以下「本大会」)には、全国から1,300人以上が参加し、津波の被害に遭った沿岸部を自転車で疾走しました。気温が低く、吐く息が白く見える中、早朝6時半から本大会はスタートしました。出場者は、グルメフォンド(約60km)、メディオフォンド(約100km)、グランフォンド(約160km)の3コースに分かれ、最高標高が92mに達する約2kmの上り坂などに四苦八苦しながらも、それぞれの思いを胸に被災地を駆け抜けました。コースの沿道では、仮設住宅に住んでいる方を含む大勢の地元住民の皆さんが、旗を振って出場者に声援を送っていました。出場者からは「大勢の住民の皆さんが沿道で声援を送ってくれて励みになった」「地元の方の温かさを感じる大会だった。来年もぜひ参加したい」といった声が寄せられ、参加者と被災者がお互いに元気を送り合えるような、笑顔あふれるイベントとなりました。

スタートおよびゴール地点となった石巻市のメイン会場に設置されたソフトバンクブースでは、「TOMODACHI ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム」に参加した石巻市在住の高校生約10人が主体となり、自身の被災体験や夢をテーマとしたトークセッションを実施しました。また、自分たちで作成したポスターを用いて、石巻市の魅力を伝えるイベントを行いました。来場された方の中には、本大会がきっかけで初めて被災地を訪れた方も多く、高校生たちの被災体験を聞いて涙を流される方もいました。生徒たちが夢を語る姿に「大変な経験をしながらも、高校生が懸命に、そして必死に考え、夢を持って歩む姿に感動した」「高校生が積極的かつ主体的に行動していて、石巻市の未来に希望を持てた」など、心を動かされたという感想が多く寄せられました。このブースには、2日間を通して230名以上の方にお越しいただきました。

今回、ブースのリーダーを務めた石巻市の高校2年生 山田 はるひさんは「私たちが震災を体験して成長した姿や、石巻市の良いところをもっと知ってもらいたい」と語りました。

なお、今回使用された本大会PR動画は、同じく「TOMODACHI ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム」に参加した生徒で、将来、映画監督になりたいという夢を持つ、高校2年生の三品 万麻紗さんにより制作されたものです。この動画は、三品さんが監督、インタビュアー、ナレーターを兼ねて制作し、同プログラムに参加した岩手、宮城、福島3県の高校生のインタビューを中心に構成されており、地元愛を熱く語る高校生たちを取り上げました。

ソフトバンクブースで被災体験を語る高校生の様子

ソフトバンクグループでは今後も、被災地の高校生たちのサポートだけではなく、復興に向けたさまざまな活動を支援し続けます。

  • ※ 
    TOMODACHI ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム:東日本大震災で被災した東北の高校生をカリフォルニア大学バークレー校で開催される3週間の短期留学に無償招待するプログラム。

(掲載日:2013年12月11日)